ナマクアヒメアダー
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?ナマクアヒメアダー | ||||||||||||||||||||
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Bitis peringueyi |
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分類 | ||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||
Bitis peringueyi (Boulenger, 1888) |
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和名 | ||||||||||||||||||||
ナマクアヒメアダー | ||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||
Dwarf puff adder Peringuey's adder |
ナマクアヒメアダー (Bitis peringueyi ) は、爬虫類 有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科Bitis属に分類されるヘビの一種。ナミビア共和国のナミブ砂漠にのみ生息する。有毒。
[編集] 特長
本種は世界最小の毒蛇といわれ、全長は20cmほど。体色は砂地に目立ちにくい茶褐色で、白っぽい斑紋がまばらに並んでいる。頭は三角形で、目は他のクサリヘビとは違い、上向きに付いている。これは砂に潜って獲物を待つという本種の特性に応じた進化であるといえる。また、マムシとは違い、ピット器官は持たない。
[編集] 生態
ナミブ砂漠にのみ生息する。餌は砂漠性のトカゲ。獲物量が元々少ないためか、本種は他のクサリヘビとは違い、獲物が死ぬまで噛み続ける傾向がある。
砂漠での移動方法はサイドワインダーと同じで、身体をJやSの字にくねらせて横に進む。そして目的地に到達するとすぐに砂の中に潜ってしまう。
本種の毒は強いが、毒量が少なく、人体への害は少ないと言われている。しかし、本種の非常に近い仲間に、猛毒で恐れられているパフアダーがいるので、油断はできない。
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