ニガクリタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?ニガクリタケ Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer |
||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||
Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
ニガクリタケ |
ニガクリタケ(苦栗茸、Hypholoma fasciculare(Hudson:Fr.)Kummer)はハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属のキノコ。
ほぼ一年中、木材や切り株上などに発生する小型の菌。傘は鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁や柄にあるが、消失しやすい。有毒。毒性は強く死亡例あり。食用であるクリタケと外見が良く似ており、注意を要するが、生のものは味が苦く、飲み込まずに味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままなので注意が必要。
毒成分はトリテルペンのファシクロール(ファシキュロール、fasciculol)E、F[1]で、カルモジュリン阻害作用を持つ。誤食すると、嘔吐・下痢から、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、最悪の場合死に至る。
カテゴリ: 生物分類表使用 | 菌類関連のスタブ項目 | キノコ | 日本の毒キノコ