ニトベギク
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?ニトベギク | ||||||||||||||
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ニトベギク |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Titonia diversifolia A.Gray | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ニトベギク | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Mexican Sunflower |
ニトベギク(腫柄菊、英Tree Marigold、Mexican Sunflower、学名Tithonia diversifolia A.Gray)は、キク科の植物で、中米、東南アジア、アフリカなど熱帯・亜熱帯の地域に広く分布する。 地域によって一年草であったり多年草であったりし、高さは2~5m、茎は直立し、ときには茎が木質化して常緑の低木状になる。頭花は橙色。 原産地は中米・メキシコという説が一般的。
[編集] 日本での利用
- 日本には明治の末に輸入され、観賞用としてまれに栽培されることもある。
- 独特の苦味を持ち、消腫抜毒、清熱解毒の効果があるとされるが、日本では薬用として用いられたことはない。
[編集] 日本以外での利用
- メキシコでは捻挫や骨折、打撲傷の治療薬などとして利用されている。
- 中国南部では皮膚病(水虫)、ほてり止め、利尿、肝炎、黄疸、膀胱炎の治療などに使われている。
- 台湾では生薬市場で売られており、煎じたものが肝機能に良いとされる。
[編集] その他
- 食薬区分では成分本質 (原材料) では医薬品でないものに区分されている。
- タイのメーホンソーン県の県花。
- 新渡戸稲造が日本に持ち込んだので、この和名(ニトベギク)が付いたとの話がある。