パックインミュージック21
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パックインミュージック21(パックインミュージック トゥエンティーワン)は、TBSラジオ系列で1992年4月から1993年9月まで放送していた深夜放送ラジオ番組。
名称からもわかるように、1970年代のTBSラジオの深夜枠を代表する番組だった『パックインミュージック』の復活をコンセプトとしてスタート。月~金・深夜0時~3時の3時間枠でスタートし、0時~2時までの第1部、2時~3時までの第2部の2部構成を取っていた。金曜日にはそれまでTBSラジオのローカル番組として人気を博していた『SURF&SNOW』を持ってくるなど、局側の力の入れ方が窺えた。
パーソナリティのうち数人は前番組「スーパーギャング」から続投。「~21」をタイトルに付けたのは、“21世紀に向けて”という意味合いもあったと言われる。
しかし裏番組のオールナイトニッポンの圧倒的な優位は動かず、人気を誇った立川俊之を除いてパーソナリティを総入れ替えしテコ入れを図ったが、結局21世紀を待つ事無く1年半後の1993年9月で番組は終了した。
目次 |
[編集] 放送時間
[編集] ネット局
- TBSラジオ
- RSK山陽放送
- HBC北海道放送(1992年4月~9月は25:00から、同年10月以降は24:00からスタート)
- RKB毎日放送(1992年4月~1993年9月の全期間、25:00スタート)
- RBC琉球放送(1992年4月~1993年9月の全期間、25:00スタート)
[編集] パーソナリティ
[編集] 月曜日
- 1部 奥居香(1992年4月~12月、スーパーギャングから続投)→ちはる、バカルディ(1993年1月~9月)
- 2部 ちはる、バカルディ(1992年4月~12月、スーパーギャングから続投)→KIX-S(1993年1月~9月)
[編集] 火曜日
- 1部 立川俊之(大事MANブラザーズバンド、1992年4月~1993年9月)
- 2部 春風亭昇太、大川興業(1992年4月~12月、昇太のみスーパーギャング(水曜2部)から続投)→宮川賢(1993年1月~9月)
[編集] 水曜日
- 1部 江口洋介(1992年4月~12月、スーパーギャングから続投)→辻仁成(1993年1月~9月)
- 2部 ルー大柴、ラッキィ池田(1992年4月~9月)→今田耕司、東野幸治(1992年10月~1993年9月)
[編集] 木曜日
- 1部 大鶴義丹(1992年4月~9月)→ルー大柴、ラッキィ池田(1992年10月~1993年9月)
- 2部 長澤義塾(1992年4月~9月)→金谷ヒデユキ(1992年10月~1993年3月)→月替わりパーソナリティ
(1993年4月・佐藤聖子 5月・近藤名奈 6月・広瀬香美 7月・井上睦都実 8月・篠原利佳 9月・古内東子)
[編集] 金曜日
- 1部 「SURF&SNOW」(DJ・松宮一彦、1992年4月~1993年9月)
- 2部 スペシャル・週替わり(1992年4月~1993年9月)
※金曜に限り、「SURF&SNOW」が1・2部ぶち抜きで3時間番組として放送される場合があった。
[編集] 主なコーナー
[編集] ちはる&バカルディ
- ダジャレブルース
[編集] ルー&ラッキィ
- ちんぐり返して逆さおじさん
- 基本的には下ネタの言葉を募集していた。まず逆からの言葉を読み、ラッキィの『おじさんがちんぐり返すと~』のコールの後に正しい方から読んだ言葉を発表。
- ラッキィ池田のファンクラブ名を付けちゃおうコーナー
- カオマの『ランバダ』をBGMにしてネタを紹介。有名人のファンクラブ名を付けようというコーナーだったが、同じTBSラジオの『コサキン快傑アドレナリン』(現在の『コサキンDEワァオ!』)と同じ様に意味ねぇ、くだらねぇネタが多く(有川周一らコサキンのスタッフもこの番組に係わっていたため)、水野晴郎や、里見浩太朗、加藤剛、高橋英樹らがよくネタにされていた。
[編集] 番組の変遷
TBSラジオ系 平日24時~27時の深夜番組(1992年4月~1993年9月) | ||
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前番組 | パックインミュージック21 | 次番組 |
24:00~24:40 SURF&SNOW(月~木)・東京RADIO CLUB 20's(金)
24:40~25:00清水国明・千堂あきほの真夜中ジャンクション(月~金) 25:00~27:00 スーパーギャング |
シンデレラドリーム ミッドナイト☆パーティー |