今田耕司
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今田 耕司(いまだ こうじ、1966年3月13日 - )は、大阪府大阪市中央区谷町出身のお笑いタレント。吉本興業所属。愛称は「今ちゃん」。血液型A型(血液検査で判明するまで本人はO型だと思っていた)。 清風高等学校定時制卒。 吉本総合芸能学院の4期生でピン芸人である。
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[編集] 人物
- 実家は導善寺という浄土真宗のお寺(子供の頃はクリスマスをやってくれた)。父は七三分けの髪型で、会社員と住職を兼任。寺はラブホテル街のど真ん中にあり、彼女とホテルに初めて行ったらフロントのおばさんに「大きなったなぁ」と言われて恥をかいたことがある。また、父親の誕生日は12月25日(クリスマス)。
- 小学生時代のニックネームは「ミッキー」(当時はミッキーマウスに似ていたらしい)
- 先輩の浜田雅功の母校であり、全寮制の日生学園で学んだこともあるが、全寮制の禁欲的な生活に耐えきれず、脱出に成功し退学した。今田がいたころは朝5時起床など凄まじく厳しい生活を義務付けられており、校外への外出は月一度の帰宅時以外許されない。また寮生活は、上級生が下級生を奴隷のように扱うような校風であったらしく、強制的な同性愛行為などもあったらしい。今田が学生時代に最も屈辱的だったのは、先輩の自慰行為の際のエロ本のページめくり役だったという。後に退学した一番の理由は、寮内で男子生徒同士の性交を目撃してしまい、そのうち性欲の抑えが効かない先輩に、貞操を奪われるかもしれないと恐怖するようになったからと告白した。
- その後、清風高等学校定時制に入学。昼間は日本一若い店長になる事を目標にしてラーメン屋で働いていた。ちなみに、清風高校時代のニックネームは、「ださ・ださお」。日生学園を退学(脱走?)直後、丸坊主頭だった為、清風高校の先輩達に「ださ!!!」と言われ、このニックネームが付いた。
- 教師達に対して本人は普通に接してるつもりなのだが、なぜか目の敵にされることが多く「いつか絶対お前を退学にしてやる」等の言葉を多く投げつけられる。しかし、退学処分になる事無く無事清風高等学校定時制を卒業した。
- 後輩芸人からも慕われ、プライベートでは仲間を集めて「コージー's ナイト」と称した飲み会を開催する事もある。
- 極度のきれい好きであり、酔って自宅に戻った後でも部屋の掃除と洗い物は欠かさない程。掃除グッズおたくである。
- 好きな食べ物は、バナナである。
- 「知ったかぶりクイズ!あなた説明できますか」で公表したように、独身であり、それも未婚である。
- 子供好きで東野からは「吉本のマイケル・ジャクソン」と呼ばれている。
- 自分のことを、「俺」と呼ぶ。
- 「たけしの誰でもピカソ」のお笑い居酒屋で、出演していた前田健からハーフの女の子を狙っているとばらされた。ハーフを狙う理由は、どうしても外国の女性と付き合いたいが、それではハードルが高すぎて無理であり、ハーフならば可能性があると考えたからとのこと。
- ラジオ番組で嘔吐したことがあると、行列のできる法律相談所で暴露された。
- 突然何の脈絡もなく「・・・ぁざみ!」と叫ぶ一発ギャグがある。
- 流行語を狙って、「はぁ~(ほぉ~)なんとな。」っていうギャグを考えた。
- 2006年陣内孝則の誕生日会では今田耕司が司会をし、50人の芸能人が駆けつけた。
[編集] 趣味
- 趣味はピアノで、テレビ番組で坂本龍一の「Merry Christmas Mr.Lawrence」や久石譲の「Summer(「菊次郎の夏」テーマ)」を演奏した事もある。テイトウワのプロデュースで「KOJI1200」(後に「KOJI-12000」)として歌手活動を行っていた頃のインタビューではニューウェーブへの造詣の深さが語られており、音楽的なセンスを持ち合わせている事が伺える。またビートたけしとも交流があり、たけしからピアノをプレゼントされた逸話は有名。
- 格闘技好きとしても知られ、パンクラスの道場に足を運んでは身体を鍛えている(これが縁で、パンクラスに参戦していた頃の須藤元気が「誰でもピカソ」に出演した事があった)。かつて「高田道場」に準えて「今田道場」と冠した集団を作ろうとしたことがあった(Tシャツを作って後輩に配った)。2006年から松本晃市郎という選手がパンクラスに「今田道場」所属として出場しているが、詳細は不明。
- アダルトビデオ好きとしても有名。アダルトDVDを大人買いしているらしい。店員に「本当にエロイですねー」と言われたことがあると某番組で語った。芸人達の間で今田コレクションと呼ばれていて、AV友達に歌手の福山雅治がおり時々交換などをしている。(文化放送・カモンファンキーリップスにてゲストの福山が事実を認める)。余談であるが1992年に自身のラジオ番組にゲストとして招待して以来福山雅治とは古くからの付き合いがあり、1998年リリースのアルバム「SING A SONG」では収録全曲のレビューを執筆した。
- 芸能ゴシップが大好きであり、東野幸治と共に「吉本のゴシップ兄弟」を自称している。「今田の兄貴は難しい漢字は全てゴシップ誌で学んだ」とは東野の談。
- 大の桜田淳子のファンであることを番組で明かした。
- 新世紀エヴァンゲリオンのマニアと自負しており、「(劇場版が公開した時は)オタクと一緒に並んだで~」と某番組内で言っていた。しかし東野が「綾波レイちゃん可愛いんですよ」と発言したときは「気持ち悪っ!」とつっこんでいる。また、AKIRAのフリークであり、自分は超能力が使えると思っている。
[編集] デビュー後
- 「お前は将来、絶対に犯罪者になる」と言い放った教師に復讐するために芸人を目指し吉本総合芸能学院(NSC)に入学。
- NSCでは4期生で、同期に130Rのほんこんと板尾創路がいる(只、年齢は上であるため、『ほんこんさん』、『板尾さん』と呼ぶ。)。東野幸治によれば、NSC時代の今田・ほんこん・板尾は、他の受講生達が積極的に授業に参加したり、仲良しグループを作り遊んでいたりする中、教室のそれぞれ別の隅にポツンと1人で立っていた3人であったとの事。その東野幸治と共に"Wコウジ"と称されているが共にピン芸人である。
- デビュー間もない頃、ほんこん(現130R)と「ダブルホルモンズ」というコンビを組んでいたが、時間にルーズな今田に腹を立てたほんこんが、ある日今田の家に訪ねた際に今田がバドワイザーのミニボトルを片手に「酔うた~。孝ちゃん何やった?今日?」という姿を見て諦めて、「俺たち休もうか」と切り出し、そのまま解散。
- 東野幸治の嫁の女友達を紹介してもらい、その後交際。激しいH及び今田の性器が思いのほか大きすぎた為(本人談、挿入後あまりにも気持が良かった為、大きさが倍になった。)彼女の性器を破壊(ベリッと音がしたらしい。)、病院送りへ。その後、別れる。そのトラウマからか、元彼女と東野の嫁が一緒に映画「もののけ姫」を見に行った歳、元彼女が映画のもののけを見て今田の性器を思い出し、頭をかかえて「ぎゃー」と絶叫したという。(ラジオCome on FUNKY Lips!にて本人談)
- 「4時ですよ~だ」(毎日放送)などでの共演を経てダウンタウンの弟分的な存在となり、以後さまざまなテレビ・ラジオ番組でダウンタウンのスーパーサブという役どころを務める。ダウンタウンが東京に進出したあと、今田以下、所謂「二丁目軍団」は居場所がなくなってしまい、会社から「新喜劇」への出向を命じられ、当時旧態からの改革を模索していた新喜劇に参加。かならずしも本意ではない出演ではあったものの、時には座長として舞台をこなす日々が続く。それまでは二丁目中心で仲間内としか仕事をしていなかったが、この時期に吉本の先輩芸人などと交流し、人脈を築くことができた。その後「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジ系)でようやく東京に呼ばれ、その出演を機に全国区タレントに。ダウンタウンと初めて仕事をした際に大遅刻をしてしまい、本気で浜田雅功に東野と共に鉄拳制裁(浜田曰く、先輩芸人の怒りを静める為にわざと殴ったとのこと。後で今田にフォローを入れた。)を受けた以降時間厳守するようになった。
- ごっつのコント、MR.BATERで松本に「そんなんやから週刊誌に『ダウンタウンの腰巾着』て書かれるわ」「二線級のタレント」などとからかわれたことがある(が、後述のように実際のところ今田に対する松本の評価は高く、これはネタと解釈しておくのが妥当であろう)。
- 2004年の島田紳助謹慎騒動に伴い、幾つかの番組は島田の代役として今田耕司に白羽の矢が立った。「開運!なんでも鑑定団」での代役司会ではテレビ東京の菅谷社長から絶賛された。
- 2006年1月放送、TBS系「お笑い国盗りクイズ!!」で司会を担当。
- 2000年9月に、フジテレビの「明石家マンション物語」代表として、明石家さんまらと「めちゃイケ」内のコーナー「しりとり侍」に出演したときは、さんまとの丁々発止のやりとりでレギュラー陣を圧倒し、「さんま兄さんはすごいが、それを光らせた若頭(今田)があってこそ」と感心させた。
- 東野と共に「ひな壇芸人」のお手本的存在と言われ、土田晃之・品川祐など後輩芸人からも尊敬されている。土田は「今田さんや東野さんと絡むと、僕がどんなにすべってもあの二人が面白くしてくれるからやりやすい」と発言している。
- 松本人志をして「生涯で稼ぐ金額は今田の方が(松本自身より)上やないかなあ」と言わしめ、ナインティナインからは「お笑いお化け」と揶揄される。若手お笑い芸人の飲み会では、今田のすごさを語りあうだけで数時間もりあがれるほどらしい。
- ガダルカナル・タカは今田をライバル視しており、やしきたかじんの番組で「芸能人の中で、この人には勝てないと思うのは誰?」という質問に今田を挙げている。また、今田が若手時代のころにタカが大阪の番組で共演し、「東京の番組には、来てもらいたくないなあ」と今田の実力を高く評価していた。
- 以前「やりすぎコージー」に寺門ジモンが出演した際、「リーダーがよく、『今田は天才だ』って言ってるよ」と、ダチョウ倶楽部リーダー肥後克広も、今田のお笑い能力を絶賛していることを本人に明かした。その際今田は、恥ずかしそうに流していた。
- 寝室にはたくさんAVがある。
- 書斎には好きな漫画が並べられており、パソコンがある。
- リビングにソファーがあり、革張りである。
- トイレにブルース・リーのフィギュアが飾ってある。
- マジカル頭脳パワー!!に出演していた時、しりとり系のゲームで自身が「り」で回ってきた時によく「リカちゃん人形」と答えていた。
[編集] 主な活動
[編集] テレビ
- バニラ気分!マツケン・今ちゃん・オセロのGO!GO!サタ(フジテレビ系)
- 脳内エステ IQサプリ(フジテレビ系)
- ノブナガ(CBCテレビ)
- てれ土やりすぎコージー・土曜婦人(テレビ東京系)
- あいのり(フジテレビ系)
- たけしの誰でもピカソ(テレビ東京系)
- ド短期ツメコミ教育!豪腕!コーチング!!(テレビ東京)
- 今田ハウジング(日本テレビ系)
- 着信御礼!ケータイ大喜利(NHK総合テレビ)
- 単発
- 爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル(フジテレビ系)
- M-1グランプリ(朝日放送制作テレビ朝日系/第3回以降 総合司会兼優勝コンビの呼び役)
- カスペ!世界おもしろ珍メダル(フジテレビ系、過去2回放送)
- お笑い芸人大忘年会(日本テレビ系、年末特番)
[編集] 過去の出演番組
- 気分はジャまいか!(よみうりテレビ)
- 4時ですよーだ(毎日放送)
- アムロ今田きっとNO.1(日本テレビ)
- よしもと新喜劇(毎日放送)
- ダウンタウンのごっつええ感じ(フジテレビ)
- 天使のU・B・U・G(フジテレビ)
- 今田耕司のシブヤ系うらりんご(フジテレビ)
- 学校では教えてくれないこと!!(フジテレビ)
- クイズ!渡る世間は金ばかり?!(テレビ朝日)
- 爆裂!異種格闘技TV(毎日放送)
- 殿様のフェロモン(フジテレビ)
- ラジオDEごめん(中京テレビ)
- 正解るんです(CBCテレビ)
- 今田・東野の血が騒ぐ(CBCテレビ)
- ナイトinナイト・ナンバ壱番館(朝日放送)
- 快進撃TVうたえモン(フジテレビ)
- 明石家マンション物語(フジテレビ)
- マジカル頭脳パワー!!(日本テレビ)
- CMコウジ園(日本テレビ)
- 快傑!コウジ園(日本テレビ)
- 猛烈アジア太郎(フジテレビ)
- いろもん貳(日本テレビ)
- いろもん參(日本テレビ)
- FUN(日本テレビ)
- アフリカのツメ(日本テレビ)
- ゲームカタログ2(テレビ朝日)
- まっ昼ま王!!(テレビ朝日)
- かざあなダウンタウン(テレビ朝日)
- わらいのじかん(テレビ朝日)
- わらいのじかん2(テレビ朝日)
- やりにげコージー(テレビ東京)
- 冒冒グラフ(フジテレビ)
- OH!黄金サービス(フジテレビ)
- 行列のできる法律相談所(日本テレビ) ゲスト出演、代理司会
- 開運!なんでも鑑定団(テレビ東京) 代理司会
- 熱帯シナモンズ(TBS)
- お笑いLIVE10!(TBS)
- クイズ敵か?味方か!? 2005年お騒がせスター ダマしあいスペシャル(テレビ東京)
- ザ・チーター(TBS)ゲスト出演。
- あなた説明できますか(毎日放送)
- 爆走!ポンチーズ(テレビ朝日)
- らぶ衛門(テレビ朝日)
- イマだ!タレント活性工場 「ノムさん」(フジテレビ)
- 合格!日本語ボーダーライン(朝日放送)
- 交通バラエティ 日本の歩きかた(フジテレビ)
- オールザッツ漫才(毎日放送)
[編集] CM
- ハウス食品 さわやか吐息
- 田村亮(ロンドンブーツ1号2号)と共演。
[編集] テレビドラマ
- 彼と彼女の事情(1994年 テレビ朝日)
- いつかまた逢える(1995年 フジテレビ)
- 将太の寿司(1996年 フジテレビ)
- ウルトラマンガイア(1999年・第46話 TBS)
- 聖徳太子(2001年 NHK 小野妹子役)
- ナイトホスピタル(2002年 よみうりテレビ)
- ライオン先生(2003年 よみうりテレビ)
[編集] ラジオ
- MBSヤングタウン(毎日放送)
- Come on FUNKY Lips!(文化放送)(NRN系)
- 今田耕司と東野幸治の東京RADIO CLUB・金曜特別(TBSラジオ)
- 今田・東野のパックインミュージック21 水曜日2部(TBSラジオ)
[編集] 舞台
- ルミネtheよしもと新喜劇座長
[編集] 映画
- 遺産相続(1990年)
- ダウンタウン松本人志の流 頭頭(1993年)
- ミナミの遊侠伝 なんぼのもんやねん(1994年)裕二役(映画初主演)
- バースデイプレゼント(1995年)
- ギブリーズ episode2(2002年、スタジオジブリ) 米ちゃん役
- ぼくんち(2003年)
- マインド・ゲーム(2004年、声優)
- 蝉しぐれ(2005年)
[編集] 著書
- 今田耕司のララバイ伝(ソニー・マガジンズ刊)
[編集] CD
- 親父の唄~ラスベガスバージョン(今田耕司・東野幸治名義、BMGファンハウス、1993年)
- チュンチュンワールド~おげんきたいそう(大和田りつこ、岡崎裕美、今田耕司、東野幸治、池谷幸雄、こどもコーラス元気隊名義、日本コロムビア、1994年発売。NHK「みんなのうた」)
- SO・YA・NA
- SO・YA・NA(WEST END×YUKI from O.P.D.名義、1995年)
- SO・YA・NA グレーテストヒッツ(WEST END×YUKI from O.P.D.名義、1995年)
- フォークがSO・YA・NA(WEST END×YUKI from O.P.D.名義、1995年)
- 「EAST END×YURI 」の楽曲「DA・YO・NE」を大阪弁でカバーした企画もののCD。「EAST END×YURI」のパロディー企画物ユニット「WEST END(今田耕司、東野幸治)×YUKI」を結成し、1995年にEPICソニーから発売された。「SO・YA・NA グレーテストヒッツ」では、1曲目と6曲目を石野卓球が手がけている。「フォークがSO・YA・NA」とアレンジバージョンが作られ、そして「DA・YO・NE」の方言カバーのご当地ソングを集めたCDアルバムにも収録されている。
- テイ トウワプロデュース作品リスト
- ナウ ロマンティック(KOJI1200名義、1995年)
- I LOVE AMERICA(アメリカ大好き!)(KOJI1200名義、1996年)
- DUET!! (KOJI-12000名義、1997年)
- DISGUSTING(KOJI-12000名義、1998年)
[編集] 親しい人物
- ダウンタウン
- 130R
- 東野幸治
- 雨上がり決死隊
- ナインティナイン
- リットン調査団
- ほっしゃん。
- 宮川大輔
- 山下しげのり
- FUJIWARA
- ロンドンブーツ1号2号
- 山田花子
- 藤井隆
- 品川庄司
- 松平健
- 伊東四朗
- 久本雅美
- 加藤晴彦
- YOU
- オセロ
- 博多華丸・大吉
- ウエンツ瑛士
- 島田紳助
- 中居正広
- 明石家さんま
- ビートたけし