ヒダリマキマイマイ
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?ヒダリマキマイマイ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Euhadra quaesita (Deshayes, 1850) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ヒダリマキマイマイ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Sought-after False Hadra |
ヒダリマキマイマイ ( 学名:Euhadra quaesita ) は腹足綱・有肺目・オナジマイマイ科に分類される陸産貝の一種。比較的普通であることや、大型であることなどから目に付く機会の多いカタツムリのひとつ。より大型で殻色が茶色い山地型の個体はチャイロヒダリマキマイマイと呼ばれ区別される。
目次 |
[編集] 特徴
[編集] 形態
殻高3cm前後、殻幅3~4cm前後、山地型のチャイロヒダリマキマイマイと呼ばれる型では殻幅5cm前後、名が示す通り左巻。殻色は黄褐色~褐色、チャイロヒダリマキマイマイ型では茶色~焦げ茶、赤褐色など。殻表は艶はないが滑らかで、成長脈を刻む程度。また、色帯は0200型(詳しくはカタツムリを参照)でその他に模様などはないが、チャイロヒダリマキマイマイ型では火炎彩を有する。
[編集] 生態
不明な点も多いが、雌雄同体で卵生である。また、コンクリートについた藻類や枯葉などを餌とするほか飼育下ではサツマイモやイカの甲羅など様々なものを餌とする。
[編集] 生息
関東地方を中心に、東北地方まで広く分布し、山地に生息するものは上記の様な特徴を持ちチャイロヒダリマキマイマイと呼ばれる。半樹上性で湿った場所を好み、比較的幅広い環境に生息しているとされるが、市街地や水田などでは余り見ることはできず、林などに多い様である。また、近年では宅地造成などの開発によって減少しているようである。
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