ヒルデガルト・ベーレンス
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ヒルデガルト・ベーレンス (Hildegard Behrens, 1937年2月9日)
目次 |
[編集] 経歴
ドイツのソプラノ歌手である。オルデンブルクの医師の家庭に生れる。当初はフライブルク大学にて法学を学び、税理士の国家資格を有するとも言われる。その後、フライブルク音楽大学に学び、1971年卒業。同年デュッセルドルフのライン歌劇場と契約し、幅広いレパートリーを持つようになる。ヘルベルト・フォン・カラヤンによって見出され、1977年ザルツブルク音楽祭の「サロメ」で国際的にセンセーショナルなデビューを飾ることで、メジャーへの糸口をつかんだ。その後、1980年ミュンヘン音楽祭で新演出「トリスタンとイゾルデ」にて『80年代の新しいイゾルデ』との評価を得た。1983年バイロイト音楽祭の新演出「ニーベルングの指環」でサー・ゲオルグ・ショルティ指揮の下、ブリュンヒルデ役を初めて演じ絶賛され、世界各地の歌劇場で同役を演じるようになる。また、パリでR.シュトラウス「エレクトラ」を小沢征爾と共演し、世界各地で同役を演じ最高のドイツ・ドラマティック・ソプラノとしての名声を確立した。他にも現代の作曲家による歌劇にも積極的に出演している。
[編集] レパートリー
幅広いレパートリーで知られ、モーツァルトやウェーバー、ロッシーニの歌劇のほか、ベルリオーズやラヴェルの管弦楽伴奏つき歌曲なども得意とするが、一般には豊かな声量と安定した歌唱力によって、ワーグナーやR.シュトラウス、ベルクの楽劇で有名。中でも、ブリュンヒルデやイゾルデ、エレクトラが当たり役である。
[編集] 特徴
作品の知的な解釈と女性的な表現を特長とし、現代音楽の上演にも積極的に取り組んでいるが、時に情感やニュアンスに不足し、長丁場において表現が一本調子になるきらいがある。カラヤン、レナード・バーンスタイン、小沢征爾やヴォルフガング・サヴァリッシュと共演を果たしている。バーンスタイン指揮バイエルン放送交響楽団との共演による、《トリスタンとイゾルデ》、ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団との《ニーベルングの指環》の録音は代表作の一つ。
[編集] 外部リンク
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