ビキニアーマー
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ビキニアーマーとは、ファンタジー(剣と魔法の世界)を中心とするフィクション物の著作において、女性キャラクターが装備する、ビキニに類似した鎧を意味する。ビキニの鎧、ビキニな鎧、ビキニ鎧などとも書かれる。なおビキニという衣装のデザイン(物理)的定義については「ビキニ (水着)」を参照。
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[編集] 概要
ビキニは女性の美しさと、男性の憧れを最も表すコスチュームの一つであり、これまた男性にとって魅力に見える「強い女性」「戦う女性」をさらに盛り立てる要素(今風に言うと「萌え」の一つ)であると考えられる。
剣と魔法の世界を基本とする事が多い為、通常のビキニ水着より、唐草模様風装飾や宝石が配置されている事が多い。その反面、ただの水着と変わらぬビキニアーマーで活躍するヒロインもいる。
髪型はポニーテールなどの結わえた髪が圧倒的に多く、ショートカットなどの地味な髪型はまず見られない。見た目・性格とも活発なものが要求され、また当然ながら服の面積が少なく、髪型で大きな特徴を出さねばならない必要がある為と考えられる。
実用的な面から見ると、軽装備の防具に該当するものの、腹部や頚部といった致命傷を受けやすい部分が丸出しであり、装甲も大体が胸部のみであるため、防御効果は非常に低いと言える。そのため、運動能力が高く最小の動きで攻撃を回避できる者に適している装備とも言える。
また、既にこのようなツッコミが野暮と言えるほどに広く膾炙したイメージでもある。
[編集] ビキニアーマーの歴史
欧米など諸外国における歴史は古く、太古から壁画などの記録に、ビキニアーマーをまとった女戦士が描かれた事もある。その為欧米では早くから映画・小説・ゲームなどに登場していた(と言うより、女戦士は全てビキニアーマーであった)
日本へのメジャーな進出は、1980年代前半からとされ、大きな要素となったのは、ビデオアニメとビデオゲームの台頭である(なお作品へのショートカットについては、後述を参照)
特にビデオゲームでは、パソコン次いでファミコンでロールプレイングゲームがメジャーになって来ると、日本では一般に殆ど浸透していなかった剣と魔法の世界が一般化し、欧米で普通に設定されていた世界観がほぼそのまま持ち込まれ(ただしゲームシステムや絵のとっつきにくさは日本向けにソフトになった)、これらのヒットとシリーズ化は、その「ファンタジー=ビキニアーマー」というイメージを、ゲーム業界に定着させるものであった。
この2つのメディアはこれまでとは違い、作る側も見る側も、一部のコアなファンを対象に出来る事が魅力であった。こうしたアニメやゲームにどっぷり浸かった、今で言うおたく達にとって、ビキニアーマーはごく普通の存在となり(さすがにアニメやゲームについて殆ど知らない世代にとっては、今でも認知されていない衣装だが)ビキニアーマーの数は、今と比べてかなり多かった。
もっとも鎧としてはあまりにもセックスアピールが露骨過ぎるため、現在では女性を主体にしたフィクション作品くらいにしか登場しなくなっている。
[編集] ビキニアーマーの出る作品
- 左は作品名(五十音順)、右のカッコ内は着用するキャラクター名。
- 複数のメディアに登場している場合、最初に始まったメディアのみで整理している。
- ★印は前述の1980年代前半、特にビキニアーマーの普及に貢献した事で知られる作品。
[編集] 漫画・アニメ
- アウトランダーズ(カーム)
- 極黒の翼バルキサス
- ★くりいむレモンパート3 SF・超次元伝説ラル(キャロン)
- ★幻夢戦記レダ(レダ)
- スレイヤーズ(ナーガ・刺つきの肩当以外普通の服の可能性もあるが)
- ★ドリームハンター麗夢(麗夢)
- ★夢次元ハンターファンドラ(ファンドラ)
[編集] ゲーム
- ★アテナ(アテナ、ヘレネ)
- クイーンズブレイド
- ゴールデンアックス
- シールオンライン
- ★ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(女戦士)
- ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(マーニャ、ただし女戦士でなく踊り子で魔法使い)
- フォーセットアムール
- ブランディア
- マドゥーラの翼
- ★夢幻戦士ヴァリス(麻生優子)
- モンスターメーカー(ミリエーヌ、ラクーナ等)
- ラグナロクオンライン
[編集] 実写
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