ラグナロクオンライン
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Ragnarok Online | |
ゲーム開発: | Gravity Corp. |
ジャンル: | MMORPG |
ゲームモード: | 多人数型 |
年齢制限: | 全年齢 |
対応機種: | Windows |
メディア: | ダウンロード/CD/DVD |
入力装置: | キーボード, マウス |
ラグナロクオンライン(Ragnarok Online、略称はRO)は、韓国のゲーム会社Gravity Corp.によって製作されたオンラインゲームである。種別としてはMMORPGに分類される。
韓国の漫画「ラグナロク」(作:이명진(イ・ミョンジン、李命進))の世界観を元にしたゲームで、キャラクターイラストが可愛いことなどから人気を集めている。IMCGames社の社長キム・ハッキュがGravity在籍時に製作した最初のオンラインゲームである。
韓国以外の海外展開は、台湾/香港 (cRO) 、日本など東アジアから始まり、タイ (tRO) 、中国、国際(iRO。サーバーはアメリカ合衆国に設置)、フィリピン (pRO) 、インドネシア (idRO) 、マレーシア/シンガポール (mRO/eRO) 、ヨーロッパ (euRO) 、インド (inRO) 、ブラジル (bRO) 、オセアニア (oRO) など世界中で運営されている。また地域ごとに運営会社は異なっており、日本ではガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が運営している。なお海外では、iROのようにGravity社直営の地域もある。
国際 (iRO) やオセアニア (oRO) やヨーロッパ (euRO) などは日本からも参加可能。
日本では2002年12月1日より正式商用サービスが開始した。
[編集] ラグナロクオンラインの特徴
ラグナロクオンラインは、MMORPGの中では少数派の3Dフィールドに2D(ドット絵)で描画したキャラクターを動かす方式を用いている。そのため、ファイナルファンタジーXIをはじめとする3Dポリゴンキャラクターを用いたMMORPGと比べ、若干要求スペックが低くなるので、接続人数過多による障害を除けば快適にプレイできる。ソロプレイでのレベルアップも他のゲームに比べれば比較的容易である。
[編集] グラフィック
2Dのドット絵としてデフォルメされたプレイヤーキャラクターやモンスター、カードの一部は愛らしく、女性や低年齢層にも人気が高い。またインターネット上では、そのキャラクター人気から同作品のキャラクターを題材にしたイラストサイトや同人誌などが多数存在し、ガンホーも多数のイラストレーターを起用しておりアンソロジーコミックなども発売している。
キャラのドット絵は、デフォルメされながらも4頭身と細部の作り込みが可能な大きさで、使用色数も多く、動きも作りこまれているため、ドット絵そのものとしての人気も高い。
また、韓国のイラストレーターで「studio DTDS」所属のMONSTER GOGO氏やyoyo氏、ほかにBeretta氏などによる公式イラストも、人気の要因のひとつである。
フィールドやオブジェクトは回転可能な3Dで、2Dのドット絵キャラと3Dを組み合わせたゲーム画面になっている。3Dと2Dの組み合わせはGravityがラグナロクオンライン開発前に制作したアークトゥルスでも使われており、テクスチャの一部はそのまま流用されている。
[編集] 音楽
韓国の音楽家集団であるSoundTeMPがBGMの制作を手がけており、質の高い音楽で知られている。また、ラグナロクオンラインのBGMをもとにアレンジした曲を作成し、公開しているウェブサイトも多数存在する。
クライアント内の音楽データは、αテストでは44kHzの高音質mp3、βテスト以降と商用サービスでは22kHzのmp3で収録されている。
[編集] 原作の存在
ラグナロクオンラインは原作漫画『ラグナロク』の始まる前の物語という設定である。原作の主人公が使う必殺技などがゲーム内でも使えるようになっている。 原作よりも過去の設定となっており、原作とはっきりとした地続きの作品であるものの、世界観に関する矛盾(光の神バルドルの母は原作では「ティアメット」となっているが、こちらでは「フリッグ」となっているなど)がところどころ存在している。
[編集] ラグナロクの世界観
いわゆる剣と魔法のファンタジー世界である。原作が北欧神話をベースにしているため、北欧神話関連の用語やアイテムが多数存在する。
[編集] ゲーム設定
ラグナロクオンラインは、ルーンミッドガルド大陸を舞台としている。大陸には3つの大国が存在する。プロンテラを首都とするルーンミッドガッツ王国、ジュノーを首都とするシュバルツバルド共和国、アルナペルツ教国が共存している。
ラグナロクオンラインの物語は、人間の文明によって世界の平和のバランスが乱れるが、冒険者は平和を支えているとされる「ユミルの爪角」を探すために旅立つという設定である。
[編集] ローカルマッププロジェクト
世界各国への商業展開にあたり、進出した地域の特色を出したローカルマップを作成し提供していた。ローカルマップは、日本(アマツ)、台湾(コンロン)、中国(龍之城)、タイ(アユタヤ)と続いたが、ユーザーからの不評が多かったため2005年3月に開発を凍結した。以後、ラグナロクオンライン本来のマップであるルーンミッドガルド大陸のマップ拡張へと方針が戻された。この方針転換の後に、シュバルツバルド共和国の都市アインブロックなどが実装されている。一部に、アインブロックをドイツのローカルマップとする報道があったが、開発陣よりそのような発表が行われたことは一度もなく、まったくの誤報である。余談だが、ラグナロクオンラインの開発メーカーの存在する韓国を題材としたマップは、ローカルマップには含めないもののフェイヨンの街である。
[編集] ゲームシステム
[編集] プレイヤーの主な行動
多くのMMORPGと同じく、ラグナロクオンラインにはプレイヤーの最終目標は無く、ゲームクリアの概念はない。基本的には「レベルを上げる」「Zenyを貯めて買い物をする」「レアアイテムを集める」「仲間とコミュニケーションをとる」「クエストをする」「モンスターと戦闘する」ことがすべて。時折運営会社主催のイベントが行われるほか、ネットカフェもしくはユーザー主催でのイベント[1]も行われている。
[編集] ゲーム内通貨
ラグナロクオンラインには、ゲーム内でのみ通用する「Zeny(ゼニー)」(記号は「z」)と呼ばれる通貨が存在する。他のRPGと違う点としては、モンスターを倒してもZenyを得られないことにある。Zenyは、モンスターが持っているアイテムを戦闘などによって獲得し、それをNPC商人に売却したり、露店で販売することなどで取得できる。Zenyはアイテムを購入する際に必要となるほか、イベントを行う場合も必要となる場合がある。
[編集] ソロプレイ
ソロプレイは、誰とも協力せずに一人でモンスターを倒して、レベルを上げる行為である。ソロプレイの場合は、一般的なコンピュータRPGと同様の感覚でモンスターを倒してレベルアップさせていく。
[編集] パーティプレイ
パーティプレイは、複数のプレイヤーが仲間となって協力してモンスターと戦う行為である。ゲーム内に用意されているパーティシステムを利用して、1人から最大12人のパーティ(略称はPT)を組むことで、アイテムの拾得権利を共有することができる。さらに全員のレベル差が10以内であれば経験値を均等分配することも可能である。また、多人数でモンスターを攻撃することにより、取得経験値が増加する(共闘ボーナス)。
現在の傾向としては、少数精鋭での方が多人数に比べて効率が良いため、強いプレイヤーばかりにパーティの募集が掛かっている状態である。日本では、「臨時広場」と呼ばれる区画がワールドごとに存在し、ここで一時的にパーティを組むメンバーを募ることもできる。なお、パーティ内で得たアイテムは、NPC商人やパーティ内のプレイヤー間のオークションによって売却し、その得た利益を全員に平等に配るのが通例となっている。
[編集] ギルド
ギルドとは、プレイヤー同士が集まって作る集団のことである。一般的にパーティシステムを拡張したものであり、より大規模な集団となる。ギルドシステムでは、メンバー間のみで会話が行えたり、メンバーに称号を与えることができる。パーティシステムと異なり、ギルドを設ける際にはエンペリウムと言うアイテムが必要となる。また、ギルドに所属するメンバーの得た経験値をギルドに上納することでギルドレベルを上げ、ギルドスキルを習得することができる。ギルド結成当初は16人まで加入することができるが、スキルを取得することで最大56人まで同一ギルドに所属させることが出来る。
[編集] ギルド攻城戦(ギルド砦争奪戦)
ギルド攻城戦(日本での略称は攻城戦または「GvG」)とは、ギルド間同士で行われる争奪戦イベントのことである。対人戦 (PvP) をベースとして発展させたものである。略称の「GvG」は、PvPにちなんで付けられたものであるが、後述の項目の「GvG」(ギルド対戦)とは全く関係のないものである。海外のラグナロクオンラインでは「The War of Emperium(略称はWoE)」と呼ばれる。
日本では毎週日曜日の20時から22時の間に開催され、ヴァルキリーレルム(プロンテラ)、チュンリム湖(フェイヨン)、ルイーナ(アルデバラン)、ブリトニア(ゲフェン)のフィールドに存在する、合計20ある砦(ギルドアジト)を占領することを目標とした、ギルド同士の争奪戦である。海外では開催日や開催場所が日本と異なることもある[2]。
砦を占領するには、砦の最も奥にあるエンペリウムを攻撃して破壊しなければならない。エンペリウムを破壊してギルドが砦を占領した場合でも、制限時間内であれば他のギルドが再度破壊して占領することが可能である。
砦には出入り口などに占領したギルドのエンブレムを表示するフラッグが立てられる。占領したギルドのメンバーには一部のフラッグからは砦内部にワープすることができるなどの特典が与えられるほか、ギルドマスターが砦にいる執事に話しかけることによってのみ行ける宝物庫があり、1日1回宝箱が商業値に応じた数だけ出現する。中にはこの宝箱でしか手に入らないレアアイテムもあり、ギルドの重要な収入源となる。このために砦所有ギルドの各種特典を享受するため、後述されるBOTとステルスによってLV上げを行ったメンバーによって所有される砦も存在する。
PvPと異なる点としては、週に1回のみの定期的な開催、かつ大人数を必要とする戦闘であるため、作戦やメンバーの役割分担、団結力が非常に重要になっている点である。ギルド攻城戦はPvPと比較し、一部のスキルや機能が制限されている。
[編集] PvP(対人戦)
対人戦(略称はPvP)は、プレイヤーまたはパーティ同士で行われるの対戦のことである。PvPには、特定のNPCに話しかけることで参加することができる。なお、その際規定のゲーム内通貨が消費される。PvPには初心者向けのヨーヨーモードと上級者向けのナイトメアモードがある。
- ヨーヨーモード (Yoyo Mode)
- 初心者向けで戦闘不能になってもペナルティはない。戦闘の舞台はプロンテラ、フェイヨンなどの各町と同じ構造のマップ。
- ナイトメアモード (Nightmare Mode)
- 戦闘不能になると通常のフィールドと同じように経験値が減少し、装備品を強制的にフィールド内に落とす場合がある。舞台はオリジナルのマップでモンスターも出現する。
PvPはギルド攻城戦と異なり、日時に関わらずゲーム中いつでも行える。
[編集] GvG(ギルド対戦)
ギルド対戦(略称はGvG、ギルド攻城戦とは異なる)とは、ギルド同士で行われる対人戦のことである。日本のラグナロクオンラインでは滅多に行われない。なお、ルールは開催の都度異なる。
日本のラグナロクオンラインでは、2003年12月にクリスマスユニオンとしてワールドごとに砦のある4地方の対抗戦として、各箇所5つの砦を所有するギルドから参加者を出しての変則的な試合が行われた。初の試みであったために不手際が多く、試合開始時刻が大幅に遅れるなど問題が起こった。
特に、Lydiaサーバー内では、ある人気プレイヤーを参加させようと有志が集って砦を入手したのだが、そのプレイヤーが管理側のミスで参加できず、一晩以上も話し合いが行われた末に、再試合が行われるなどの非常事態となった。
2004年には世界大会(RWC)も行われ日本からは国内の予選を勝ち抜いた2ギルドが参加した。この時決勝戦は、韓国にてオフラインイベントとして行われ、世界中の強豪プレイヤーが会場に集まった優勝・準優勝は香港と台湾の連合チームであった。 このとき上位ギルドには、現実世界の賞金とゲーム内の豪華アイテムが賞品として渡された。
2006年、2月の予選から始まった全国大会であるRJC2006の決勝戦がオフラインイベントとして5月21日に行われた。
[編集] キューペットシステム
キューペットシステムとは、人気の高い特定のモンスターをプレイヤーのペットにすることができるシステムである。「Episode1.5 Attack of the Ancient」のアップデートで実装されたシステムで、モンスターを捕まえるにはモンスターごとに定められた「テイミングアイテム」を対象のモンスターに使用し、出現するスロットで当たりを引くとモンスターを入手することができる。入手した時点では卵の状態であるため、孵化させることによってペットとして連れて歩くことが可能になる。
キューペットには「親密度」と「空腹度」のバラメータが存在する。親密度は、適度にエサを与え続け、空腹度を調節し続けることで上昇する。逆にエサを与えない、もしくは与えすぎる、またはペットを連れた状態で戦闘不能になると親密度は低下する。親密度が高いとキューペットが話しかけてきたり、パフォーマンスを行ったりする。逆に親密度が低いとペットは何もしなくなり、この数値が一定値を下回るとペットは逃走していなくなってしまう。
キューペット自身は戦闘に参加したりは一切せず、喋ったりパフォーマンスをするだけであるが、そのエサを手に入れるためにいくらかの金や労力を必要とするため、完全な娯楽である。それでも、一部の希少なキューペットは大金を出してでも手に入れようとするプレイヤーが存在するのも事実である。
[編集] 転生システム
転生とは、レベルを最高まで上がったキャラクターが、一度レベル1に戻って育成をやり直すシステムである。日本のラグナロクオンラインでは2005年2月15日に実装されたシステムである。
転生を行うには、キャラクターが二次職業に転職しており、ベースレベルが99、ジョブレベルが50である必要があり、指定された量のZenyを所持して特定のNPCに話しかけることで転生が行える。転生後はベースレベルが1のノービスとしてやり直すことになる。通常と同様にノービスから一次職業、二次職業へと転職するが、転生後には二次職業から上位二次職業に転職することができる。ただし、上位二次職業に転職するには、転生以前に就いていた職業でなければならない[3]。
転生したキャラクターは、まずレベル1の初期状態で与えられるステータスポイント(通常はキャラメイクの際に振り分ける)が少し多い為、その分だけ同じレベルの通常のキャラクターよりも強い。また、HPなども増加し、通常の二次職業には無い強力無比なスキルを繰り出すことが可能となる。このように通常のキャラクターと差別化がなされているため、同じレベルであっても実質的な強さはレベルにすると10も20も違う、と言った事が起こり得る。
このように転生をするとキャラクターが劇的に強くなる(事が多い)ため、一度レベル99になるためには多大な時間と労力を費やす必要があり、また転生にたどり着いたとしても、レベルアップの経験値が転生前に比べ3倍必要になるペナルティが課せられている。しかし、強さも特性も異なるそれぞれの職業全てに一律でこのペナルティがかけられているため、転生して再びレベル99になってしまったキャラクターが多数存在する職業もあれば、転生している事自体が比較的珍しい職業すら存在するという格差を生み出している。例えば、ナイトやウィザード、モンク、アサシン、またマーチャント系列やアーチャー系列の職業などは、ある程度根を詰めてプレイできるプレイヤーならば3ヶ月もあればレベル99になり転生にたどり着く事が出来るが、そうでない職業だと1年以上かかることも珍しくない。しかしこの問題はアップデートを重ね少しずつ解決されて行っている、たとえば以前はプリーストの転生は1年以上かかるのが当たり前だったが新しいダンジョンの追加により経験値が上げやすくなり今では半年もしないで転生できる人もいる。
アップデートにより全体的にはすべての職業が以前よりは転生しやすくなった環境になったために転生職の人口も以前より多くなり2004年~05、06あたりには転生職=廃人と言われていたが今ではその理屈も無くなって来ている。
[編集] プレイヤーキャラクター
日本のjROでは、作成できるキャラクターが1アカウントにつき3つまでという制限が長らく続いたが、2007/02/27のパッチにより、他国と同様に5つまで作れるよう拡張された。
アカウント取得時に入力した情報によって、アカウント内のキャラの性別は全て決まっている。
(韓国のkROの場合、国民番号の性別でアカウントの性別が決まる。また、jROでもテスト時は個人情報登録の性別がアカウントの性別になったが、正式サービス後は個人情報とは別にアカウント取得時にアカウント性別を設定するようになっている。)
[編集] レベル
ラグナロクオンラインでは、プレイヤーキャラクターに2種類のレベルが設定されている。一つはキャラクター固有のレベルであるベースレベル、もう一つは職業の習熟度を表わすジョブレベルである。レベルの上限はベースレベルが99、ジョブレベルが50まで(転生を行った場合及び一部のジョブ〔忍者・ガンスリンガー〕は70、スーパーノービスは99まで)であり、前者は転生を、後者は転職を行うと1にリセットされる(忍者・ガンスリンガーには2006/12現在、転生を行えない仕様となっている)。RPGのレベルアップには、一定の数値が自動的に上昇するタイプと上昇させるステータスを自分で調整するタイプがあるが本作品は後者に該当する。
[編集] ステータス
本作品のステータスには、物理攻撃力とアイテム最大所持重量に影響するSTR、物理防御力やHPの最大値に影響するVIT、攻撃速度や回避率に影響するAGI、魔法の攻撃力や防御力・SPの最大値に影響するINT、命中率や魔法の詠唱速度・弓の攻撃力に影響するDEX、クリティカルや一部スキルの発生率などに影響するLUKの6種類があり、レベルアップ時に与えられる数値(ステータスポイント)を独自で振り分けることができる。ただし基本値の上限は99。(職業補正値、装備、魔法などは別枠なので99+αというような形で100以上は可能)。ステータスが高いほど上昇に必要なステータスポイントが多くなる。
キャラや戦闘スタイルにより必要となるステータスが分かれており、ステータスを平均的に上げる「バランス型」よりも2種類のステータスを集中的に上げる「二極型」の方が一般的に強いとされている。しかし二極型は2種類の性質にのみ特化することであり、不慮の事態や特定条件下に置かれた場合非常に弱いという一面も持つ。(何故"二"極なのかと言うと、通常のキャラクターは特定のステータスにのみポイントを振り続けると、二つのステータスを99にしたところでちょうどレベルが99になるためである。)
[編集] スキル
スキルとは、キャラクターが使用できる特殊な技の総称である。スキルには、モンスターに対して強力な攻撃を行うもの、ステータスを増減させるもの、体力を回復させるものと言ったものなどがある。スキルにもレベルがあり(スキルレベルと言う)、スキルレベルを上げることにより強力な効果が得られる。
スキルはジョブレベルが上昇したときに獲得できるスキルポイントを任意のスキルに割り振ることで習得する事ができる。職業毎に選択できるスキルが限られるが(一部重複あり)、特定の装備品によって本来その職業で使用できないスキルを(装備品装備時のみ)使用できるようになる場合もある。また、一部のスキルの取得には前提条件となるスキルを特定のレベルまで習得しておく必要があるなど、取得は任意ではあるがある程度のキャラクター設計が必要になる。有効な選択はステータスとも合わせて考える必要があり、雛形となる型が職業毎のWikiに紹介されている例も多い。
スキルには、プレイヤーが選択したときに効果が現れるスキルと、プレイヤーの意志に関わらず常に効果が現れ続けるスキルの2種類がある。前者はアクティブスキル、後者はパッシブスキルと呼ばれ、全てのスキルはこのいずれかに属している。
またギルドには、ギルドスキルと呼ばれるものが存在し、ギルドのメンバーのみ使用可能なスキルや、ギルドを増強させるスキルなどがある。
[編集] 職業
職業とは、プレイヤーキャラクターの属性である。キャラクターは通常いずれかの職業に属している。就いている職業によりキャラクターの特徴や弱点、使用できるスキル、装備できるアイテムが決定される。
[編集] 転職
転職とは、ある職業に就いていたキャラクターがその職業を辞め、別の職業に就くことである。ラグナロクオンラインでは通常、より強い職業へ転職が行われる。職業には、ノービス、一次職、二次職、上位二次職の4種類が設定されており、通常ノービスから一次職、二次職、上位二次職へと順に転職していく。
ノービスから一次職へ転職する際には、プレイヤーが任意に全ての職業を選択できるが、一次職から二次職、上位二次職へ転職する際には、プレイヤーが就いている職業から派生する職業しか転職することはできない[4]。
[編集] ノービス
ゲームを新たに始める際には、「ノービス」(初心者、Novice)の職業からゲームを開始する。
ノービスの基本スキルを上げることで、アイテム取引の要請、チャットの開設、パーティの作成などの基本的なゲーム機能が使用できるようになる。ジョブレベルが一定のレベルまで上昇すると一次職業へと転職することができる。いったん一次職業に転職するとノービスに戻れないので、他の一次職やスーパーノービスには転職できない。一次職に転職するには簡単な試練(クエスト)を行う必要がある。
[編集] 一次職
一次職は、ノービスから転職したキャラクターが始めに就く職業で、7種類の職業がある。一次職から二次職へ転職するには、ジョブレベルを一定のレベル(通常はレベル40以上)まで上げ、二次職に転職するための試練(クエスト)をこなす必要がある。
[編集] 一次職概要
- 剣士(ソードマン、Swordman)
- 恵まれた体力を持ち、攻撃力や回復能力を高めるスキルが特徴で、装備できる武具が豊富に存在する。
- 二次職の、騎士(ナイト)、聖騎士(クルセイダー)に転職できる。
- 盗賊(シーフ、Thief)
- 優れた回避力や攻撃速度を持つ。毒を与えたり、アイテムを盗むといったスキルが特徴で片手剣や片手斧、弓などといった武器が使用できる。
- 二次職の、暗殺者(アサシン)、悪党(ローグ)に転職できる。
- 商人(マーチャント、Merchant)
- 露店を開設したり、物品売買の際に金銭的に有利なスキル、大量のアイテムを所持できることが特徴で、装備できる武器が比較的多い。
- 二次職へは、鍛冶師(ブラックスミス)、錬金術師(アルケミスト)に転職できる。
- 服事(アコライト、Acolyte)
- 直接ダメージを与えるのは苦手だが、多数の戦闘補助、回復スキルを持つ。鈍器や杖などの武器が使用できる。
- 二次職の、祭祀(プリースト)、修行僧(モンク)に転職できる。
- 魔術師(マジシャン、Magician[5])
- 威力が高い属性スキルと相反する打たれ弱さが特徴で、武器は短剣や杖が使用できるが、防御力の高い防具は装備できないことが多い。
- 二次職の、魔導師(ウィザード)、賢者(セージ)に転職できる。
- 弓手(アーチャー、Archer)
- 弓による強力な遠距離の攻撃が特徴で、武器は短剣などが使用できるが一般には弓が用いられる。
- 二次職の狩人(ハンター)、吟遊詩人(バード、男性キャラクターのみ)、踊り子(ダンサー、女性キャラクターのみ)に転職できる。
[編集] 特殊一次職
- スーパーノービス (Super Novice)
- 特殊な職業で、ノービスがベースレベルを45にすることで転職することができる。他の一次職が使用できるほとんどのスキルを使用できるが、ノービスと同じ装備しかできない上に二次職に転職することはできない。
- 他の職業と違い、ジョブレベルを99まで上げることができる。
[編集] 拡張一次職
養子縁組をしているノービスでは転職ができない。
- テコンキッド (Taekwon Kid[6])
- 武器は持たず己の肉体のみで戦う拳闘士。テコンの由来はテコンドーから来ているものと思われる。
- スキルには「蹴り」に関する技が多く、蹴りスキルの他には自己に攻撃属性を付与するスキルや、テコン同士が隣り合うように座ることでHPやSPの回復力が上がるスキルがある。
- 二次職の拳聖、ソウルリンカーに転職できる。
- 忍者 (Ninja)
- 手裏剣などのアイテムや金銭を投擲、あるいは特殊な忍術で相手を攻撃する職業。
- 二次職には転職できない。
- ガンスリンガー (Gunslinger)
- ピストル、ライフル、ガトリング、ショットガン、グレネードの五種の銃器類を使用する遠距離攻撃に特化した職業。
- 二次職には転職できない
- ダークコレクター (Dark Collector)
- 詳細不明、2006年11月17日現在サクライにも実装されていない職業
- デスナイト (Death Knight)
- 詳細不明、2006年11月17日現在サクライにも実装されていない職業
[編集] 二次職
二次職は、一次職が転職したキャラクターが就く職業で、15種類の職業がある。ベースレベルを最高まで上げると転生を行うことができ、転生を行った後では上位二次職に転職することができる。(拳聖、ソウルリンカー、ガンスリンガー、忍者は除く。)
サービス開始当初から設定されていた二次職(騎士、暗殺者、鍛冶師、聖職者、魔導師、狩人)を旧二次職(2-1次職)、途中で追加された二次職(聖騎士、悪党、錬金術師、修行僧、賢者、吟遊詩人、踊り子)を新二次職(2-2次職)と俗に呼ばれている。
[編集] 二次職概要
- 騎士(ナイト、Knight)
- 全職業の中では最も高い体力と、優れた攻撃力や防御力を持つ。両手剣及び槍用の攻撃スキルを豊富に持つ。
- ペコペコに騎乗することで移動速度が大幅に上昇する。
- 上位二次職へは、ロードナイトに転職できる。
- 聖騎士(クルセイダー、Crusader)
- 剣士としての優れた体力と騎士をも上回る強靭な防御力を持つ。盾を使用したスキル、一部アコライトのスキル(ヒールなど)を扱えるため、ナイトよりも防御や戦闘補助に向いていると言える。
- 聖職者という側面を併せ持つため、不死・闇属性のモンスターに対して最強クラスの強さを誇る。騎士同様ペコペコに騎乗可能。
- 上位二次職へは、パラディンに転職できる。
- 暗殺者(アサシン、Assassin)
- 毒を用いた攻撃や姿を消して奇襲するスキルなども強化され、一次職と比べ攻撃の幅が増える。
- 全ての職業の中で唯一、右手と左手に別々の武器を装備することが出来る。また専用武器であるカタールは「敵の弱点を突くのに特化した形状である」という設定から、クリティカルヒットが出る確率が倍になるという特徴がある。
- 上位二次職へは、アサシンクロスに転職できる。
- 悪党(ローグ、Rogue)
- 金を盗む、強奪する、相手の装備を剥ぎ取るなど、盗賊の「盗み」を昇華させることを重視した職業で、装備解除、落書きなどの特殊スキルを多く持つ。
- さらに他職のスキルをコピーして使用することも出来る。
- 上位二次職へは、チェイサーに転職できる。
- 鍛冶師(ブラックスミス、Blacksmith)
- 武器の作成や鉱石の精製を行うことのできる職業で、属性の付いた武器や通常より能力の高い武器を製造することができる。
- 他にも戦闘補助のスキルを多数持ち、騎士などにも劣らぬ戦闘能力を持つ。
- 上位二次職へは、ホワイトスミスに転職できる。
- 錬金術師(アルケミスト、Alchemist)
- 薬草や特殊な材料を組み合わせることで、薬品を生成する技術を持つ職業で、特殊なクエストをこなすとホムンクルスを連れて歩くことができるようになる。
- ホムンクルスはAI設定に従って行動し、キャラクターの戦闘をサポートしてくれる。
- 上位二次職へは、クリエイターに転職できる。
- 祭祀(プリースト、Priest)
- 一次職よりさらに多数で強力なスキルを使用でき、モンスターとの戦闘をその豊富な支援で支える。
- 防御と回復性能から前面に立って耐える性能を持つ。
- 上位二次職へは、ハイプリーストに転職できる。
- 修行僧(モンク、Monk)
- 肉体を鍛えることで戦闘能力が向上され、攻撃を得意とする。攻守のバランスが非常に良いとされる。最強の攻撃力を持つとされる「阿修羅覇凰拳」スキルが使用できる。
- 上位二次職へは、チャンピオンに転職できる。
- 魔導師(ウィザード、Wizard)
- モンスター一体への魔法が主力であった一次職に比べ、広範囲に影響を及ぼせる魔法に主眼が置かれている。体力の低さと防具の貧弱さは克服されていない。
- 上位二次職へは、ハイウィザードに転職できる。
- 賢者(セージ、Sage)
- 魔法による攻撃よりも、武器による攻撃と補助魔法に重点を置いた職業で、武器に任意の属性を付加させられる他、移動や攻撃の最中に魔法を自動発動させるスキルを持つ。
- 上位二次職へは、プロフェッサーに転職できる。
- 狩人(ハンター、Hunter)
- モンスターを狩るための様々な罠類を扱うことが可能である。強力な弓攻撃はそのままに、様々な効果を持つ罠が使用できる。
- また、弓での攻撃時に自動で追加攻撃をしてくれるファルコンを連れて歩くことが出来る。
- 上位二次職へは、スナイパーに転職できる。
- 吟遊詩人(バード、Bard、男性キャラクター)、踊り子(ダンサー、Dancer、女性キャラクター)
- 歌(ダンス)を用いて、もっぱらパーティーの戦闘支援を行う職業である。専用の武器(バードは弦楽器、ダンサーはムチ)を強化するスキルを持ち、またダンサーとバードが同じパーティにいるときのみ使用できる強力な補助効果をもつ合奏スキルがある。
- 上位二次職へは、吟遊詩人がクラウン、踊り子がジプシーに転職できる。
- 拳聖 (Kwonsung[7])
- 蹴りによる攻撃に重点を置いた職業で、日時、場所、相手など、特定条件を満たす事によって使用可能なスキルが変化する等の特徴を持つ。他の職業よりも経験値を多く必要とするため、育ちが遅い。
- 上位二次職に転職することはできない。
- ソウルリンカー (Soul Linker)
- 武術の極みを諦める代わりに魔力を手に入れた職。魂を呼び寄せることで味方の能力を一定時間引き上げたり強力な攻撃魔法を使用する等、攻撃も支援も可能な職業。
- 上位二次職に転職することはできない。
[編集] 上位二次職
上位二次職は、転生を行ったキャラクターが最終的に就く職業で、13種類の職業がある。ベースレベルとジョブレベルを最高まで上げると転職することができる。
なお、上位二次職の上位職である三次職については、開発陣より何度か「検討段階である」という発言が行われている。しかし、2006年5月現在、三次職の実装計画が正式に決定した旨の発表は行われてはいない。
[編集] 上位二次職概要
- ロードナイト (Lord Knight)
- 騎士の上位職。騎士の持つ特徴の中で攻撃力がさらに強化されている。強力な遠距離攻撃スキルも追加されており、攻守共に隙が無い。
- パラディン (Paladin)
- 聖騎士の上位職。聖騎士の特徴をそのままに、より聖職らしいスキルが追加されている。パーティメンバーに対する支援スキルも若干強化されている。
- アサシンクロス (Assassin Cross)
- 暗殺者の上位職。範囲攻撃の使いづらさ、遠距離攻撃を苦手とする弱点が解消され大幅に強化されている。毒を使ったスキルの強度、カタールによる攻撃の能力も向上されてる。
- チェイサー (Chaser[8])
- 悪党の上位職。ローグのスキルである各種ストリップを全て同時に使用することができる。またコピーしたスキルを上書きされないようにするスキルもつかえるようになる。海外ではストーカーと命名されているが、日本ではこの名前には犯罪など悪い印象があるためにチェイサーと呼ばれている。
- ホワイトスミス (Whitesmith[9])
- 鍛冶師の上位職。移動速度を上昇させたり、相手の武器を破壊するスキルなどよって、より迅速に敵を殲滅できる。武器を独自で精錬できる。
- クリエイター (Creator[10])
- 錬金術師の上位職。物作り特化職としていろいろなものを作れるようになる予定とされている。現在は草を栽培することが出来る。また、強力なスキル「アシッドデモンストレーション」が使用できるが、あまりにも強力過ぎるため弱体化を望む声も上がっている。
- ハイプリースト (High Priest)
- 聖職者の上位職。二次職においても多かった補助スキルに加え、攻撃を遮断するスキルなどによってさらに能力が向上している。戦闘の中心として、重要な役割を果たしている。
- チャンピオン (Champion)
- 修行僧の上位職。神罰の代行者と目される高い攻撃力、それを可能にする気功に関する能力が上がっている。
- ハイウィザード (High Wizard)
- 魔導師の上位職。主に強力な魔法を使用することができる。以前は一部のスキルがバグにより正常に実行されていなかったが、現在は修正され、実力は以前よりも大分向上した。
- プロフェッサー (Professor[11])
- 賢者の上位職。一般的にモンスターに対応するスキルなどの追加は少ない。相手のSPに影響する技、相手を縛り付ける技など対人戦闘能力に優れる一面を多く持つ。特に、相手と自分のSPを入れ替える「ソウルチェンジ」がもたらした影響は大きい。
- スナイパー (Sniper)
- 狩人の上位職。系統は違うがプロフェッサーとは真逆のような位置づけで、ステータス強化のスキル、強力な範囲攻撃スキルが追加され、通常戦闘における大幅な性能アップがなされている反面、対人戦闘能力はハンターの時からあまり変わっていない。一部のスキルはパーティメンバーへの支援能力を持つものもある。
- クラウン (Clown[12])、ジプシー (Gypsy)
- クラウンは吟遊詩人、ジプシーは踊り子の上位職。二次職からの支援能力が強化されたスキルが多く、己のステータスを分け与えるものもある。「アローバルカン」という攻撃スキルが使用でき、トップレベルの威力を持つ。
[編集] 三次職
現在のところ未実装 三次職のひとつソーサラーの転職場は、アルデバランにある。
[編集] ゲームマスター
ゲームの運営スタッフによる調査用のキャラクターである、清楚な白い服を着ている
[編集] 登場する街
- プロンテラ (Prontera)
- ルーンミッドガッツ王国の首都(Capital of Rune-Midgarts)。ゲーム内での最も中心的な都市である。町の南側ではプレイヤーによる露店が多数出店されており、プレイヤー同士の取引の中心的な場所でもある。ここでナイト、クルセイダー、アコライト、プリーストへの転職試験が行われる。また街の北には悪魔が住む迷いの森や、西には虫モンスターに占拠された地下水道が存在している。ちなみにこの地下水道、見た目や生息モンスターからしばしば「下水」と呼ばれるが、上水道である。街の北東方面には聖カピトーリナ修道院があり、そこでモンクの転職試験が行われる。
- イズルード (Izlude)
- プロンテラの衛星都市(Prontera’s Satellite City)。ジュノーとの飛行船の定期便が出ている他、アルベルタやバイラン島への船も出ている。ここでソードマンへの転職試験が行われる。
- フェイヨン (Payon)
- 山岳の都市(Mountain City)。テコンキッドおよび拳聖への転職試験が行われる他、この街の北でアーチャーへの転職試験が行われる。また転職場には操られたフェイヨンの死者が闊歩する洞窟が存在する。近隣の竹林の中にハンターへの転職試験場が存在したが田園都市フィゲルに移転された(現在は移転を知らせる看板が立っているだけ)。
- ゲフェン (Geffen)
- 魔法の都市(City of Magic)。都市の中心にゲフェンタワーがそびえていて、その最上階でウィザードへの転職試験が行われる。マジシャンへの転職を行う魔法学校もここにある。また、ゲフェンタワーの地下はダンジョンに通じている。ブラックスミスの転職もここで行っていたが、今はアインブロックへ移転された。街の南にはオークやゴブリンの村が存在している。
- アルベルタ (Alberta)
- 港の都市(Port City)。イズルード・沈没船・ファロス灯台への定期便の他、アマツや龍之城と言った諸外国との貿易船もここで発着している。ここでマーチャントへの転職試験が行われる。
- モロク (Morrocc[13])
- 砂漠の都市(Desert Frontier)。町の中央に宮殿があるが、王族が居たりするわけではない。非常に庶民的な町で、道端にパンツが干してあったりする。ソウルリンカーへの転職試験が行われる他、この都市の北西にあるピラミッド内でシーフへの転職試験が行われる。またスフィンクスダンジョンも存在する。街から南下し、砂漠の方角にはアサシンへの転職試験を行う場所が、海岸の方角にはローグへの転職を行う場所が存在する。
- アルデバラン (Al de Baran)
- 国境都市(Border City)。この町はシュバルツバルド共和国領であるが、貿易や冒険者の往来の利便性を考え、国境検問所よりも南側(ルーンミッドガッツ王国側)にある。都市の中心に時計塔がそびえていて、ランドマークのような存在となっている。また時計塔の内部は地上4階、地下4階のダンジョンとなっている。ゲーム進行のサポート(セーブ、ワープなど)を行うカプラサービスの本社がある。ここでアルケミスト、スーパーノービスへの転職試験が行われる。
- ルティエ (Lutie)
- 雪の街(Snow Village)。一年を通して雪が降り積もっており、毎年クリスマスの時期に盛大なイベントが行われる。街の北にはおもちゃ工場ダンジョンがある。
- コモド (Comodo)
- 幻想の島(Beach Town)。洞窟の中に存在し太陽の光が差し込まないが、松明の光により神秘的な雰囲気を醸し出している街。周囲をダンジョンに囲まれている。ここでダンサー、バードへの転職試験が行われる。
- ジュノー (Juno)
- シュバルツバルド共和国の首都(Capital of Schwaltzvald Republic)。世界創生に関わる神話の研究が進められており、ユミルの心臓の欠片が安置されている場所でもある。ユミルの心臓の力により、都市そのものが空中に浮いている。ここでセージへの転職試験が行われる。またユミルの心臓の力によりヴァルハラに最も近い町でもあり、転生もここで行われる。
- アマツ (Amatsu)
- 泉水の国(Land of Destiny)。日本をモデルとした都市。忍者への転職試験がここで行われる。
- コンロン (Konron[14])
- 神仙の島(Hermit’s Land)。 台湾をモデルとした都市。
- ウンバラ (Umbala)
- ウータン族の村(Utan Tribe’s Village)。ジャングルの奥の原住民の村である。訪れた当初は言葉が通じないので住民との会話が不可能である。一応ルーンミッドガッツ王国領ではあるが、王国の管理が行き届いている訳ではない(でもカプラ職員はちゃんと居る)。付近の森を抜けると世界樹イグドラシルへとたどり着くことが出来る。
- ニブルヘイム (Niflheim[15] )
- 死者の街(Realm of the Dead)。神話によれば、世界樹イグドラシルに支えられた4つの世界のうちのひとつであり、人間界とは全く別の世界である。一応街なので店やカプラ職員(の霊)なども存在するが、生者の世界ではないので、街の中にもモンスターが生息している。ここで離婚の手続きができる。
- ヴァルハラ
- 人間の英雄に新たな生を与えると言う戦乙女ヴァルキリーの居る場所。いわゆる天界であり、ヴァルキリーに認められるだけの資格を持った人間しか入れない。ちなみに転生した後はフリーパスになる。
- 龍之城 (Castle of Dragon[16])
- 古都(Highland)。古代中国をイメージして作られた都市。
- ジャワイ (Jawaii)
- 常夏の島(Honeymoon Island)。結婚すると来ることができる。ただし、酒場の外へは出られないという条件付きならば、結婚していなくとも特定のNPCに話しかけることで来ることはできる。
- アユタヤ (Ayothaya)
- タイをモデルとした都市。
- アインブロック(Einbloch[17])
- 鋼鉄の都市(City of Steel)。工場の排煙に覆われたあまり健康に良くない都市であるが、一応上流階級の住む街であるという。ブラックスミスへの転職試験が行われる他、ガンスリンガーへの転職試験もここである。
- アインベフ (Einbech)
- 採鉱の村(Miner’s Village)。アインブロックに接している。鉱石を採掘する鉱山がメインであり工場などが少ない為、アインブロックより比較的裕福でない者が住む街であるとは言え、こちらの方が空気が澄んでいたりする。
- リヒタルゼン (Lighthalzen)
- 企業都市(City-state of Commerce)。シュバルツバルド共和国一の商業都市であり、その町に住むのも上流階級のばかりであるが、線路で区切られた北東には貧民街と呼ばれるスラムが存在している。シュバルツバルド共和国の経済をあらゆる面でリードするレッケンベル社の本社があるのもここである。怪しげな研究が行われている(いた)生体工学研究所が存在する。
- フィゲル (Hugel)
- 田園都市(Garden City)。ジュノーやリヒタルゼンとは離れた、北東の山奥に存在する。いわゆる田舎町であり、細々と農業を営んでいる町であったが、付近にオーディン神殿が見つかったことから、空港が建設され急激に開発が進められている。
- ラヘル (Rael)
- 宗教国家アルナペルツ(Study capital of Arunafeltz)の首都。オーディンを信仰するルーンミッドガッツ王国とは違って豊穣の女神フレイアを信仰しており、ルーンミッドガッツとは宗教的に対立している国家。2006年11月現在では韓国サーバーでのみの実装、日本では未実装である。
- ペインス
- 砂漠都市。2006年11月時点で韓国サクライ未実装であり詳細不明。
[編集] 登場するダンジョン
- 迷宮の森(Forest Labyrinth)
- プロンテラのすぐ北に位置する。非常に入り組んだ内部構造をしており、まさに迷宮と言える。魔族の王バフォメットが棲む場所でもある。通り抜けるとミョルニール山脈を抜けてアルデバランのすぐ南に出る。
- プロンテラ地下水路(Prontera Culvert)
- プロンテラのすぐ西に位置する。最近害虫(盗蟲)が大量発生しており、プロンテラ騎士団が駆除に手を焼いているらしい。見た目からは想像がつかないが、ここは下水ではなく上水道である。
- 海底洞窟(Undersea Tunnel)
- 髑髏の形をした島・バイラン(Byalan)島の地下にあるダンジョン。海の真ん中にある関係で内部は至るところが浸水しており、特に地下4階からは完全に水没している(でも入れる)。地下4階以降は何らかの神殿の遺跡が存在し、特に「海底神殿」と呼ばれる。
- ゲフェン地下ダンジョン/ゲフェニアダンジョン(Geffen Tower Dungeon)
- ゲフェンの中央に位置するゲフェンタワーの直下に存在する。遥か昔に存在したゲフェニアの町を、棲み着いていた悪魔ごと地中に封印した遺跡である。通常では地下1階から3階までしか入れず、地下4階は特別になイベントを開催する会場に使用されていた。
- ゲフェニア遺跡(Geffenia)
- ニブルヘイムの女王ヘルと、天界の女神ヴァルキリーの双方に認められて初めて足を踏み入れることが出来る。位置的にはゲフェニアダンジョンの更に奥であるが、繋がっている訳ではないので区別される。The Signクエストをクリアしたプレイヤーはゲフェニアダンジョンへの入り口の扉を開けることが出来る(開かれた扉には誰でも入れる)。
- オークダンジョン(Orc Dungeon)
- 亜人種オークが生息する村の地下にあるダンジョン。ゾンビ化したオークの群れや、捨てられた奇形種・ゼノークの住処になっている。
- ミョルニール廃坑(Mt. Mjolnir)
- ゲフェンからしばらく北に行ったところに位置する。昔は良質の石炭が取れる炭鉱として賑わっていたが、事業主の強引なやり方と無計画な採掘により、過労死する工夫や毒ガスの発生が相次ぎ、大規模な落盤を機に閉鎖された。今ではゾンビ化した工夫や、毒ガスの塊のモンスターが徘徊する。
- ピラミッド(Pyramid)
- モロクの北東の隣に位置する。古代の民の王が自らの墓として作ったものであり、内部には王の従者であったと思われるゾンビが大量に生息している。
- スフィンクスダンジョン(Sphinx)
- 守り神スフィンクスを象ったと思われるスフィンクス像の真下に存在する迷宮。こちらはゾンビではなく、古代の民がそのまま蘇ったかのようなモンスターが生息する。
- 蟻地獄(Ant Hell)
- ソグラト砂漠地方に生息する巨大蟻・アンドレ族の住処。女王蟻マヤーもここに生息する。
- フェイヨン地下洞窟(Payon Cave)
- 正確にはフェイヨンの隣の弓手村の地下に存在する洞窟。大昔に地下に沈んだ旧フェイヨンの村であり、墓地となっている。強力なモンスターである月夜花(ウォルヤファ)が死人を蘇らせたアンデッドが大量に徘徊する。
- 沈没船(Sunken Ship)
- 難破した船が名も無き小島に流れ着いたもの。内部は水夫のアンデッドが大量に生息するが、極端に狭いうえに奥に行くと桁違いに凶悪なモンスターが居るため、不用意に足を踏み入れて痛い目に遭うプレイヤーは少なくない。
- 時計塔(Clock Tower)
- アルデバランの中央に位置するシンボルタワー。地上と地下に分かれており、地上部分は時計の内部機関が見られる機械塔であり、時計を象ったロボットのようなモンスターが多く生息する。地下は整備されている部分もあるが殆どの部分は土がむき出しの洞窟であり、何故かオーク族の住処になっている部分もあれば、浸水して魚介生物が棲んでいる部分もある。
- グラストヘイム(Glast Heim)
- ゲフェン北西に位置する、巨大な廃城。古代に滅びた巨人族の城であったという言い伝えがあり、実際に内部に転がっている人骨や設備は人間のそれと比べると遥かに大きい。内部は非常に多岐に渡っており、城の内部では騎士の亡霊が乗り移ったような鎧のモンスターが闊歩し、地下墓地や修道院ではアンデッドが主に生息している。地下水路や地下洞窟には泥で出来たモンスターや、ワニのモンスターなどもいる。
- おもちゃ工場(Toy Factory)
- 雪の町ルティエの北に存在する、さまざまなおもちゃを製造し出荷している工場。入ると警備ロボットと思われる、ぜんまい仕掛けのおもちゃの兵隊に襲われる。
- コモド周辺洞窟
- コモドの町の周辺に存在する洞窟。西洞窟カル(Karu - the West Cave)、北洞窟ルワンダ(Ruande - the Northern Cave)、東洞窟マオ(Mao - the East Cave)の3つに分かれる。内部は湿気が多いらしく水棲生物や両生類、また洞窟らしく鉱石質のモンスターが徘徊している。
- タートルアイランド(Turtle Island Dungeon)
- その名の通り、島の形状からして亀を象ったダンジョン。基本的にモンスターのほとんどが亀である。最深部には全ての亀の親玉である亀将軍ことタートルジェネラルが生息している。
- アマツ迷宮(Amatsu Dungeon)
- 泉水の国アマツの城主から発行してもらった手形を持っている人間のみ入れる、城の屋根裏に隠されていると思われるダンジョン。畳の迷宮・地下戦場跡・地下神社遺跡の3階層に別れている。内部には戦死者とみられるアンデットモンスターや妖怪などが巣食っている。
- 崑崙ダンジョン(Konron Ancient Shrine)
- 崑崙の北に位置する、古い神殿跡とその後ろにある洞窟。元々は仙人の住む洞窟であったようだが、最近は悪仙が住み着いているようである。洞窟なのに途中で空の上に浮かんでいたり、囲碁盤のような地面だったり色々と内部構造が不明なダンジョン。
- 龍之城ダンジョン(The Royal Tomb)
- 龍之城の北西から入る地下洞窟。古代の皇帝の王陵であり、炭鉱のような通路を抜けた先にある内部は、水面に浮かぶ巨大な宮殿が存在する。
- アユタヤダンジョン(Ancient Shrine)
- アユタヤの町の東に存在する。人食い虎の悪霊を封じ込めた古代の神殿とされ、「お守り」を作ってもらわないと付近に行くことすら出来ない。落ちると即死の落とし穴トラップがあったりする。
- ノーグロード(Magma Dungeon)
- ジュノーの南東に存在する、溶岩が流れる灼熱の洞窟。1層は炎や溶岩のような形をしたモンスターが、2層は火の悪魔や竜が棲んでいる。
- アインベフ鉱山(Mine Dungeon)
- アインベフの北側に位置する鉱山。ミョルニール鉱山と酷似しているが、こちらはまだ採掘が行われている鉱山である。しかし最近の落盤から、毒ガスの塊に目玉がついたようなモンスターが大量発生して困っているらしい。また、大量に廃棄されたクマのぬいぐるみが動き出して立てこもっていると言う話も。
- 生体研究所(Somatology Laboratory)
- リヒタルゼンにあるレッケンベル本社ビルの地下に存在する、今は廃棄された研究所。ホムンクルス技術を応用して人体実験を繰り返していた非合法の研究所であり、廃棄された今でも実験体となった人々(のクローン)と、職員だったと思われる人間のアンデットが大量に彷徨っている。特に上位2次職の姿をしたクローンが彷徨う3Fは、現在存在するダンジョンの中でも他と比べ物にならないほどの難易度を誇る上級ダンジョンとなっている。
- アビスレイク(Abyss Lake)
- ジュノーの東、フィゲルの南に位置する、ぽっかりと大地に穴が開いたかのようなダンジョン。竜族の住処となっており、フィゲル付近を航行する飛行船がたまに襲われるらしい。(飛行船に乗っている時に竜が襲撃をかけてくるということは実際には無い。)最下層には飛行船などからかき集めたと思われる財宝が積み上げられ、 それを守る恐ろしく強い竜が徘徊している。
- タナトスタワー(Thanatos Tower)
- 建造された理由は不明であるが、遥か昔に現れた魔王モロクを封印するために勇者タナトスが建てたという説が有力である塔。現在も封印された魔王と思われる物体がタナトスの思念の形を取り徘徊している。天使族のモンスターが生息しており、生体研究所に次いで屈指の難易度を誇る。その為か、地上13階建てのうち、7階以降は上位2次職でしか足を踏み入れることが出来ない。
- 機械人形工場(Machine Doll Factory)
- ホムンクルスとは別の方向から人間を作り出そうとした、機械人形の工場。現在は機械人形第一人者キル・ハイル氏の息子キエルの手により、人間の姿をした兵器の工場に変わり果てている。
- オーディン神殿(Odin Temple)
- 厳密に言えばダンジョンではなく地表にある遺跡である。フィゲルのすぐ近くに存在しており、小船で渡る。戦乙女であるヴァルキリー・ランドグリースが眠る地でもある。ヴァルハラにいるヴァルキリーとの関連性は不明。なぜか強力な天使族と悪魔族が混在しており、ヴァルキリー・ランドグリースの分身も徘徊しているため非常に危険な場所である。
[編集] オマージュ
NPCの名前や台詞などに他のアニメ作品・ゲーム作品・その他のホビーなどから付けられたものが、しばしば登場する。
- 松本零士
- コモドに登場するNPC、ロックハ、ロチト、ロツテ、エメラルハンダス、メロプシュム。
- それぞれ、ハーロック、大山トチロー、星野鉄郎、エメラルダス、プロメシュームに由来。
- アインベフの駅に登場するマテルは銀河鉄道999のメーテルに由来。彼女はメーテルのかぶっている帽子に良く似たアイテムを作ってくれる。
- 魔動王グランゾート
- 「ホロレチュチュパレロ」という呪文。
- ファイナルファンタジータクティクス
- 原作者がファンであり、原作漫画「ラグナロク」との関連もあって開発初期に製作されたキャラのデザインに表れている。
- アークトゥルス
- アークトゥルスはラグナロクオンラインの開発元であるGRAVITYが制作したゲームソフト。イズルードにアークトゥルスの主人公2人シズとマリアがNPCとして居るほか、魔法などにもアークトゥルス由来のものがある。3Dの背景に2Dのキャラクタを組み合わせるというラグナロクオンラインのヴィジュアル面での基幹となるシステムはここから流用されている。
- 自動車
- アルデバランに登場するレーサーのNPC「RS125」と、その会話に登場する兄「996」と兄を打ち負かしたフェイヨンの少女「ハバナ」。
- RS125(アプリリアのオートバイ)、996(ポルシェのスポーツカー)、ハバナ(アプリリアのスクーター,モヒート)。
[編集] 各国の事情
このゲームは開発元である韓国を初め30カ国以上でサービス提供がされている。しかし、プレイヤーの嗜好の違い、競合ゲームとの兼ね合いなどにより人気はまちまちであり、そのため既に運営を終了した国も存在する。基本的には各国内プレイヤー向けだが、日本からプレイできるラグナロクオンラインもある。
[編集] サービス提供国
正式サービスが開始された順に列挙する。
- 番号. 地域名(サポート言語)…正式サービス開始時期
- 1.韓国(韓国語)…2002年8月
- 2.台湾・香港(繁体中国語)…2002年11月
- 3.日本(日本語)…2002年12月
- 5.タイ(タイ語)…2003年3月
- 4.中国大陸(簡体中国語)…2003年5月
- 6.北アメリカ地域(英語)…2003年6月 ※国際サーバと呼ばれる
- 7.フィリピン(英語)…2003年8月
- 8.インドネシア(英語?)…2003年11月
- 9.マレーシア/シンガポール(マレー語/英語)…2004年4月
- 10.フランス以外のヨーロッパ(ドイツ語/英語/イタリア語/トルコ語)…2004年4月 ※多言語クライアント
- 11.インド(英語)…2004年10月
- 12.ブラジル(ポルトガル語)…2004年12月
- 13.ベトナム(ベトナム語)…2006年5月 ※一時的に行政よりサービス停止処分を受けていたが、再開した模様
- 14.ロシア(ロシア語)…テストサービス中
- 15.スペイン・南アメリカ(スペイン語)…テストサービス中
- 16.フランス(フランス語)…テストサービス中
[編集] サービスが終了した国
- オーストラリア/ニュージーランド(英語)※多言語クライアント、オセアニアサーバと呼ばれる
- 2004年12月に正式サービスが開始されたが、2007年3月2日午前10時を持ってサービス終了。
- キャラクターデータ等は国際サーバへ引き継がれた。
[編集] 韓国 (kRO)
管理は開発元であるGravity社が兼ねている。そのため、常に世界に先駆けて新しいサービスや修正パッチが提供されることが特徴である。特に、テストサーバーであるSakrayにおいては、バランステストも兼ねた最新の機能や職業などが提供されるため、注目を集めることが多い。ただし、プレイヤー数や期間の問題で十分なテストが行われず、不具合のあるまま本サーバーに実装されることもある。サーバーへの実装はどの国よりも早いものの、新規モンスターが登場してもドロップアイテムの設定がなかったりするなど、実装速度を優先させた結果、中身の伴わない内容も含まれている。
韓国のサーバーでプレイするには韓国の国民番号が必要となるため、海外からのプレイは不可能である。したがって、国外のプレイヤーが情報を得るためには、韓国ユーザの情報サイトを頼ることになる。転生システムの実装以後、従来の3倍の経験値が必要になること、また後発ゲームへのユーザーの流出などにより顧客離れが進行しており、2006年10月末から11月頭にかけ1アカウントのキャラクター数を9と変更した上でサラ・ウルド・サクライ以外の8つある通常サーバを4つに統合した。
[編集] 国際 (iRO)
Gravity社直営の全世界からプレイ可能なラグナロクオンラインである。多くの国でサービスされているROの中で国名を冠していないサーバの1つである。ちなみにiROが設置されている国はアメリカ合衆国である。
ワールドは4つ存在し、プレイユーザー数はChaos、Lokiが2,500人-3,000人程度、Irisが300人-700人程度となっている。Sakrayはテストサーバー(誰でも参加可能)。様々な国々のプレイヤーが参加しており、時差のため特定の時間帯に人数が集中せず、サーバーの負担が少ない。
国際的に広く開かれたサーバーで、英語の壁を除くと総じて良好な面が多いために日本版から移転してきたプレイヤーもいる。プレイヤーの中には、同じ出身国のプレイヤー同士で人脈を形成し、行動するプレイヤーもいる。
また、2007年3月に運営終了したオセアニア(oRO)のキャラクターデータはこのiROに収容された。
不正者に対して積極的に対応している。iROのBOTは日本の物に比べて動きが粗雑でわかりやすく、管理者が対処しやすいという特徴もある。しかし、最近は高性能化したBOTも発生してきている。
Gravity社直営の運営という事もあるためか、日本よりも早くアユタヤパッチと転生パッチが実装されるなど、日本のラグナロクオンラインより先にアップデートが実施されることが多い。
料金を別に支払うことで、キャラクターの名前を変更できるサービス(全サーバー対象)や、キャラクターを他のサーバーに移動できるサービス(Chaos、Loki、Irisのみ)も提供されている。利用料金はクレジットカード・郵便局・銀行(インターネット銀行)などから支払うことが出来る。また、3ヶ月分以上まとめて支払えば割引される[18]。
外国人プレイヤーのパーティ狩りのアイテム分配に関しては日本のラグナロクと異なる部分がある。
都市で募集チャットを出してメンバー募集されるパーティでは、日本と同様、パーティで拾ったアイテムの分配を公平に分配する方式が主流となっている。例外的に、野外やダンジョンなど、狩り場で出会った者同士が即席で作るパーティでは、分配を行わないこともある。また、外国人でも「経験値」を公平に配分することはゲームシステム上容易なので、積極的に行われる。
[編集] 台湾/香港 (cRO)
契約はSoft-World International社で、管理・運営は子会社である遊戯新幹線(英語名:Game Flier)。日本以上に接続者が多く、同時接続者20万人を達成している。インターネットでチケットを購入すれば日本からでもプレイできる。
不正者に対して積極的に対応している。アカウントの停止処置や不正者のリストを公開しているのが特徴。ただし、BOTに関しては日本よりも酷い状態で、停止処置を執られるアカウント数よりも新規に取得される不正アカウント数が遥かに多い状態である。
一時は総ワールド数が60を超えるほどの人気だったが2005年末からサーバ統合を行っており、2006年11月現在では20を切りかけている。
[編集] タイ王国 (tRO)
管理・運営はAsiasoft社。初期3地域(日本・台湾・タイ)の中では最後発。
アルファテスト時代の英語サーバでは日本人に次いで多く見られた事から、初期の頃からタイ人には受けが良かったようである。こうした先人たちの口コミと現地サーバの稼働によりタイでの人気は更に上がり、オープンテストが行われていた当時あまりにも子供達が熱中することから、政府は深夜のゲームサーバーへの接続禁止や年齢制限などの規制を出した。同時期にネットカフェでゲーム内のいざこざから射殺事件が起きているので、これも規制の一因になっているようである。
台湾や中国と同様にタイでも2005年の中頃から接続者数が減少傾向にあり、2006年11月現在では日本とほとんど同じだったワールド数が半分以下に減少している。
[編集] ヨーロッパ (euRO)
運営している国名を冠していないROの1つ。設置国及び運営・管理会社はドイツのBURDA interactive communities社。日本からもプレイできる。euROの正式サービス開始以前から参加している日本人プレイヤーもいる。
ゲームマスターとはゲーム内(相談所を開いていることがあり、プレイヤーは気軽に相談することができる)と公式Forumに加えてIRCでも連絡がとれる。
クライアントが多くの言語に対応しているので日本語での会話が可能であり、更にゲームサーバーからのメッセージは4カ国語に対応(日本語には非対応)している。しかし、ヨーロッパは日本からのインターネットの回線が遠くプレイしにくく、クレジットカード以外では料金支払いに手間と国際送金手数料がかかる。
iROやoROと比べると、日本人プレイヤーのコミュニティの活動は地味である。
[編集] 中華人民共和国 (cnRO)
Soft-World Internationalと契約していたが、中国でのプレイヤー数が思うように伸びなかったため盛大網路(Shanda)に移管。移管後はサーバ統合を行い、韓国の次に最新のアップデートを行っているが新サーバがオープンしない事からサーバ増やすほど同時接続者数は増えていないようである。
[編集] フィリピン (fRO)
管理・運営はLEVEL UP! GAMES社。BOTやRMTなどの不正行為に対してnProtect GameGuardの導入や獲得経験値倍率の底上げで対抗していたが効果が上がらず、2006年9月になって公式サイトにItem Auctionシステムを導入。
[編集] 日本 (jRO)
[編集] 接続人数
ラグナロクオンラインは日本で現在サービスされているMMORPGの中では比較的初期に公開されたこともあり、トップクラスの登録人数を誇る。2006年5月21日に行われた公式オフラインイベント「RJC2006」にて登録ID数150万を突破したと発表された。
ラグナロクオンラインにはワールドと呼ばれるそれぞれ独立したサーバ群が23個存在し、プレイヤーのデータはワールド間では共有できない仕様となっている。同時接続人数で1ワールドあたり5,000人程度が問題なくプレイできる限界値である。しかし、β版テスト時代から公開されているワールドには1万人を超えるプレイヤーが常時接続していたため、過剰な負荷からサーバのメンテナンスが頻繁におこり、プレイに支障をきたしたり予期しない事態が発生することが頻繁にあった。正式サービス開始後もこの状態が続いたため、3回にわたってプレイヤーの分散化を目的としたマイグレーションプラン[19]が実施された。
過去数回に渡り不正対策パッチが当てられ不正プレイヤーとのいたちっごっこが繰り返されており、その度に増減を繰り返している。現在の同時接続数は不正プレイヤーが復活したため増加し、50,000人-70,000人を推移している。
[編集] jROワールドリスト
日本のラグナロクオンラインにおけるワールドは2006年5月現在、通常ワールドとして23ワールド、他プレイヤーに対する攻撃(Player Kill、略称はPK)が可能ワールドが1ワールドの計24ワールドが稼動中である。ワールド構成として現在はグループ分けがされているが、ワールド数が非常に多くなったため分散化を目的とした措置であり、グループ内であってもキャラクターのワールド間の行き来は出来ない。 また、テストサーバについては2006年11月13日現在、一般プレイヤーは一切参加する事ができない。 ワールドの名前は、すべて原作の登場人物からきている。
- Group1…Verdandi(ヴェルダンディ)、Magni(マグニ)、Surt(スルト)、Forsety(フォルセティ)、Garm(ガルム)
- Group2…Tyr(チュール)、Idun(イドゥン)、Eir(エイル)、Freya(フレイア)、Baldur(バルダー、バルドル)、Chaos(ケイオス、カオス)
- Group3…Thor(トール)、Bijou(ビジョウ)、Ses(シズ)、Sara(サラ)、Fenrir(フェンリル)、Loki(ロキ)、
- Group4…Lydia(リディア)、Tiamet(ティアメット)、Lisa(リサ)、Odin(オーディン)、Heimdal(ヘイムダル)、Iris(アイリス)
- PK Server…Urdr(ウルド)
- test Server…Sakray(サクライ)、Tanathos(タナトス)、Valkyrie(ヴァルキリー)
各ワールドはそれぞれ追加時期などによって相違点がある。
- 初期ワールド(Chaos、Loki、Iris、Fenrir)
- 初期ワールドは正式サービス開始以前から存在するワールドで、Chaos、Loki、Iris、Fenrirの4つであり、俗に最古鯖と呼ばれる[20]。Loki、Irisは2002年3月に追加。Fenrirのみβ2テスト時に追加された。Chaos、Loki、Irisの3ワールドには非常に多くの人数が参加しており、正常にプレイできる限界人数と言われている5,000人を遥かに越える最高12,000人以上の接続数があったため、過密状態が続き数々の不具合が生じていた。それら3つにやや遅れてFenrirができたことで、その処理の重さに耐えかねたプレイヤーはFenrirでキャラクターを作成しなおした。そのため、初期ワールドの中ではFenrirだけは、初期と第二期の両方の特徴を備えている。
- 第二期ワールド(Sara、Lydia、Baldur)
- 正式サービス開始直前に追加されたワールド。Sara、Lydia、Baldurの3つで、やはりそれぞれ以前までのワールドの状況に不満を持ち移住した者が多い。余談だが、第三期ワールドが登場する直前まで(New!!)という表記がワールド名の後ろに付けられていた。
- 第三期ワールド(Odin、Thor、Freya、Bijou)
- 正式サービス開始以来、初めて既存のワールドから新規ワールドへキャラクターデータを引き継ぐことができる第1回マイグレーションプランが実施された。Odin、Thor、Freya、Bijouの4つからなり、それぞれ初期の4ワールドからの移住に対応していた。
- しかし、移住にあたってアイテムやゼニーの持ち越しなど、いくつかの重要な項目が非公開とされたため、多くのプレイヤーは既存のワールドの不具合にストレスを募らせつつも移住を行わなかった。その結果、移住希望者の数は極めて少なく、このマイグレーションプランは失敗に終わった。運営会社はこの失敗を教訓に、第2回マイグレーションではいくつかの改善を行っている。
- 移住としては失敗に終わっているが、そのおかげで人数過多になる恐れが無かった事、ワールドリストの最上部に長期間配置されていたことで、新規参入者が多く、人数そのものは最終的に他のワールドと変わらないレベルまでになる。
- 第四期ワールド(Idun、Heimdal、 Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiamet)
- 2004年5月18日-5月20日の間に実施された第2回マイグレーションプランにより、追加された。Idun、Heimdal、Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiametの7ワールド。それぞれ順にChaos、Loki、Iris、Fenrir、Sara、Lydia、Baldurからの移住者がいる。
- 前回の教訓を生かし、移住条件を完全に公開すると共に、事前のアンケートからワールドの内容を完全コピーする方法と、希望者のデータのみを移す方法の2種類から後者が選択された。この2種類の方法のうち「Bプラン」と称された方法は通常通りデータを移動しコピー元のワールドのデータは無くなる方式であったが、「Aプラン」となった方法は「移住元・移住先両方のワールドにキャラクターデータをコピーし、(接続人数などで)気に入ったほうに定着してもらう(使わない方のワールドのデータはそのまま)」と言う方式であったため、ユーザーの間で議論を巻き起こした。例えば自分が移住することを決めた場合、移住しないことを決めたプレイヤーに対して「Chaosワールドのアイテムを全部あげるから、Idunワールドでのアイテムを全部くれ」と言う、ワールド間取引(規約違反行為)まがいの事が可能になってしまうためである。結局は投票の結果、「Bプラン」に落ち着いた。
- 初期ワールドのうち元々プレイ人数の少なかったFenrirからの移住先であるTyrは非常に人数が少ない。
- 第五期ワールド(Verdandi、Magni、Surt、Forsety、Garm)
- 2005年4月5日-同年4月26日に行われた第3回マイグレーションプランによってChaos、Loki、Iris、FenrirからそれぞれMagni、Surt、Forsety、Garmへの移住を実施された。また、2005年3月29日に新設されたVerdandiは、これまでのマイグレーションプランで追加されたワールドとは違い、完全にゼロから新規スタートされたワールドとなっている。既存のワールドからの移住の無い新ワールドの増設は、ラグナロクオンライン正式サービス開始以来、初めてのことである。
- PK可能ワールド (Urdr)
- 2005年11月29日に新ワールドとして実装された。このワールドでは、これまではPvP、GvG、ギルドダンジョン以外の通常マップでは不可能だったPKが可能である。対象は街の中及びその周辺の一部を除いた全マップに適用される。
- Urdr独自のシステムとして「キラーシステム」がある。このシステムは、他プレイヤーをPKすることにより「キラーポイント」を獲得することができ、これが一定値以上たまると「マーダラー」となって能力値が上昇するなどの特典が得られる。また、モンスターを倒した際の経験値も通常ワールドと比べて多いが、プレイヤーが戦闘不能になった時に減る経験値も多い。
- テストワールド (Sakray、Tanathos、Valkyrie)
- これら上記のワールド以外に、Sakray(サクライ)、Tanathos(タナトス)が存在する。それぞれローカライズ及びテスト用、データ展開検証及びリザーブサーバ用として使用されているとされる。ただし、Sakrayはガンホー社及びGravity社内でのみアクセス可能なオンラインサーバであり、Tanathosはガンホー社内からのみアクセスが可能なオフラインサーバである。Sakrayは、韓国や国際サーバなどとは異なり一般には公開されていないが、ワールドセレクト画面に誤ってSakrayの名前が並んでしまうミスがあったこともある。
- テスト用サーバーという名目が掲げられているが、一般公開されておらず何が行われているかが不透明であるのに加え、翻訳の誤字脱字はもちろん既に韓国で発見され修正済みである致命的バグが残ったまま日本のサーバーに実装される事が何度もあったため、テストサーバーとしてしっかり使われているのかどうか疑わしいとの懸念がユーザーに広まっている。
- 2006年11月9日には、期間限定でValkyrie(ヴァルキリー)が一般に開放された。これはギルド攻城戦における不具合を修正するために、一般プレイヤーもデバッグに参加させることを目的としたものであった。このときは、プレイヤーにベースレベル80のキャラクターが提供され、アイテムや装備が安く販売された。
[編集] サーバ環境など
- データセンター
- 使用しているデータセンターは、リネージュやウルティマオンライン (UO) も利用している、AbovenetJapan[21]である。高性能なネットワーク機器を多数用いているため、ゲームの利用料金の多くがここに費やされている。
- サーバ機器
- ラグナロクオンラインで用いられているサーバーは、IBMのBladeCenter HS20シリーズで、KOEIの信長の野望Onlineでも使用されている。スペックはXeonDP2.4GHz-3.2GHz、メモリーは1GB-2GBであるが、使用しているHDDがノートパソコン用のものであるため、MMORPGに用いるには調整を行う必要があり、高度な技術と経験が要求される。
- ソフトウェアなど
- 使用しているOSはWindows 2000 Server Standard、データーベースエンジンにはMSDE2000を使用しているが、MSDE2000が小規模用途用のために少なからずタイムラグの原因になっているとされる。
- サーバソフトウェアにはGravity社開発のAEGISが用いられているが、AEGISにはチャット・パーティーの管理サーバが1ワールドに付き1台までしか設置できないので、1ワールドに15台以上サーバを設置しても負荷はさほど下がらないようである。また、マップを構築するサーバとモンスターAIを制御するサーバを分離して設置することができないため、1マップに設置できるモンスターはマップが拡張されるごとに減る。また、高度なAIを使用するとされるアルケミストのホムンクルススキルが長い間実装できない原因のひとつとされていた[22]。
[編集] 沿革
- 英語サーバーα(アルファ)テスト
- 日本語版β(ベータ)テスト
- 2001年11月29日 - 日本語版βテスト開始。
- 2001年12月6日 - 【実装】地下水路(ダンジョン)を実装。
- 2002年1月18日 - 【実装】イズルード(都市)を実装。
- 2002年3月13日 - 【ワールド追加】Loki、Irisワールドを追加。
- 2002年8月7日 - 日本語版βテスト終了。
- 日本語版β2(ベータ2)テスト
- 2002年8月14日 - 日本語版β2テスト開始。
- 2002年9月30日 - 【ワールド追加】Fenrirワールドを追加。
- 2002年11月12日 - 【ワールド追加】Sara、Lydia、Baldurワールドを追加。
- 2002年11月20日 - 日本語版β2テスト終了。
- 正式サービス
- 2002年12月1日 - 【アップデート】「episode1.5 Attack of the Ancient」アップデート。正式商用サービスを開始。
- 2002年12月19日 -【実装】 ルティエ(都市)を実装。
- 2003年3月27日 - 【実装】キューペットシステムを実装。
- 2003年5月27日 - 【アップデート】「episode 2.0 Under the Illusion」アップデート。コモド(都市)を実装。
- 2003年6月27日 - 【ワールド追加】第1回マイグレーションを実施し、Odin、Thor、Freya、Bijouワールドを追加。
- 2003年7月29日 - 【アップデート】「episode 2.5 Under the Illusion」アップデート。タートルアイランド、ギルド攻城戦システムを実装。
- 2003年10月7日 - 【アップデート】「episode3.0 Labyrinth of lost memories」アップデート。ジュノー(都市)を実装し、新しい二次職を追加。
- 2003年12月3日 - 【実装】アマツ(都市)を実装。
- 2004年2月17日 - 【実装】コンロン(都市)を実装。
- 2004年5月18日 - 【ワールド追加】第2回マイグレーションを実施し、Idun、Heimdal、Eir、Tyr、Lisa、Ses、Tiametワールドを追加。
- 2004年6月8日 - 【アップデート】「episode4.0 Ordeal of Fear」アップデート。ウンバラ、スーパーノービス、結婚システムを実装。
- 2004年8月24日 - 【実装】ニブルヘイム(都市)を実装。
- 2005年2月15日 - 【実装】転生システム、上位二次職を実装。
- 2005年3月29日 - 【ワールド追加】Verdandiワールドを追加。
- 2005年4月5日 - 【ワールド追加】第3回マイグレーションを実施し、Magni、Surt、Forsety、Garmワールドを追加。
- 2005年4月26日 - 【アップデート】「episode4.5 Intermission:Road to Future」アップデート。龍之城(都市)、離婚システムを実装。
- 2005年7月12日 - 【実装】アユタヤ、養子システム、アリーナを実装。
- 2005年10月25日 - 【アップデート】「Episode 5.0 The Republic of Schwarzwald」アップデート。アインブロック(都市)を追加。
- 2005年11月29日 - 【ワールド追加】Urdrワールドを追加。翌月22日正式オープン。
- 2005年12月14日 - 【システム更新】不正対策ソフトnProtect導入。
- 2006年3月14日 - 【実装】リヒタルゼン(都市)、ホムンクルスシステムを実装。
- 2006年7月4日 - 【実装】ノーグハルト(地域)、テコンキッド・拳聖・ソウルリンカー(職業)実装。
- 2006年10月24日 - 【実装】フィゲル(地域)、忍者・ガンスリンガー(職業)実装。
- 2006年11月14日 - 【システム更新】アカウントハッキング対策、キャラクターパスワード導入。
[編集] ラグブログ
2005年11月22日、アメーバブログとの共同企画にて、ユーザーコミュニティを目的とした公式コミュニティブログ「ラグブログ」を開設した。
しかし、同時に始まったゲーム内のスクリーンショット (SS) を募ったコンテスト企画にて、BOTツール使用中のSS、またその不正プレイヤーのキャラクターを写したSS、非公式であるエミュレータサーバ内においてのSSなど、不正プレイヤー関連のブログが大量にトラックバックされるなどの問題が発生したため、開設から1日でトラックバックの受付が停止されてしまった。このため、25日の夕方以降から検閲を通しての方法に切り替え、事態の沈静を図った。
スクリーンショットの企画が終了した直後の1月31日、公式の事前発表が無いまま閉鎖し、ブログサービスを終了する。
[編集] 日本のラグナロク (jRO) 関連問題
ラグナロクオンラインは日本において現存しているネットゲームとしては比較的古いゲームであること、開発段階から通信パケットに暗号化を施していない、サーバプログラムであるAEGISが台湾において一時流出していためプログラムの解析が急速に進んでしまった等、ゲームシステム全般として非常に脆弱であることが災いし、ラグナロクオンラインでは様々な不正行為が行われている。
当初から多数のクラッカーに標的とされ、中でもアリス・リデルに拠るものは世界観を破壊されるレベルのものであった。さらにネットゲーム チートRMTの教科書(アリス・リデル、黒川 かえる 著ISBN 4-88718-824-2)なるクラッキング本の題材にまでなっている。
開発元の韓国では国民番号などを必要とし匿名での利用が難しく不正行為が少ないことやユーザー離れが深刻であるため、続編の「Ragnarok Online2」へ開発の重点が向けられていることなどから、不正行為への対処は遅れがちとなっている。
日本版では下記の諸問題に対する改善が遅々として進まずユーザーからの極度の不信感を招き、深刻なまでのユーザー離れを引き起こしている。2006年6月には経済産業省がガンホーに対して聞き取りなどによる実態調査に乗り出すと共に、不正防止へのシステム増強と苦情対応の質を高めるように求めるという事態に至った。
[編集] BOTプログラム
日本のラグナロクオンラインの不正行為で最も目に付くものが「BOT」である。ラグナロクオンラインの歴史はテストサービス開始当初からBOTの存在と常に隣り合わせにあり、慢性的な問題となっている。ラグナロクオンライン上でのBOTプログラムの使用は、ゲームバランスの崩壊に繋がることやゲームとしての楽しみを損ねるとして運営会社からは認められておらず、規約として不正行為に該当し発覚後即時アカウント停止の措置を取るとされる。しかしながら現在のラグナロクオンラインのBOTは非常に高機能化しており、他プレイヤーとのコミュニケーション以外の全ての行動がBOTで動作させることができるとまで言われている。
多くのBOTは取り締まりを行うゲームマスター (GM) の操作するキャラクターを検知する機能を実装しているため、それに応じてGMが同一マップ内に現れると自動でログアウトして逃げたり、GMの尋問に応えたりすることでGMの判断を遅らせて時間を稼いだり、無限にテレポートをして逃げる行為が横行している。
現在のBOTは後述の「横殴り」を無差別に行う設定のものが増え、数多くのBOTを使い無差別に横殴りを繰り返し、何らかの問題を検知すると即座に逃げてしまうものであったり、他にも街中では会話中のユーザーの傍でチャットログを猛烈な勢いで流すようなものが現れたりと、日に日に不正プレイヤーの悪質さは加速していく一方となっている。そのため、一般プレイヤーの中には真面目にプレイしていても馬鹿を見るだけだと感じ引退や海外サーバ又は非公式のエミュレータサーバへの流出、あるいはプレイヤー自身がBOTに手を染めてしまうという状況となってしまっている。
また、BOTプログラムによって操作されるプレイヤーが大量に接続し、これらが長時間に渡って回線を占有することにより、一般のプレイヤーが接続しにい、あるいは接続できない状態も発生している。
特にここ数ヶ月見られるようになったキャラクターの表示が著しく崩れるBOT(通称:首無しBOT)は、そのBOTから送られる異常パケットによりクライアントエラーを誘発させ、ゲームが強制終了してしまう現象が多発している。しかしながら12月現在もこの問題は一切解決していない。
近頃はBOT等の不正アカウント停止の動きが見られてはいるが、根本的な対策が成されていないために停止しても「数日間無料の新規アカウント権[23]」を悪用し使い捨てられた後のアカウントが停止されただけ、あるいは稼動中のBOTが停止されたとしても同様に新たなBOTアカウントが生み出されているだけの状態であり、また一度凍結した不正アカウントも後に凍結解除されている事柄が相次いでいるため、目立った効果が現れていないのが実情である。
[編集] チートツール
ラグナロクオンラインには「スキルを使用した際に発生する硬直時間を無くす」「キャラクターのグラフィックを変える」「画面表示の制限解除」「多重起動を可能にする」などといったチートツールが存在している。これらは前述したBOTツールや、後述の支援ツールと併用して使用されることが多い。規約上では当然禁止行為であるが、BOT同様長い間対策が取られておらず野放しの状態が続いていた。
2005年12月11日、公式サイトで配布されているラグナロクオンラインのクライアントに、チートツールの1つである「AreTool」のモジュールが混入していたことが発覚した[24]。この時点の最新クライアントが11月11日にアップデートされていたことから、1ヶ月の間公式クライアントに混入していたことになっていた。 ガンホーの見解によれば、ただの「不要なファイル」が混入しただけであり、それにより"偶然"多重起動が可能になってしまっていた、との事であったが、この「AreTool」の開発者の見解によると、公式サイトで配布されていたものと、自分が開発したオリジナルのもののMD5等が完全に一致した(これは第三者によっても確認されている)ため、ガンホー内部で普遍的にチートツールが使用されて居る事の証明である、とも言われているが、真実のところは不明なままである。
問題は上記にとどまらず、同年12月13日には既に同月9日に発売されていた「はじめてのラグナロクオンラインver.4」が回収され、また22日にも発売予定であった「ラグナロクオンライン プレミアムパッケージ」の発売が1週間延期されるという騒動へと発展した。これらに同梱されていたクライアントは11月11日にアップデートされていたものと同じであったためである[25]。
そして、この一連の不祥事はnProtectの導入へと繋がるきっかけともなった。
[編集] ステルス
詳しい原理は割愛するが、簡単に言えば「ログインしているのかしていないのかの中途半端な状態を作る」と言うプログラム。プレイヤーはもちろんモンスターも「ログインしていないキャラクター」には見ることも触ることも出来ないので、ダンジョン最深部に居ても安全であるが、パーティメンバーからの経験値の分配は有効であると言うバグを利用した行為。もちろん正規クライアントでは不可能な行為であり、不正行為。
戦闘に向かないキャラクターを稼ぎ用のキャラクターとパーティを組ませて、経験値分配によってのみレベルを上げるという手法は昔から存在した(もちろんこれ自体は不正行為でも何でもない)が、育てるキャラをBOTと組ませるのはバレて名前が知れ渡ってしまうリスクが非常に高かった。しかしこのバグの発見により、育てるキャラクターを発見されてしまうリスクを負う事が殆ど無くなったため、BOTとパーティを組ませて経験値を稼ぐ不正ユーザーが増加した。
これを行うことによって本来転生キャラクターがレベル99に到達するのに1年-2年以上かかるされているところを、1ヶ月-2ヶ月ほどで到達することができたため、不正ユーザーの高レベルキャラクターが大量に出現した、このためギルド攻城戦での利権『砦宝箱』でしか手に入らないレアアイテムを目的とした、高レベルキャラクター育成に使われ、不正ツール使用ギルド所持の砦も存在する。
一般的な不正行為とは違って、特殊な状況が揃わない限り他プレイヤーが違反の現場を捕捉する事がシステム的に不可能であり、「すごい勢いでレベルが上がっているのに狩場で見かけたことが全く無い」と言うような状況証拠でしか問い詰めることが出来ない。その為、単に昼間等がメインの時間帯で他プレイヤーとの接触が少なかっただけの高レベルプレイヤーに対しても、「(自分が)狩場で見かけたことが無い」と言う理由だけで不正者扱いをする者が現れると言う弊害もあった。
一旦塞がれたかに見えたステルスバグだったが、2006年9月現在はステルスバグが完全に塞がれていなかったために、復活してしまった不正キャラクターが大量に居るMAPも存在する。
[編集] 支援ツール
もう一つの大きな潜在的不正行為として「支援ツール」が挙げられる。「ピンチの際に自動的に回復アイテムを使う」ものや「味方にかけた支援魔法スキルの残り時間を表示する」といった多用な機能を持ったものが個人によって非公式に開発されている。これらは現在BOTツール同様に公式として全面的に禁止されているものであり、サーバ負荷の増大に繋がる恐れもあるものである。
しかし、RO開発初期(β1テスト)の頃には開発スタッフにより「遊びの幅が広がるのなら」と支援ツールの開発を奨励された過去がある。その後運営がガンホー社に移り、ユーザーの間でチートツールと支援ツールの線引きが問題となり、最終的に「クライアントに影響を与えるツールの使用を全面禁止」と変更された時はガンホー社の横暴としてこれに従わなかった者が多い。
現在では、上記の背景を踏まえて「他プレイヤーに直接迷惑をかけるプログラム(悪質なBOTプログラム)が悪であり、そうでなく便利なもの(支援ツール)は善である」とする支援ツール一部肯定派と、「ゲームはプレイヤーの腕やキャラクターの強さで勝負するべきであって、支援ツールの性能比べになるべきではない」とする支援ツール全否定派に分かれている。
規約を遵守するならば後者の否定派が全く正しいのだが、古くからのユーザーの根本的な認識にも関わる問題であるため、規約で禁止されていても他プレイヤーからプレイ中に使用を勧められる機会も少なくない。それ故に支援ツールを潜在的に使用している者は数多く存在しているとみられている。
2005年12月にnProtectが導入された時点で、BOT・チートツールへの対策と共に支援ツールも一度はほぼ全て排除された。しかしながらBOTプログラム同様、対策を施した一部ツールは今もなお使用可能である。
[編集] nProtect導入とその後
運営側はチートツール混入騒動を経て、2005年12月14日にBOTなどへの不正対策として緊急メンテナンスによりnProtect(以下nProと記す)を導入した。
この緊急メンテナンスの直後BOTは激減し、更にBOT以外でも多重起動などを行うツール類も使用不能となった。この結果BOT・チートツール開発者のいたちごっこは続き、AreToolと一部BOT制作者は、これ以上のいたちごっこは面倒で更にRMTをしても利益が非常に薄いため撤退を宣言し、ある意味では対策効果を発揮し「クライアントを介してのBOT」はほぼ全滅に至った。
しかしながらログインの暗号化により一時影を潜めていた「クライアントを介さないタイプのBOT(俗に串BOT)」が復活し主にRMT業者がBOTをばら撒くようになり、現在は不正者側のnProを突破する手法が確立され、BOTプレイヤーはほぼ完全に復活している。またゴールドファーマー問題、アカウントハック問題、その他要因も加わった結果、後述の大規模なユーザーの抗議運動へ突き進む程深刻な状態となっている。
[編集] アカウントハック
2006年5月、新たにコンピュータウイルスやスパイウェア等によるアカウントハック問題が急浮上した。これに関しては以前からリネージュ等他のオンラインゲームでも同様な手口で行われており、翌2007年3月現在においてもハッキングによる被害者が後を絶たず極めて深刻な状態である。
この件に関しての直接の原因はトロイの木馬ウイルス"PWSteal.Okarag"[26]の亜種と確認されており、感染するとROのアカウントID、passwordをメールでスパイウェア作成者の元へ自動的に送信する仕組みになっている。
感染経路は主に2つ存在する。
- 有名ファンサイトや匿名掲示板、ウィキなどに投稿されたウイルスファイルが設置されているアドレスにアクセスして感染する(大手ファンサイトR.O.M776からの感染例が後を絶たない)
- 偽装サイト等、ウイルスファイルのトラップが仕込まれたウェブページにアクセスして感染する
- 最近ではmixi等といった大手SNSや個人運営のブログ等にも無差別にアドレスを張り付ける行為も行われている
アカウントハックを受けたプレイヤーはアイテム及びZenyを根こそぎ攻撃者に奪われ、その盗まれたアイテムはBOT商人により販売され、Zenyに変えた後RMTにより現金化させる手口である。
もちろんこの行為は完全に不正アクセス禁止法違反の違法行為(2006/8現在)であるため警察に届け出る事が可能であるが、この法律はコンピュータサーバ管理者、つまりこの場合はガンホー社が被害者の対象とされるため、プレイヤーが盗まれたデータ、つまりアイテムに対しての被害届は受理されることは無い。またこのような不正行為を行う相手は日本人でない可能性が非常に高く、更に日本国内に在住している可能性も低いため、実際に逮捕・検挙することは非常に困難を極める。仮に逮捕されたとしてもアイテムは既に売却された後である可能性が高く、運営会社からの補填が無い限りは一切手元には残らない。
そのため、刑事的な問題としてはアカウントハックされたプレイヤーに対する保障は一切無いため民事的な部分に頼るしかない。しかし訴訟を起こす際に必要な諸経費を考えるとユーザーにとっては到底割に合わないため泣き寝入りする以外に選択肢は無いのが実情である。
そんな中2006年7月6日、NHK福岡放送局により「ラグナロクオンライン」と公表した上で東京の高校3年生の男子生徒を不正アクセス禁止法違反の疑いにより書類送検をしたというニュースが報道された。ただしこの件はあくまでも行き過ぎた不正者の氷山の一角にしか過ぎない見方が強い。
2006年11月14日、アカウントハックに対する措置としてキャラクターパスワードの機能が追加された。これによりアカウントIDによるパスワードを通過した後、更に各キャラクターに対してパスワードの設定が義務付けられる事となり、11月現在確認されているスパイウェアに対しての防御が可能となる。但しこの措置はアカウントの全てのキャラクター枠にパスワードを設定した時に限り有効であるため、使用頻度が低くキャラクターにパスワードを設定していなかった場合や、キャラクター枠に空きがある場合はアカウントハックを防ぐ事は一切出来ない。このため仮に使用しなくともキャラクター枠を埋めておき、必ずパスワードを設定する必要がある。 また、前述した通信パケットに暗号化を施していない問題点があるため、パケットを盗み見る事によってIDやパスワードを入手するタイプのアカウントハックに対しては無意味であり、キャラクターパスワード自体の効果を疑問視する声も多い。
このため現在でも公式サイトでは注意喚起を促す告知が行われているが、スパイウェアに関してはガンホー社及びGravity社が直接的に撃退することは不可能である。前述のnProにも一部スパイウェアを検出する機能が追加されているが、毎日のように亜種が登場し、上記対策をもってしても全く追いついていないのが現状であるため、ユーザー個々が注意をして自衛を取ることが必要である。
- 参考リンク:BS-template 安全の為に(ROに関するアカウントハック対策に詳しい)
[編集] サーバハック
アカウントではなく、サーバに不正アクセスする行為、これはサーバの運営元であるガンホー社がしっかりしなければ、ユーザーは対抗することができない、日本においては、過去にデータベースサーバ(セーブデータがあるところ)がハッキングされ500件以上のセーブデータが改ざんされてしまった。
[編集] ユーザーの抗議活動
2004年より現在までこのような杜撰な管理状態に不満を持ったプレイヤーが国民生活センターへの投書を呼びかける動きがあった。2005年4月7日分の「NHKニュース10」にてBOT、RMTに関して社会問題として取り上げられたこともあった。なお、近年オンラインゲーム全体として管理会社の対応に不満を持つユーザーが多いためか、国民生活センターでのこれら諸問題の対応として、利用者は現状をよく確認し認識した上で利用規約やマナーを守って利用するように注意を促しており、事実上国民生活センターの指導では改善不可能であることを示している。
2006年5月、BOTが完全に復活したことに対し一般プレイヤーは、BOTキャラクターを「ワープポータル」スキルによりテレポート不可能マップに隔離して行動不能にする自警行為が行われていたが、当該フィールドはキャラクターの二次職への転職を行う重要な場所であったため、この自警行為は通過するプレイヤーへ対する妨害行為に該当し、GM(ゲームマスター)がゲーム内で警告を行うことになった。しかしながらこの際、BOTに対しては目の前に居るにも関わらず取り扱わず、更に当該フィールドへのワープを不可能にするというパッチが当てられたため、ユーザーによるBOTを隔離することが事実上不可能になった事件となった。
この事件の噂は瞬く間に広がり、BOT及びアカウントハックの問題におけるガンホー社の対応によりユーザの不満が爆発し、一部強硬なユーザーが不満を抱くユーザー団体の代表としてガンホーの運営姿勢に対する抗議サイト及び団体を立ち上げ、抗議文がガンホー本社及び各行政機関やマスコミヘ送りつけられる騒ぎとなった。
その後この抗議文に対して正式にガンホー社からの回答がされたが、ユーザーからの要望に関しては一切触れられていない。ただし「ユーザーと運営チームとの間に生じている相互理解の隔たり」については認識していることが挙げられており、「ユーザーとの意思疎通の改善を目指す」との回答を得られたことでユーザー側は当面の間様子を見ることとなった。
その後7月2日に急遽第4回ガンホーオフラインミーティングが行われ、この件についてはガンホー側は警告を行ったユーザーに対するアナウンスミスを認めている。しかしながらこれまでの管理体制によるユーザーからの不信感が非常に強い状況は変わっておらず、下記に記すRMT業者と関わっていたガンホー社員が逮捕された事件が発生したこと、また2009年8月までROの運営に関する契約が更新された事を受けて[27]、運営会社の改善及び変更を望んでいたユーザーからの不満により、再度抗議運動が行われる事態になっている。
なお、2007年3月現在もゲーム内における抗議活動は散発的ながらユーザー有志により行われている。
また、この一連の抗議団体に関しては2006年12月の課金アイテムの実装により「団体が目指したROは完全に失われた」として解散し、現在は個人活動に切り替えている。
[編集] ノーマナー
日本のラグナロクオンライン公式サイトでは、不正行為とは異なる「ゲームシステム上では問題ないが他のプレイヤーに嫌われる行為」を「ノーマナー行為」と呼んでいる[28]。
これらの行為は他のMMORPGにも存在しているものもあるが、日本のラグナロクオンラインではそれを明文化し、この行為を嫌うプレイヤーを多数生み出したのが、他のMMORPGと大きく異なる点である。義務ではない漠然とした遵守努力を公式ルールに謳ってしまったことから、ノーマナーをあたかも錦の御旗と錯覚し個人的なマナー観をROのみならず他のネットゲームにおいても他人に強要する人が後を絶たない。
現在、日本のラグナロクオンラインの公式サイトにおいては「プレイヤー同士の話し合いをすすめる」という形に変更されており、基本的に運営が仲裁に入ることは無いため抑止力は全く無いと言ってもよい。ただしラグナロクオンラインでは非常に嫌われる行為とされるため注意が必要である。
日本のラグナロクオンラインの公式サイトで定義されている主なノーマナー行為には以下の物があげられる。なお、iROなど海外のラグナロクオンラインでは、以下の行為は全て問題のある不正行為として処罰対象になる[29]。
[編集] 横殴り
ラグナロクオンラインのシステムでは、経験値獲得は「自分が被害を負ったかどうか」ではなく「自分がどれだけ被害を与えたか」で決まり、モンスターに与えた被害の割合に応じて経験値が分配される。また、原則的にモンスターは最初に交戦したプレイヤーキャラクターに対して攻撃をし続ける。このことによって複数のプレイヤーが同じモンスターに攻撃した場合に「被害を受けず、あるいは少ない被害で経験値を得るプレイヤー」が生まれやすい。
戦闘参加者が一人増加するごとに、モンスターから取得できる経験値は25%上昇するが、人数分で頭割りされるため、正当な交戦権を持ったプレイヤーに与えられる経験値が減少してしまうことがある。このことが、「初心者修練場」と呼ばれるチュートリアルにおいてゲーム内で説明されていたことから、被害無しに経験値を得る行為が「横殴り」と呼ばれるノーマナー行為となった。
この為、モンスターと闘っているプレイヤーから救援の呼びかけがない限り、他のプレイヤー達は助太刀することはほとんどない。
日本のラグナロクオンラインでは例外的にMVPボスモンスターのみ、誰でも攻撃できることになっている[30]。
「横殴り」は、遠距離攻撃があり攻撃力の高いアーチャー系、マジシャン系のキャラクターを使用している際に発生しやすい。
[編集] ルート
モンスターを倒したときに落とすアイテムを第三者が拾う行為をルートと言う。またモンスターが落とすアイテム以外にもプレイヤーが他のプレイヤーに見せたり渡したりする為に地面に落としたアイテムを横から割り込んで拾う行為も同様である。
通常モンスターが落とすアイテムは最初にダメージを与えた者が優先して拾う権利が発生するが、約5秒経過するとその権利は失効し他のプレイヤーも拾うことが可能になる。通常は5秒もあればアイテムを拾うのには十分であるが、大量ののモンスター囲まれて交戦中である場合そういう余裕が無い事が多く、このためプレイヤーの周辺のアイテムを拾ったプレイヤーと側にいるプレイヤーとで論争が発生することがある。
以前はMVPボスモンスターでも同様の問題があったが、現在はMVP獲得者に約30秒の獲得優先権が実装され、この問題は事実上解消された。
[編集] MPK及びトレイン
Monster Player Kill[31]の意味で、引き連れている大量のモンスターを他のプレイヤーに擦り付け戦闘不能にすることを目的とした行為。MPKをするプレイヤーとモンスターを列車に例えて「トレイン」と呼ぶこともある。また、モンスターを殲滅する効率の向上のため意図的に大量に集め引き連れることもあり、これらも「トレイン」と一纏めとされ、同様にノーマナー行為とされる。
これはアクティブモンスターの特性を悪用したもので、殆どのモンスターは最初に攻撃してきたプレイヤーを追いかけるが、そのプレイヤーの移動速度が速かったりテレポートすることで距離が大きく離れた場合、近くに他のプレイヤーが居ればそのプレイヤーに襲いかかる仕様になっている。
被害に遭ったプレイヤーからするとデスペナルティを課せられるので非常に迷惑な行為、ガンホーではこの行為を違反ではなくノーマナー行為として扱っている。
[編集] 露店詐欺
商人系列のキャラクターにおいてスキル「露店開設」を使用することでアイテムを他PCに対して販売できるが、その際に実際の販売内容とは異なる商品や価格を他人に想起させるように看板名を表示する行為。ただしその性質からプレイヤーは商品についての説明と値段を冷静に見ることで被害を自衛できる。従って管理側であるガンホーからトラブル解消のために関与されることは基本的に無い。主な露店詐欺としては以下の3種が挙げられる。
- スロット詐欺
- 装備品に関して行われ、実際にはスロット数がNPC販売と同等な装備品を販売しておきながら、あたかもスロット数が多い特別な装備品を販売中であると他人に想起させるように看板名を表示する行為。値段をスロット数が多い装備品の相場価格よりも安めにつけることで焦ったプレイヤーに購入させて利益を得るのが目的。システムによる対策として現在装備品はクリックした際「名称[スロット数]」の形式で表示されるようになっている。
- 値段詐欺
- 主として安価な消耗品に関して行われ、商品を桁をずらした高額な価格で販売しておきながら、あたかも通常の相場程度の価格で販売中であると他人に想起させるように看板名を表示する行為。システムによる対策として現在露店における価格は桁によって異なる様々な色を用いて表示されるようになっている。
- 精錬値詐欺
- 看板には高精錬値防具と銘打ち、中身は低精錬値か未精錬というポピュラーな詐欺。最近は「高精錬値によりステータス上昇のボーナス効果がある」カードが実装されたため手を出してしまう人も居るようだ。
[編集] RMT(リアルマネートレード)
リアルマネートレード (RMT) とは、収集したアイテムを売る事によって得たゲーム内通貨を業者などに売って現実世界の通貨を手に入れる行為(詳しくはリアルマネートレーディングを参照)。主にステルスチートやBOTを使用しているプレイヤーによって行われている。ゲーム内通貨やレアアイテムなどが過剰に生産されるため、異常なインフレやデフレが発生し新規参入者には入手困難な値段がレアアイテムにつくことが多い。
ラグナロクオンラインでは利用規約上において、ユーザー同士によるRMTの全面禁止を明記しており不正行為に当たる。RMTを行ったユーザーに対しては利用規約違反として運営側からの一方的な契約解除、つまりアカウント停止の処置を取るとされている。しかしながらBOT同様、運営の表立った対策が取られていない事から規約による抑止力の効果は薄く、オークションサイトやRMT業者のサイトで堂々と売買されているのが実態であり、RMTの諸問題はユーザー自身の良識に任されているのが現状である。
現在ではRMTで現金を稼ぐために主に中国からゲームに接続する、俗に言う「ゴールドファーマー」が大量に流入し、それらが多くのアカウントを使い前述のBOTプレイヤーの氾濫やアカウントハックの問題を起こしていると言われている。
更に2006年7月19日にはゲームマスターの立場にあるガンホー社員が、ゲームを管理する装置に不正にアクセスを行い、ゲーム内通貨を大量に作り出してRMTを行う業者に転売し不正な売却益を得ていたとして、警視庁に不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕される事態にまで至っている(ガンホーの項目も参照のこと)。
[編集] その他
jROの管理・運営元は転生パッチを飛ばしてその先のパッチを実装することはできないと、第2回のオフラインミーティングで発言していた。だがiRO・oROの実装状況を見る限り、そうした仕様ではないことがわかる。なお、ガンホー社からの説明によると、「Gravity社は世界で同時期にほぼ同内容のアップデートが行われることを目指す方針[32]」であり、後発地域のROにおいて一気に2つ分増加というようにアップデートが速いのはこのためである。
なお当初、jROの管理・運営元はキャラスロットが3つで固定されているのはラグナロクの仕様で増やすことはできないとしていたが、運営方針でキャラスロットは3つとしていると訂正した。
[編集] 非公式サーバ(エミュ鯖)
初めに述べたようにサーバープログラムの一時流出が発生したことにより、ラグナロクオンラインには、正式にGravity社と契約を結びユーザーに課金する公式なサービス以外に、ラグナロクオンラインのクライアントを利用したエミュレータサーバ(通称・エミュ鯖)を運営している個人、団体が日本国内・海外問わず多数存在している。 ユーザーからは、公式サーバを本鯖、非公式サーバをエミュ鯖と呼んで区別している。 (詳しくは、エミュレータ (コンピュータ)#ゲームサーバーエミュレータの項も参照)
これらについてはクライアントソフトについての著作権をどう評価するかなどの問題が絡むため存在の是非を問うのが難しい。過去には海外においてウルティマオンラインで訴訟が起こり、公式運営側が敗訴したこともある。日本国内では、ゲームという知名度的な問題と過去の判例が無いため、どのようになるかは定かではない。
ラグナロクオンラインでも開発元であるGravity社が韓国で訴訟を起こし、ガンホー社でも会員規約にクライアントの改造禁止を条項に入れている。しかしながら、上述の通りの度重なる開発・運営側の失態に対しユーザーからの不信感が非常に強く、公式運営に嫌気を差したユーザーが次々とエミュレータへ移っていく事例に歯止めがかからない状態にあり、事実上規約による抑止力の効果が薄く、同時接続者数4000人を突破し現在も堂々と運営している大手サーバも存在する。また解説サイトやツール等の存在により、エミュレータサーバを構成する事は比較的簡単である事から、気軽に構成・運営をする者が増えている。
元々エミュレータサーバに人気が出た理由は、公式サーバでは多くの転生職やレアアイテムの効果等を試すのが現実的に難しいためである。またエミュレータではレベルがすぐに上げる事が出来る設定が可能であるため、不正利用者を隔離する事ができると予想されていたが、公式サーバでの不正は一向に無くならない上、非公式サーバにおいても不正行為が起こっているのが現状である。また最近では公式・非公式の両方を楽しむ、所謂ハイブリッドプレイヤーも増加傾向にある。
エミュレータサーバではユーザーに有利なゲームバランスに調整されており、具体的には獲得経験値やアイテム獲得率の上昇、GvGやボスとの戦闘の機会の増加、ゲームマスターキャラの使用、便利なオリジナルコマンド、独自のルールやオリジナル要素等である。しかし企業ではなく個人が運営しているため、インフラやサーバの能力、運営期間も一切保証されないデメリットを持つ。なお、ガンホー社及びグラビティ社はエミュレータの利用は一切認めていないため、利用した事により不利益な事が起こったとしても全て自己責任になる。
エミュレータサーバの運営者や管理者の趣旨によりサーバのルールやオリジナルの要素が全く異なっているためそれを面白いと良い面もあれば悪い面もある。たとえばアカウントの剥奪の基準が当然各サーバごとに違い運営者の中には自分に逆らえばアカウント剥奪の基準となると言う理不尽な判断をおこなう運営者もいる上オリジナルのアイテムや装備も自分の趣味を持ち込むことが多いがそれが行きすぎてしまう場合がある。具体的にはラグナロクとは関係ない別の著作権に違反してしまうような内容の画像を使ってしまったり、告知も無く暴力的や性的な画像を含んでしまう運営者もいたりする。
またアイテムやスキルの画像などはクライアントプログラムに依存しているが、スキルやアイテムの効果、モンスターの情報、クエスト等はサーバプログラムに依存しているため、エミュレータサーバのプログラムの開発は今でも続いており、公式サーバを調査するためのプレイヤーやギルドが存在している模様である。
[編集] 二次創作
日本、韓国で同人ジャンルとして多くの本、及び作家が出ており、また商業本としても日本では多くのアンソロジーコミックが出版されている。
主なものとしてはラグナロク4コマKINGDOM(双葉社)、ラグナロクオンラインコミックアンソロジー(スタジオDNA)、ラグナロクオンラインアンソロジーコミック(エンターブレイン)、ラグナロクオンライン 4コママンガ笑スタジアム(宙出版)など。また日本の作家と韓国の作家がコラボレーションしたアンソロジーも登場している。
日本に於いては、そのドット絵、キャラクターに注目してサイト上などで作品を発表した同人作家も多く、それを見た人間がさらにゲームをプレイするという現象も起きた。
日本版「ラグナロクオンライン」に関する全てのコンテンツ(プログラム、画像、テキスト、BGMなど)の著作権は、運営元であるガンホー社と開発元であるGravity社によって管理されており、日本語版の二次創作に対する対応はガンホー社により規約が定められ、これにのっとって絵、小説、音楽、ゲームなどの同人活動・創作活動を行うことが可能である。
日本においてはα~β2時代にかけて同人誌即売会イベント「RAG-FES」が開催されたことで、二次創作活動に火が付き人気の足がかりとなり、本来ユーザー主導である同イベントに開発会社と運営会社が出展するという前代未聞的な出来事があった事が根底にある。[33]その経緯があった事からか、現在は年に1度行われているラグナロクの公式オフラインイベント「RAGNAROK ONLINE Japan Championship(略称:RJC)」開催日は同会場で「RAG-FES」が併催されるのが通例となっている。なお「RAG-FES」自体は同人誌即売会であるため、基本はユーザー側の単独開催であり現在も年に数回行われている。
現在においては上述する商業アンソロジーなどに発展し、多数の作家輩出や後述の「ラグナロクバトルオフライン」製作、オフィシャルコンパニオン「ラグナロ娘」にも結びついており、2007年現在も運営開始から実に5年が経過したにも関わらず商業的には人気コンテンツとして君臨している。
[編集] ラグナロクバトルオフライン
ラグナロクバトルオフライン(略称はRBO)とは、同人ソフトサークル、 フランスパンと春風亭工房が製作した横スクロールアクションゲームである。
このゲームは、通常の同人によるゲームと異なり、南向春風(春風亭工房)制作のフラッシュムービー「ラグナロクバトルオンライン」が話題となり、その反響を受けてGravity社が製作を依頼、同人ゲームでありながらもGravity社の協力を受けている特殊なケースとなっている。
当初はフラッシュムービーのタイトルのまま「オンライン」と銘打っていたものの、技術的な問題からオンラインプレイに対応しないことになったため、「オフライン」と名乗ることになった。
ゲーム内の著名プレイヤーが背景キャラクターとして登場しており、ゲーム中でよく見かける光景(BOT、トレイン、溜め込み、横殴り、通報しましたなど)、ガンホーの蔑称をネタにした背景キャラクターのチャットなどプレイしたことのあるユーザーをニヤリとさせるなどブラックジョークに溢れている。
バランス調整、レベル上限上昇、アリーナモード追加、ステージ追加などの拡張ディスクが出ている。
- 『RAGNAROK BATTLE OFFLINE Extra Scenario Vol.1』
- RBO追加ディスク第1弾。
- 『RAGNAROK BATTLE OFFLINE Extra Scenario Vol.2』
- RBO追加ディスク第2弾。通称ピラミッドRBO。
- 『RAGNAROK BATTLE OFFLINE Extra Scenario Vol.3』
- RBO追加ディスク第3弾。通称戦国RBO。このディスクでRBOの一連の製作は終了としている。
韓国では製作を依頼したGravity社を販売元として「RAGNAROK BATTLE」というタイトルでパッケージ販売、また海外の一部地域(台湾・タイ・インドネシア・マレーシア)では現地代理店を通してパッケージ販売されている。
詳しくはフランスパンの項目を参照のこと。
[編集] ラグナロクオンライン THE RADIO
2004年4月6日から同年9月21日までAM 文化放送で毎週火曜25:00-25:30の間に放送されたラジオ番組。丁度このラジオを聴き終わった後、アニメの放送が始まるようになっていた。パーソナリティは桃井はること森永理科。アシスタントにガンホー広報のこっすぃ~とラグナロ娘の乾曜子。
番組中、ガンホーの社員であるこっすぃ~がゲーム情報を教えるコーナーがあったが、間違った情報を毎週ラジオで公開しリスナー、ユーザーから顰蹙を買い、8月17日付の放送以後降板された。
[編集] 注釈
- ^ ゲーム内、オンラインのみならずオフラインにおいても行われる。
- ^ 海外地域の多くは週2回開催される。例えば、iROでは日本時間の木曜と日曜の週2回開催である。
- ^ 例えば、「ハンター」の職業の上位二次職業である「スナイパー」に転職するためには、転生する以前の職業もハンターであった必要がある。
- ^ 例えば、剣士は、騎士や聖騎士へと転職できるが、聖職者や魔導師などへは転職できない。
- ^ iROなどでは「Mage(メイジ)」。
- ^ iROなどでは「TaeKwon Boy(テコンボーイ)」、「TaeKwon Girl(テコンガール)」。
- ^ iROでは「TaeKwon Master(テコンマスター」。ゲーム内での表記はStar Gladiator(スターグラディエーター)。
- ^ kROとiROなどでは「Stalker(ストーカー)」。
- ^ iROなどでは「Master Smith(マスタースミス)」。
- ^ iROなどでは「Biochemist(バイオケミスト)」。
- ^ iROなどでは「Scholar(スカラー)」。
- ^ iROなどでは「Minstrel(ミンストレル)」。
- ^ iROとkROでは「Morroc」。
- ^ kROでは「Kunlun」。iROでは「Gonryun」。
- ^ iROとkROでは「Nifflheim」。
- ^ iROでは「Louyang(ロウヤン)」。
- ^ iROとkROでは「Einbroch」。
- ^ 日本のラグナロクオンラインより安くなる。
- ^ 新規に追加するワールドに既存のワールドの希望者のキャラクターデータを移す計画のこと。
- ^ ただし、最古鯖はChaosのみを指す場合もある。
- ^ SoftBankBBと米Abovenetの共同出資により設立した会社である。
- ^ サーバーに過大な負担がかかるため。
- ^ 新規アカウント1日無料、5日間無料などが存在する。現在は新規アカウントは登録した日から翌日23時59分までの利用権が自動的に付与される。なお新規アカウントは現在も事実上作り放題の状態である。
- ^ 通常このゲームは多重起動できない設計になっているのだが、これが可能になっていた。
- ^ なお、「はじめてのラグナロクオンラインver.4」に関しては後日ver.4.1と改められ販売を再開した。
- ^ 参照:シマンテック社によるウィルス情報。
- ^ 当時ガンホー社とGravity社の間で交わされていた契約が2006年8月で満了する事になっていたため。
- ^ ノーマナー行為とは日本のラグナロクオンラインのみ存在する造語である。海外のラグナロクオンラインを含む他のオンラインゲームでは「ノーマナー行為」とは呼ばれない。
- ^ ただしPK可能のUrdrサーバのみ、これらノーマナー行為は特別ルールとして措置対象外である。
- ^ iROではMVPボスモンスターに加え、セージのスキルで召喚したモンスター、アイテム「古木の枝」で召喚したモンスター、街中への侵攻モンスターも「横殴り」可能となっている。
- ^ 「Monster Player Killer」と称する場合もある。
- ^ この方が開発コストが下がる。
- ^ この際実際のゲームのタイトル画面で「RAG-FES」の宣伝画像に差し換わった事があり、ユーザーの間で物議を醸し出した。なおこの画像は、ユーザーの猛反発により僅か1日で元のタイトル画像に戻された。
[編集] 関連作品
TVアニメーション関連はRAGNAROK THE ANIMATIONを参照
- 音楽CD
- 『ラグナロク・オンライン オリジナル・サウンドトラック』 (2006年4月23日 発売:デジキューブ)
- ラグナロクオンラインの音楽の一部の曲を抜粋して収録したサウンドトラック。新規アカウント用10dayチケットとjROのクライアントCDが付属。
- グラビティにゲーム用にエンコードする前の高音質の原音の提供を要請せずに、ガンホーが所持するクライアント用の22kHzのmp3データに編集をかけて作成されたため、音質は低いものになっていた。
- この件に関する問い合わせに対してデジキューブのウェブページ上で、ゲームクライアント用の音源を使ったことは制作者の意図によるものでユーザーに理解を求めるという弁明がなされた。
- アレンジ曲11曲、原音リマスタリングの高音質なゲーム曲15曲、プロモーションアニメムービーの主題歌「You & I」を収録したCD2枚組の計27曲。
- 付属物はライナーノートと、jROのゲーム内アイテム「音符のヘッドフォン」のチケット。
- 『永遠に…Love Forever』 (発売:SHOWMAN'S)
- 作詞:貞方祥 / 作曲・編曲:大久保薫 / 歌:土屋亜有子、大久保薫 / 中国語訳詞 Micky.H
- 台湾のcRO(RO仙境伝説)の、歌詞が日本語のテーマソングを収録したシングルCD『守候永恒的愛』(発売:智冠科技)の日本発売版。中国語バージョンも収録。
- 『Ragnarok Online SoundTeMP Special Remix!!』
- SoundTeMPによるラグナロクオンラインの音楽のアレンジ曲を23曲と、ボーナストラックとしてプロモーションアニメムービーの主題歌「You & I」を加えた24曲を収録。
- 『Ragnarok Online Original Soundtrack』
- ラグナロクオンラインとアークトゥルスの曲を収録。
- コンピュータゲーム
- オンライン用のカードゲーム。
- モバイルグラビティのラグナロクオンライン関連のゲーム
- グラビティが配信する韓国の携帯電話用のモバイルゲーム。日本でのサービスは行われていない。
- 『ラグナロクモバイル』
- 自動生成ダンジョンを探索するアクションRPGであるカプラクエストと、それを元に作られた職業6クラスぶんのゲーム。kROと連動しており、ラグナロクモバイルでの所持金をkROに転送できるほか、ランキングによってkRO内でアイテムを獲得できる。
- ※日本語表記は東京ゲームショウ2004出展の際のものに、()内はゲームタイトル画面の表示に、準拠して表記。
- カプラクエスト(RAGNAROK Kapla Quest) (2003年3月26日)
- マジシャン編(RAGNAROK MOBILE EPISODE I) (2004年)
- マーチャント編(RAGNAROK MOBILE MERCHANT) (2004年12月)
- シーフ編(RAGNAROK MOBILE THIEF) (2005年4月1日)
- ソードマン編(RAGNAROK MOBILE SwordmaN) (2005年7月1日)
- アコライト編(RAGNAROK MOBILE ACOLYTE) (2005年8月26日)
- アーチャー編(RAGNAROK MOBILE Archer) (2005年10月27日)
- モンスターを飼育するアクションRPG。主人公はスーパーノービス。
- 3Dキャラのユニットを動かすシミュレーションRPG。
- 女プリーストとポリンを題材にしたパズルゲーム。
- 小説
- 著:貝花大介 / イラストMONSTER GOGO
- 一部がjRO公式ページに連載されていた。
- その他
- ラジオCD 『ラグナロクパーティー Access.1』
- ウェブラジオ放送をmp3で収録。
[編集] 関連項目
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント
- RAGNAROK THE ANIMATION
- ラグナロク (漫画)
- アークトゥルス (ゲーム)
- ラグナロクTCG
- ラグナロクオンラインカードゲーム
- ラグナロクオンラインII
[編集] 外部リンク
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント(日本での運営元サイト)
- ラグナロクオンライン(日本公式サイト)
- アニメの公式サイト
[編集] 日本語以外の言語へのリンク
- RAGNAROK online(tm)(グローバルポータルサイト)
- GRAVITY(ゲーム製作元のサイト)
- iRO (国際)
- cRO (台湾)
- scRO (中国大陸)
- tRO (タイ)
- pRO (フィリピン)
- idRO (インドネシア)
- mRO/eRO (マレーシア/シンガポール)
- euRO (ヨーロッパ)
- inRO (インド)
- bRO (ブラジル)
- oRO (オセアニア)
- rRO (ロシア)
- vRO (ベトナム)
【提供中】ラグナロクオンライン | ポトリス2 | A3 | TANTRA | エミル・クロニクル・オンライン | ヨーグルティング | eXtreme Soccer
【提供予定】グランディアオンライン | Codename:"Rondo" | 北斗の拳オンライン | ラグナロクオンラインII | 女神転生IMAGINE
【提供終了】ゲットアンプド | 最遊記RELOAD GUNLOCK | サバイバルプロジェクト