ビックカメラSuicaカード
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ビックカメラSuicaカード(-スイカ-)は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が株式会社ビックカメラと提携し発行するクレジットカードである。
ビックカメラのライバルであるヨドバシカメラは、これに先んじて、Edyによる電子マネーの機能を持ったクレジットカード機能付きポイントカード「ヨドバシカメラゴールドポイントカードIC eLIO」を提供しており、ビックカメラ・Suica・JAL陣営 vs ヨドバシカメラ・Edy・ANA陣営のライバル関係を端的に示す構図となっている。しかし、そのヨドバシカメラもSuicaショッピングサービスに加盟したため、この関係は薄らいでいるものと思われる。
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[編集] 概要
JR東日本のVIEW Suicaカードとビックカメラのビックポイントカードの各カードの機能を合わせたものである。国際ブランドはJCBである。
基本的にVIEW Suicaカードの機能を踏襲しているが、次の点で、ビックカメラSuicaカードが勝っている。
- ビューカード及びJCBの各加盟店で利用した場合のポイントの還元率が1%(VIEW Suicaカードの場合の還元率は0.5%)
- クレジット機能の年1回以上の使用で、年会費無料(VIEW Suicaカードの場合は利用にかかわらず500円の年会費がかかる)
[編集] ポイント
ビックカメラSuicaカードをSuicaとしてビックカメラで利用した場合、商品の購入価格(税込価格)の10%(商品によって異なる)のビックポイントが付与される(ビックカメラ以外のSuica加盟店で利用してもビックポイントは付与されない)。
ビックカメラSuicaカードをクレジットカードとして利用した場合、下表の様に、加盟店によってビックポイントまたはビューサンクスポイントが付与される。
加盟店・商品 | 付与されるポイント | 付与率 | |
---|---|---|---|
JR東日本 | VIEWプラス対象商品 | ビューサンクスポイント | 1000円につき6ポイント |
その他 | 1000円につき2ポイント | ||
ビックカメラ | ビックポイント | 利用金額の10% | |
その他の加盟店 | 利用金額の1% |
[編集] ポイント交換
ビックカメラSuicaカードの最大の特徴が、ポイント交換である。これによって、従来はビックカメラでの買い物にしか使うことができなかったビックポイントで電車に乗ることも可能になった。また、ビックカメラではSuicaを使用した買い物にはビックポイントがつくため、実質的にはポイントでの買い物にポイントがつくことになる。ポイントは、次の割合で交換することが出来る。
- ビックポイント(1000ポイント) → Suica電子マネー(1000円相当分)
- ビューサンクスポイント(400ポイント) → ビックポイント(1000ポイント)
交換は、JR東日本の駅又はビックカメラの店舗に置かれているビューアルッテで行うことができる。
Suica電子マネーはそもそも鉄道運賃への充当、駅ナカ店舗はもとよりファミリーマートなどのコンビニなどの店舗での使用など、現金と同様の使い勝手を実現しているため、ビックカメラSuicaカードに入会することでビックカメラでの使用しかできなかったビックポイントが、実質現金に近い状態でまるまる還元されることを意味している。同様に他社では電子マネーとのジョイントポイントカードである「ヨドバシカメラゴールドポイントカードIC eLIO」があるが、こちらはポイントを電子マネーEdyに変換できないことから、ビックカメラSuicaカードの方が使い勝手の面で有利であり入会者が相当多い人気カードとなっている。
※各種ビューカードのうちビックカメラSuicaカード1枚しか所持していないときは、ビューサンクスポイントの引き替えは「ビックポイント」のみとなる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ビックカメラSuicaカード (JR東日本)
- ビックカメラSuicaカード (ビックカメラ)
カテゴリ: クレジットカード | Suica | 経済関連のスタブ項目