フォルカー・ヴァイドラー
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フォルカー・ヴァイドラー（Volker Weidler、1962年3月18日 - ）はドイツ出身の元レーシングドライバーである。1991年には、ルマン24時間レースでジョニー・ハーバート、ベルトラン・ガショーとともにマツダのロータリーエンジン搭載車であるマツダ・787Bを駆り、優勝。日本車初の快挙に貢献した。
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[編集] 経歴
1983年からドイツF3に参戦を開始、1985年にはチャンピオンに輝く。その後は国際F3000などを経た後、1989年にリアル・フォード（コスワース）のF1シートを獲得。だが開幕戦から8戦連続予備予選落ちを喫し、入れ替えにより予備予選が免除された後も2戦連続予選落ちすると、チームは彼を解雇。結局一度も決勝を走ることなく、ヴァイドラーはF1から姿を消すこととなった。
F1のシートを失った後、ヴァイドラーは日本に活動の場を移し、全日本F3000や全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権（JSPC）に参戦し活躍。特に全日本F3000においては、1990年第9戦（富士スピードウェイ）での初優勝時に達成したポールトゥーウィンをはじめ計4勝をマークした。3年目となった1992年にはチャンピオン争いにも参加、8月に行われた第6戦（スポーツランドSUGO）ではシーズン2勝目を挙げ、ランキングトップに踊り出ていた。当時ヴァイドラーが所属していたノバ・エンジニアリングの監督であった森脇基恭によれば、この時点で翌年のF1への復帰もほぼ内定していたという。
しかし、それがヴァイドラー現役最後のレースとなった。実は4位に入ったこの年のルマン24時間レースの頃から、持病の耳鳴り(突発性難聴)による頭痛や嘔吐が激しくなっていた。そしてついに限界となり、選手生命を絶たれてしまったのである。ドライバーとして脂が乗りつつあった中、突然の引退であった。なお、その時自分の後任としてヴァイドラーが推薦したのが同じドイツ人で後にF1ドライバーになるハインツ＝ハラルド・フレンツェンである。
引退後はドイツに帰国、システムエンジニアとして活動している。
[編集] 主な戦歴
[編集] F1
- 1989年(リアルARC2・フォード)
- エントリー 10戦
- 出走数 0
- 予選最高位 30位（予選落ち）
- 決勝最高位 なし
- 獲得ポイント 0
[編集] 全日本F3000
- 1990年～1992年
[編集] 関連項目
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