ブラック将軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
項目統合の提案:この項目は仮面ライダーとの統合が提案されています。統合に関する議論はノート:ブラック将軍を参照してください。 |
ブラック将軍(ぶらっくしょうぐん)は、仮面ライダーシリーズに登場するキャラクター。
演:丹羽又三郎
目次 |
[編集] 人物
ゲルショッカー日本支部大幹部。近世ヨーロッパ風の軍服と兜を着用している。
元ロシア帝国の軍人として名を馳せた英雄。帝国の崩壊後は、アフリカに逃げ落ち、特殊兵団「ゲルダム団」の一員となる。ショッカー壊滅時の頃は、そのリーダーにまでなっており、ショッカーとの合併を成功させたのも彼である。その功績から、ゲルショッカー結成と同時に大幹部となっている。
その性格は、冷酷。ゲルダム団時代には、使い物にならない兵士を敵地に捨ててきたこともあったという。また、ゲルショッカー大幹部となってからは、必要のなくなったショッカー戦闘員を虐殺し、科学班メンバーをサソリトカゲスの実験に利用した。
作戦立案能力は高く、大胆にして緻密。ゲルショッカー結団式さえ、宿敵仮面ライダー抹殺作戦に利用したほど。自ら立てた作戦には絶大な自信を持っており、細部に渡って指示を出し水も漏らさぬ指揮を執る。
- 首領への忠誠心は誰よりも強く、自らの命を投げ打って仮面ライダー抹殺の下地を作ったほど。
[編集] 『仮面ライダー』でのブラック将軍
- 『仮面ライダー』80話から98話まで登場。
- ゲルショッカー大幹部(日本支部指揮官)として登場。多くの作戦を指揮するも、悉く仮面ライダーに阻止される。最期はヒルカメレオンに変身し再生怪人軍団を指揮する一方、自ら囮役をつとめてダブルライダーと闘うも、力及ばず敗北、ゲルショッカーを讃えながら爆発四散した。
- 冷酷な悪党ではあったが、首領に対する忠誠心と組織の目的のために我が身を犠牲にする事も厭わなかった事と、一切の己の私情を挟まなかったという点では、大幹部にふさわしいものであったと評価するファンも多い。
[編集] 『仮面ライダーV3』でのブラック将軍
- 『仮面ライダーV3』27話と28話に登場。
- 当時【デストロン】大幹部であったドクトル・Gの補佐をするといった形で、中国地区の作戦指揮を行うことになっていたが、V3によって阻止される。
[編集] 『仮面ライダーSPIRITS』でのブラック将軍
- 魂の無い存在としての再生されたブラック将軍
- 魂の無い存在として再生され、「BADAN症候群」によって理性を失った人間たちから血液を採取して復活させた再生ゲルショッカー軍団を率いて京都を制圧する。五重の塔での陽動作戦には成功したものの、仮面ライダー2号と滝和也に発見され、五重の塔も「SPIRITS」の支援を受けた仮面ライダーZXによって奪回される。最期は、ヒルカメレオンとなりその体に多くの怪人の幼態の卵を付け、町でそれを羽化させようとするも、ZXによって阻止され、再び「我が偉大なるゲルショッカーに栄光あれ」の言葉を残しZXと2号の「ライダーダブルキック」で爆死した。
[編集] 『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』でのブラック将軍
[編集] 『仮面ライダー 正義の系譜』でのブラック将軍
- 2003年発売のPS2ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』第2章と第5章前半に登場。
- 邪眼によって復活させられ、1988年に廃墟と化した発電所内で、自身同様再生されたゲルショッカーの怪人軍団を率いて仮面ライダーBLACKと戦う。BLACKと最初に出会った際、彼の名乗りを聞いて「奇遇だな 我が輩の名も…ブラック!」、「…この世にブラックの名を持つものは一人で十分だ!」と発言している。毒ガスによる大量殺戮を目論んでいたが、ガス工場での戦闘でBLACKにより倒される。その際、ヒルカメレオンに変身し、透明化や吸血ヒルによる攻撃を行っている。
- 第5章後半では、邪眼の力によりヒルカメレオン転生体として復活。再びBLACKと戦っている。
- 声:黒田崇矢