ブルータルウルフ

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機体諸元
ブルータルウルフ(T-1 Brutal Wolf)
メーカー	イグチ(O.C.U.日本) グリムニル
固定武装	肩部フォールディングCN 胴部SG 大腿部MSランチャー
携帯火器	RF(MULTS-P規格外？) 日本刀型RD(MULTS-P規格外？)
主要搭乗者	グレン・デュバル

『T-1 ブルータルウルフ』は、スクウェア（現スクウェア・エニックス）によって発売された『フロントミッション』(Front Mission)シリーズに登場する架空の兵器、S型デバイス専用ヴァンツァーの一機種。ここでは、他のS型デバイス専用機（大型機動兵器含む）についても解説する。

[編集] 概要

イグチ社製品とはされているが、グリムニルで運用されている点を鑑みて正規品とは考えにくい。正規ルートからの依頼と見せかけ、パーツを発注したと思われる。

FRONT MISSION5に登場した機体。形こそ人型のWAPであるが、「レイブン」に準じるその巨大さはむしろ大型機動兵器の発想に近くもある。奇妙な形状と特異な装備から多くのプレイヤーを唖然とさせた。なお、「ブルータルウルフ」及び型番Tの付く「ウルフ」シリーズとは同機体と交戦したバーゲストが便宜的に付けた名称であり、実際の名称は不明。

[編集] バリエーション

[編集] ウルフ・シリーズ

機体諸元
ダイアウルフ(T-xa Dire Wolf)
メーカー	イグチ(O.C.U.日本) グリムニル
固定武装	腕部内臓GG 強化マニュピレータ火炎放射器(MULS-P規格外？)
携帯火器	なし
主要搭乗者	グリムニル

ダイアウルフ: グリムニルで運用される規格外のS型デバイス専用WAP。イグチ社製で、同型番の実験機を流用したものと考えられる。左腕部の肘から下がガトリングガンになっており、右手の強化マニュピレータとの連携攻撃「ウルフファング」は強力。また、胴体部前面に火炎放射器を装備し、携帯型の火炎放射器の2倍から3倍という驚異的な射程を誇る。S型デバイス専用機である為、運動性能は高い。

テラーウルフ

T-3 Terror Wolf

イグチ社製WAP。胴体パーツのみ存在し、腕部パーツや腕部パーツは確認されていない。プレイヤーも一定の条件で入手でき、限界まで強化するとゲーム中最大の耐久力を誇る。

[編集] その他のS型デバイス専用ヴァンツァー

ASA-9X: OCUの医療機器メーカー、フォーチュンメディテック社が秘密裏に開発していたS型デバイス用試作機体。未完成の状態であったが、ストライク・ワイバーンズの突入に際して急遽バズーカ、キャノン等の武装を施されて実戦投入された。上半身のみの状態で研究所の奥に吊り下げられた状態であったため、機動性や耐久性に難があったにも関わらず、その戦闘力はかなりのものであった。

グラシリス: USNで運用されるS型デバイス専用WAP。ディアブルアビオニクス社製だが、特殊作戦軍主導で開発され、内部構造は極めて人体に近づけられている。そのコントロールシステムには医療テクノロジーが数多く応用されており、WAPというよりは義体に近い存在というべきものとなっている。WAPにしては珍しく複座型のコクピットを採用しており、背部パーツを一部パージすることで高機動モードになる（リン曰く「奥の手」）。

ファントム: 第二次ハフマン紛争前後に製造された特殊機体。表向きはディアブルアビオニクス社の最新鋭機ではあるが、PSプランでのヴァンパイア機用として開発された。紛争中の機体でもトップクラスの性能を誇る。ホバー脚標準装備、腕部にはランチャーを装備するユニットがなく、通常のWAPとは違う発想で開発されたことが伺える。デザインがスーパーロボット大戦シリーズに登場するアーマードモジュール・ガーリオンと似通わせる部分があることを指摘されている。; PSプラン壊滅後もBDの研究に流用され、紛争後にS型デバイス化された機体が数体確認されている。

[編集] S型デバイス専用大型機動兵器

鋼天: 霧島重工製大型機動兵器。鋼錬をさらに発展させた機動兵器であり、変形機構こそオミットされたものの、4本のアームを備え、さまざまな武装を装着できる。

鋼錬: 霧島重工製、二つの形態を持つ大型機動兵器。第１形態は大型戦車だが、この形態で撃破された後は外部装甲とキャタピラ類をパージして戦闘ヘリ形態となる。ガトリングガン等で武装しており攻撃力も高い。装甲も厚く、他の戦闘ヘリとは一線を画している。敵機の電子機器に誤差を生じさせるシステム（比較波防盾）を装備し、将来的にはビーム兵器の搭載も予定されていた。