ヘラシギ
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ヘラシギ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Eurynorhynchus pygmaeus | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Spoon-billed Sandpiper |
ヘラシギ(箆鷸:学名Eurynorhynchus pygmaeus)とは、チドリ目シギ科に分類される鳥。
体長は15㎝ほどでスズメよりすこし大きい程度。シギ科の中では最小の種類のひとつ。冬羽では背側が灰色と白のまだらもようで、腹側が白くなる。夏羽では頭、首、背が赤褐色のまだらもようとなる。くちばしがスプーンのような形になっているのでこのような和名があり、くちばしを水につけて左右に振り、小さな昆虫や甲殻類を捕食する。くちばしはふ化したときからスプーン形をしているという。
シベリア東部で繁殖し、インドや東南アジア方面で越冬する。日本では春と秋に「旅鳥」として見ることができるが、たまに越冬することもある。日本海側で多く観察され、同じくらいの大きさのトウネン、ミユビシギ、ハマシギなどの群れに入って行動することが多い。
[編集] Sibley分類体系での位置
>コウノトリ目 >チドリ亜目 >チドリ下目 >シギ小目 >シギ上科 >シギ科 >クサシギ亜科
[編集] Status
全世界での生息数は推定3000~4000羽とみられ、世界的にも数が少ない。
- ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- 絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)
[編集] references
- ^ BirdLife International(2004). Eurynorhynchus pygmeus. 2006 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2006. Retrieved on 11 May 2006. Database entry includes justification for why this species is endangered
- ^ 鳥類レッドリスト (環境省) 2006年版による変更
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