ホリプロ
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 153-8660 東京都目黒区下目黒一丁目2番5号 |
電話番号 | 03-3490-4601(代表番号) |
設立 | 1963年1月 (株式会社ホリプロダクションとして設立) |
業種 | サービス業 |
事業内容 | マネージメント事業・メディア事業・公演事業など |
代表者 | 代表取締役会長 小田信吾 代表取締役副会長 堀一貴 代表取締役社長 堀義貴 |
資本金 | 45億8300万円(2006年3月) |
売上高 | 単体124億3400万円 連結177億9400万円 (2006年3月期) |
従業員数 | 242名(2006年4月1日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要子会社 | ホリ・エージェンシー ホリプロコム ホリプロ・ブッキング・エージェンシー ホリックス など |
関係する人物 | 堀威夫(創業者) |
外部リンク | www.horipro.co.jp/ |
特記事項:1990年2月に株式会社ホリプロへ商号変更。 |
株式会社ホリプロ(Horipro Inc.)は、日本の大手芸能事務所。1960年5月に堀プロダクションとして設立され、1963年1月にホリプロダクション(略称:ホリプロ)に改称。1990年10月に再度改称し、それまでの略称名を現在の正式社名としている。東京証券取引所1部上場(コード9667)。
代表取締役会長小田信吾、代表取締役副会長堀一貴、代表取締役社長堀義貴。創業者の堀威夫は、一貴・義貴兄弟の父親で、現・取締役ファウンダー。
目次 |
歴史
今でこそ女性タレントの活躍振りが目立つが、この事務所の設立初期は「僕は泣いちっち」や「有難や節」でヒットした守屋浩(現在は同社スカウト部長)を売り出していた。
ホリプロダクションに事務所名を改名後は舟木一夫やザ・スパイダースの活躍により、業界では優良な芸能事務所として知られるようになった。
1970年代中頃~後半には山口百恵らの活躍により、事務所名が一気にお茶の間に知れ渡ることになる。
その後、女性タレントの育成・養成に力を入れる一方、お笑いにも進出。数々の芸人を輩出している。所属している女性タレントの大半が背丈が大きいタレントである(和田アキ子、片平なぎさ、浜口順子、山瀬まみ、福井未菜、伊藤かずえ、深田恭子他)。
1997年、中学生以下のタレント育成を目的とした「ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー」を設立。2003年には通信制サポート校「東京自由学園」と、新人スカウトにおける提携を結ぶ。
最近ではスポーツコメンテーターのみでなくスポーツ選手のマネージメントにも領域を広げ、フィギュアスケート現役選手の浅田舞も同事務所に所属していた(2006年競技に専念するために退社)。
一方、「芸能プロを一企業として社会に認知させたい」との思いから経営の健全化を進め、1990年に業界初の株式公開を果たし、1997年には東証2部上場、2002年9月には東証1部上場を果たした。
現在は芸能人のマネージメントの他にも、TV番組・音楽・映画・舞台公演・ネットコンテンツなどの自社制作やキャラクター版権管理も行っている。いずれの事業も、確かな実績を上げている。
特徴
自社企画の新人発掘イベントを幾つか主催しており、中でも「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は女性アイドルの登竜門として有名で、第1回グランプリの榊原郁恵以降多くの人気タレントが発掘されている。
同社の広告・ポスター等で所属芸能人の名前を書くときは、現在は必ずと言って良いほど和田アキ子が一番上に来る(先輩であり創業時より在籍する守屋浩等が一番上に来ることもある)。
基本的には給料制で、和田アキ子でさえ長者番付(現在廃止)に載らないくらいともいわれている。「行列のできる法律相談所」でくまきりあさ美が「ウチの事務所は給料制で、私の給料は2桁台(10万円台)で保険で1万円引かれると1桁(1万円台)になってしまう。」と暴露した。
業界に於けるホリプロの影響力は非常に強く、給料制であることを差し引いても所属タレントには様々なメリットがあると言われている。
お笑い育成
- 1990年初頭、お笑いブームの影響とアイドルの衰退の影響があったこともあり、お笑い芸人の育成を強化するために、お笑い勉強会を開設した。事前のオーディションで合格すると、無料で週一回のホリプロの勉強会に参加できるようになる。
- 勉強会にはさまぁ~ず、つぶやきシローなどのホリプロ所属タレントをはじめ、ネプチューンの名倉潤、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、おぎやはぎなどが参加していたという。
- 勉強会では、まず最初にネタ帳の提出をしなければならない。その後、ホリプロのお笑い担当の幹部にネタ見せをする。上層部のOKが出ればその中で何組かがライブへ出られる。
- 勉強会はお笑い養成所の中でトップクラスの厳しさを誇る。参加者に対して「帰れ!」「辞めてしまえ!」など厳しい怒声が飛ぶことは日常茶飯事で、ときにはネタ帳を破り捨てられたりすることもあったという。(おぎやはぎが『ごきげんよう』で暴露)
- 礼儀にも厳しく、遅刻すればネタを見せられないという罰則がある。
- 2002年4月には、ホリプロのお笑い芸人養成学校として「目黒笑売塾」が開校された。
関連プロダクション
- ホリプロ・ブッキング・エージェンシー・・・俳優中心のマネージメントを行う。
- ホリプロコム・・・2003年設立。ホリプロ本体所属のお笑い芸人を、移籍したM2カンパニー所属のお笑い芸人とともに当該会社に統合する。
- 新音楽協会
- ホリエージェンシー・・・モデルエージェンシーとして設立。現在は通常の芸能プロとしての営業がメインとなっている。
- ブース
- プロダクション・パオ
関連項目
- HIP (ホリプロ・アイドル・パラダイス)
- HOP CLUB(大阪支社所属のアイドルユニット)
- NITRO(1ヵ月間の期間限定のアイドルユニット)
- Licca(リカちゃん人形生誕35周年を記念して結成されたアイドルユニット)
- ホリプロタレントスカウトキャラバン(ホリプロ主催の新人発掘オーディション、夏のお嬢さんコンテスト等も記述)
- ホリプロの人物一覧