ポップアップ広告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポップアップ広告(ぽっぷあっぷこうこく; 英 popup advertising)とは、ある特定のウェブページを開いた時に自動的に一番手前に表示される広告用の小さなウィンドウの事。
一般に、ページ訪問等のイベント発生時にウィンドウを表示するようなJavaScript記述を、HTML中に記述することにより実現され、ウェブブラウザが当該ページ内のスクリプトを実行することによりウィンドウ表示が行われる。主に、無料レンタルサーバ(GeoCities、Infoseekなど)によるウェブサイトで行われることが多い。
そのページを開くたびに、全く同じポップアップしたページが何度でも表示され、非常にうっとうしいと思われることが多い為、Internet ExplorerやMozilla Firefox、Operaなど主要なウェブブラウザでは、その特定のページを開く時にメッセージが表示され、ポップアップ広告が表示されないようにする事ができる機能が開発されている。この機能のことをポップアップブロックという。また、Google ツールバーやYahoo!ツールバーなど、Internet Explorerのアドオンツールバーには同様の機能があるものが多くある。
[編集] ポップアップブロック
Operaは、メジャーなウェブブラウザの中で最初にポップアップブロック機能を導入し、その後Mozillaは、ページ読み込み時に表示されるポップアップウインドウもブロック対象にしたポップアップブロック機能を実装している。2000年初頭までにInternet Explorerを除く、ほぼ全ての主要ブラウザでポップアップブロックが実装され、ユーザーが意図せず開くウインドウをブロックできるようになった。
2004年より提供されているWindows XPのService Pack 2で、Internet Explorerもポップアップブロック機能を実装、ほとんどのユーザーがポップアップブロック機能を利用するようになった。しかし、XP SP2以前のInternet Explorerには実装されないため、ポップアップブロック機能を利用したい場合は、アドオンツールバーなど何らかのソフトウェアをインストールする必要がある。またはIEコンポーネントブラウザを利用する方法もある。Internet Explorerにはポップアップブロック機能がなかなか実装されなかったため、ユーザのニーズに応えるかたちで、IEコンポーネントブラウザの多くはこの機能を備えている。
基本的にポップアップブロックは、ユーザーのクリック操作などを経ずに開かれるウインドウを全てブロックする仕様となっているが、ウェブブラウザによっては設定により全てのウインドウをブロックしたり、特定サイトだけブロックを解除することが出来るようになっている。
[編集] ポップアップ広告ブロック機能を持つウェブブラウザ
- AM Browser
- America Online 9.0
- Avant Browser
- Enigma Browser
- Geckoベースのウェブブラウザ
- Internet Explorer 6 & 7 (6の場合Windows XP Service Pack 2 またはServer 2003 Service Pack 1以降のバージョンが必要)
- Konqueror
- Links
- Netcaptor
- OmniWeb
- Opera
- Safari
- Slim Browser
- Smart Bro
- Gosurf Browser