マンハッタンカフェ
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2002年4月28日、京都競馬場 |
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性別 | 牡 |
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毛色 | 青鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1998年3月5日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | サンデーサイレンス |
母 | サトルチェンジ |
母の父 | Law Society |
生産 | 社台ファーム |
生国 | 日本(北海道千歳市) |
馬主 | 西川清 |
調教師 | 小島太(美浦) |
競走成績 | 11戦6勝 |
獲得賞金 | 5億2283万4000円 |
マンハッタンカフェは日本の競走馬。セレクトセールでは、1億4000万円で落札された。主戦騎手は蛯名正義。当初は「フサイチ」の冠号で知られる関口房朗がセレクトセールで落札したが、その後、西川清と社台ファームの吉田照哉の共同所有となった。そのため同馬は、市場取引馬に関する優遇が受けられなかった。
目次 |
[編集] 戦績
デビュー戦は2001年1月29日、東京芝2000mの新馬戦に出走し3着(2番人気)。1着は1番人気のトレジャー(父ブライアンズタイム、母シンコウラブリイ)。初勝利は2戦目の2001年2月11日、東京芝1800mの新馬戦に出走し単勝1.7倍という断然の人気に応えて快勝。続く弥生賞では、4着と善戦するも皐月賞の出走権を獲得できなかった。そして参戦したアザレア賞で11着と大敗を喫し休養に入った。
休養明けの復帰戦は札幌。富良野特別、阿寒湖特別を古馬相手に共に1番人気で快勝し、秋の上がり馬として菊花賞戦線に名乗りを挙げる。トライアルのセントライト記念では4着に敗れるも、菊花賞で見事GI初タイトルを獲得。続く有馬記念では、GI7勝のテイエムオペラオー、メイショウドトウを破り、GI2連勝を果たした。GIを2勝したものの同世代で日本ダービーとジャパンカップを制したジャングルポケットが年度代表馬および最優秀3歳牡馬に選出され、JRA賞受賞はならなかった。
翌2002年の初戦は、有馬記念と同じ中山芝2500mの日経賞。単勝1.2倍と圧倒的支持を受けたが、アクティブバイオの6着に敗れた。この際には、蹄を保護するための鉄橋鉄と呼ばれる特殊な蹄鉄を装着して出走しており、もともとが通常の蹄鉄より走りにくい上に、良馬場発表ながら直前に雨が降って滑りやすい馬場となっていたことが敗因といわれる。しかし、次走の天皇賞(春)では、ジャングルポケットや、2年連続天皇賞(春)3着の菊花賞優勝馬ナリタトップロードが出走し三強対決といわれていたが、マンハッタンカフェが優勝しGI3勝目を挙げた。結局、対ジャングルポケットには2戦負けなしだった。(尚、小島太調教師はこの時のマンハッタンカフェに関して、蹄の状態が思わしくなく、回避するか否かをずっと悩んでいたとインタビューや自身の著書で語っている)そして同年の10月6日、ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞に出走。5番人気に支持されながらも13着と大敗。レース後、屈腱炎を発症したことが判明し、引退した。同年最優秀4歳以上牡馬を受賞した。
[編集] 競走成績
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | 枠番 | 馬番 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離(馬場) | タイム (上り3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | ||
2001 | 1. | 29 | 東京 | 3歳新馬 | 15 | 5 | 9 | 4.0(2人) | 3着 | 蛯名正義 | 55 | 芝2000m(重) | 2:06.5(34.9) | 0.2 | トレジャー | |
2. | 11 | 東京 | 3歳新馬 | 16 | 3 | 5 | 1.7(1人) | 1着 | 蛯名正義 | 55 | 芝1800m(良) | 1:49.8(35.5) | -0.3 | (イサオヒート) | ||
3. | 4 | 中山 | 弥生賞 | GII | 8 | 7 | 7 | 21.4(5人) | 4着 | 蛯名正義 | 55 | 芝2000m(不) | 2:06.8(38.4) | 1.1 | アグネスタキオン | |
4. | 7 | 阪神 | アザレア賞 | 16 | 5 | 10 | 4.0(2人) | 11着 | 河内洋 | 55 | 芝2000m(良) | 2:03.7(35.9) | 1.2 | シノグラフィー | ||
8. | 4 | 札幌 | 富良野特別 | 12 | 5 | 6 | 2.0(1人) | 1着 | 蛯名正義 | 54 | 芝2600m(良) | 2:43.5(35.6) | -0.3 | (シュプリゲン) | ||
8. | 26 | 札幌 | 阿寒湖特別 | 12 | 3 | 3 | 1.8(1人) | 1着 | 蛯名正義 | 54 | 芝2600m(良) | 2:43.1(35.8) | -0.1 | (トーセンサンダー) | ||
9. | 16 | 中山 | セントライト記念 | GII | 6 | 7 | 14 | 5.3(3人) | 4着 | 二本柳壮 | 56 | 芝2200m(稍) | 2:13.8(36.3) | 0.7 | シンコウカリド | |
10. | 21 | 京都 | 菊花賞 | GI | 15 | 2 | 2 | 17.1(6人) | 1着 | 蛯名正義 | 57 | 芝3000m(良) | 3:07.2(34.0) | -0.1 | (マイネルデスポット) | |
12. | 23 | 中山 | 有馬記念 | GI | 13 | 4 | 4 | 7.1(3人) | 1着 | 蛯名正義 | 55 | 芝2500m(良) | 2:33.1(33.9) | -0.2 | (アメリカンボス) | |
2002 | 3. | 23 | 中山 | 日経賞 | GII | 8 | 8 | 8 | 1.2(1人) | 6着 | 蛯名正義 | 58 | 芝2500m(良) | 2:37.5(34.9) | 0.5 | (アクティブバイオ) |
4. | 28 | 京都 | 天皇賞(春) | GI | 11 | 4 | 4 | 2.9(2人) | 1着 | 蛯名正義 | 58 | 芝3200m(良) | 3:19.5(34.1) | 0.0 | (ジャングルポケット) | |
10. | 6 | ロンシャン | 凱旋門賞 | G1 | 16 | 12 | 8 | 13着 | 蛯名正義 | 59.5 | 芝2400m(良) | 2:29.7 | 3.0 | Marienbard |
[編集] エピソード
- 2001年の有馬記念は、2着に最低人気のアメリカンボスが入り、同年に起きた米国同時多発テロの時事問題に掛けた名前の馬2頭(マンハッタンカフェ&アメリカンボス)の1,2フィニッシュとなり大万馬券となった。(余談であるが、このレースの3着はトゥザヴィクトリーであった。)
- 管理した小島太調教師は、騎手時代にはついに菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)を勝てなかったが、同馬をもって調教師として勝利を挙げた。
- また、2004年にフジテレビで製作されたドラマ「運命の出会い~サラブレッドにかけた夢~」に、父親であるサンデーサイレンス役で出演した事がある。
[編集] 血統表
マンハッタンカフェの血統 サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系)/アウトクロス | |||
父
*サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 アメリカ |
Halo 1969 黒鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to |
Nothirdchance | |||
Cosmah | Cosmic Bomb | ||
Almahmoud | |||
Wishing Well 1975 鹿毛 |
Understanding | Promised Land | |
Pretty Ways | |||
Mountain Flower | Montparnasse | ||
Edelweiss | |||
母
*サトルチェンジ Subtle Change 1988 黒鹿毛 |
Law Society 1982 黒鹿毛 |
Alleged | Hoist the Flag |
Princess Pout | |||
Bold Bikini | Boldnesian | ||
Ran-Tan | |||
Santa Luciana 1973 黒鹿毛 |
Luciano | Henry the Seyenth | |
Light Arctic | |||
Suleika | Ticino | ||
Schwarzblaurot F-No.16-c |
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