マーク・マルダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーク・マルダー(Mark Mulder, 1977年8月5日 - )はアメリカ合衆国イリノイ州出身のメジャーリーグ、セントルイス・カージナルス所属の投手。左投左打。
高校時代は一塁手として打力が注目され、卒業時にはデトロイト・タイガースからドラフト55巡目指名されたが、これを蹴ってミシガン州立大学へ進学。これが功を奏し球速、体力ともに飛躍的に向上。1998年にドラフトでオークランド・アスレチックスから全米2位指名を受け入団。2000年から先発に定着し、翌2001年には21勝を挙げ最多勝を獲得。ティム・ハドソン、バリー・ジートと共にエーストリオ“ビッグ3”としてチームの4年連続(2000年~2003年)ポストシーズン進出の原動力となった。2004年オフにダニー・ヘイレンらとのトレードでセントルイス・カージナルスへ移籍。2005年はチームに欠けていた左腕エースとしてチーム2位タイの16勝を挙げた。2006年は終了時にFAとなるだけに期するものがあったはずだが、左肩を痛め不調。結局シーズン終了を待たずに手術に踏み切ることになり、メジャー2年目の2001年からの連続15勝以上が途切れた。
長身から90マイル前半のツーシームにフォーシーム、カーブ、スプリッターなど豊富な球種をテンポ良く投げ込み、ゴロで打たせて取る投球が持ち味。
[編集] 獲得タイトル
- 最多勝利: 1回、2001年(21勝)
[編集] 年度別成績
年 | 所属 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000年 | OAK | 9 | 10 | 5.44 | 27 | 27 | 0 | 154.0 | 191 | 106 | 93 | 22 | 69 | 88 |
2001年 | OAK | 21 | 8 | 3.45 | 34 | 34 | 0 | 229.1 | 214 | 92 | 88 | 16 | 51 | 153 |
2002年 | OAK | 19 | 7 | 3.47 | 30 | 30 | 0 | 207.1 | 182 | 88 | 80 | 21 | 55 | 159 |
2003年 | OAK | 15 | 9 | 3.13 | 26 | 26 | 0 | 186.2 | 180 | 66 | 65 | 15 | 40 | 128 |
2004年 | OAK | 17 | 8 | 4.43 | 33 | 33 | 0 | 225.2 | 223 | 119 | 111 | 25 | 83 | 140 |
2005年 | STL | 16 | 8 | 3.64 | 32 | 32 | 0 | 205.0 | 212 | 90 | 83 | 19 | 70 | 111 |
2006年 | STL | 6 | 7 | 7.14 | 17 | 17 | 0 | 93.1 | 124 | 77 | 74 | 19 | 35 | 50 |
通算 | 7年 | 103 | 57 | 4.11 | 199 | 199 | 0 | 1301.1 | 1326 | 638 | 594 | 137 | 403 | 829 |