ヤマブドウ
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?ヤマブドウ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Vitis Coignetiae Pulliat. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ヤマブドウ |
ヤマブドウ(山葡萄、学名Vitis Coignetiae Pulliat.)は、ブドウ科の蔓(つる)性植物である。主として東アジアに分布する野生のブドウで、日本では山地に自生する。
葉は10~30cm程の大きさで互生し、柄元に窪みのある五角形様で、裏面に茶褐色の毛が生える。蔓は、葉に対生する巻きひげで他の植物等に巻き付き、高く上る。 初夏に開花し、花は葉に対生する花柄に黄緑色の小花が多数着花する。がくは輪形で、花弁及び雄しべは五つ、雌しべは一つからなる。 果実は球形で秋に熟し黒紫色になる。甘酸っぱく、生食できる。品質は安定しないが、日本の在来種として見直す動きがある。
日本では近年、ワインの原料としても注目されており、他種との交雑など品種改良の動きも見られる。
[編集] 関連項目
- ブドウ
- ノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla:実は食べられない。
- エビヅル V. ficifolia Bunge:ヤマブドウ同様、実は食用。