ヤーコプ・ウルマン
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ヤーコプ・ウルマン (Jakob Ullmann, 1958年 - ) は、ドイツの現代音楽の作曲家。
デビュー前は様々な職を転々としながら、ヨルク・ヘルへット、フリードリヒ・ゴルトマンの両氏に師事。東ドイツ出身の唯一のジョン・ケージの文通相手であったことから、ケージの作品を確定楽譜化する作品を書いていることで知られる。
初期の作品(「弦楽四重奏のためのコンポジション第一番」(1985年)など)の作風はポーランド楽派のクシシュトフ・メイエルからの直截な影響下にあったものの、ルイジ・ノーノ後期の試みに心酔してからはピアニシモの音色を一貫して使う作風へシフトし、その延長線上で作品を書きつづける。1980年代末からヴァンデルヴァイザー楽派を先取りする試みを既に行っている点は、先駆的と評されている。
ソロアルバムはWERGOとEdition RZから、一枚づつ出され、作品は主にブライトコップフ・ウント・ヘルテル出版社とアリアドネ出版社から過去の作品のいくつかが出版されている。
2005年10月からスイスのバーゼル市立音楽院で、音楽理論を教えている。
1993年に来日し、京都でレクチャーを行ったほか、日独現代音楽演奏会で「弦楽四重奏のためのコンポジション」(松永みどり弦楽四重奏団)と「フルートソロの為のコンポジション」(近藤亜紀)が日本初演された。