ラッキョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラッキョウ | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラッキョウの花 | ||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||
Allium bakeri G.Don | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ラッキョウ | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Rakkyo |
ラッキョウ(辣韮、薤、辣韭、学名 Allium bakeri syn. Allium chinense)は、ネギ科(クロンキスト体系以前の分類法ではユリ科)の多年草。別名は「オオニラ」、「サトニラ」。
[編集] 特徴
中国、ヒマラヤ地方が原産。白色または紫色を帯びた白色の鱗茎を食用とする。
特有の強い匂いと辛味を持つ。この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物である。
主に塩漬け、甘酢漬け、醤油漬けで食べる。カレーライスのつけあわせとして、福神漬とならんでポピュラーな存在である。また薬効も多いとされている。
鳥取県(鳥取砂丘)・福井県(三里浜)の特産品である。また沖縄県では「島らっきょう」または「ダッチョウ」と呼ばれる、一般的ならっきょうより小型で細いものがあり、主に塩漬けして鰹節をかけて食べる。
鱗茎は、薤白(がいはく)という生薬名がある。漢方では胸痺(きょうひ、胸のつかえ・痛みなど)に効果があるとされる。
- 薤白が配合される方剤
- 栝楼薤白白酒湯(かろがいはくはくしゅとう)
- 栝楼薤白半夏湯(かろがいはくはんげとう)
- 枳実薤白桂枝湯(きじつがいはくけいしとう)