ラドヤード・キップリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
ジョセフ・ラドヤード・キップリング(Joseph Rudyard Kipling, 1865年12月30日 - 1936年1月18日)は、英国の作家・児童文学者・詩人。少年時代にインドで過ごした経験から生まれた『ジャングル・ブック』『少年キム』などの作品がある。2度ほど来日し、日本分析の資料も残している。"East is East, West is West"(東は東、西は西)ということばを遺したことでも知られる。生前愛した南西イングランドの屋敷「ベイトマンズ」は、今も英国ナショナルトラストの保護資産として残されている。1907年に41歳でノーベル文学賞を受賞。これは2006年現在も文学賞の最年少受賞記録である。
『白人の責務』に見られるように、人種差別・蔑視思想の持ち主でもあったと言われることもあるが、『ジャングル・ブック』ではインド人の少年が主人公であり、動物の側にも人間の側にも帰属できずに悩む孤独も描かれている。
[編集] 邦訳作品
- キップリング原作(亀山竜樹訳/山中冬児絵)『少年キムの冒険』(『世界名作全集』172)、講談社、1960年。
- ラドヤード・キプリング著(斎藤兆史訳)『少年キム』、晶文社、1997年6月。ISBN 4-7949-6309-2
[編集] 参考文献
- 橋本槙矩・高橋和久編著『ラドヤード・キプリング-作品と批評』、松柏社、2003年6月。ISBN 4-7754-0047-9
[編集] 外部リンク
カテゴリ: イギリスの詩人 | ノーベル文学賞受賞者 | 1865年生 | 1936年没