ロベルト・コチャリャン
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ロベルト・コチャリャン(アルメニア語:Ռոբերտ Քոչարյան, 英語:Robert Kocharian, 1954年8月31日 - )はアルメニアの政治家で第2代大統領(1998年4月9日-)。
アゼルバイジャンのアルメニア人系自治州であるナゴルノ・カラバフ自治州の州都ステパナケルトの出身。同自治州が「ナゴルノ・カラバフ共和国」として独立宣言したのちの1992年「ナゴルノ・カラバフ共和国」の首相兼防衛委員に就任。また1994年12月には「ナゴルノ・カラバフ共和国」大統領に選出された。1997年にアルメニアの首相に就任し、1998年から現職。ナゴルノ・カラバフ問題の強硬派としてアゼルバイジャンからの同自治州分離を一貫して主張してきた。
彼はソ連崩壊前は共産党の職員だったが、現在はどの政党にも属していない。コチャリャンの元、アルメニアは比較的安定・成長し、レヴォン・テル=ペトロシャンの元で起きた多くの移民の発生を減らすことに成功した。
彼の2003年の再選は、選挙違反の申し立てにより傷つけられたが、多くの専門家は選挙違反がこの選挙結果をくつがえすほどのものではないと主張している。2004年の始めの頃、コチャリャンの辞任要求が散発的に起こり、彼の信任を問う国民投票を要求するデモが彼に反対する陣営の指導の元で行われた。
コチャリャンと彼の妻ベラ・コチャリャンの間には3人の子供がいる。
[編集] 外部リンク
- アルメニア大統領公式サイト(英語)
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