ヴァルカモニカの岩絵群
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ヴァルカモニカの岩絵群 |
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(英名) | Rock Drawings in Valcamonica |
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(仏名) | Art rupestre du Valcamonica |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(3),(4) |
登録年 | 1979年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
ヴァルカモニカの岩絵群(-いわえぐん)は、イタリア北部のアルプスの山麓にある世界遺産登録物件。イタリア初の世界遺産登録を果たしたものの一つである。
目次 |
[編集] 概要
ヴァルカモニカ(Valcamonica, カモニカ渓谷)は、アルプスの山麓のオーリオ川(Oglio)沿いに約70kmに続いている渓谷である。この渓谷の岩に、約1万年前に彫られたと推定されているものから、ローマ帝国時代のアルファベットの彫られた岩まで約8000年間に渡る線刻画が残っている。
彫られている線刻画の数は約14万点におよぶ。テーマは、農耕、航海、戦争から紀元前1500年頃の集落の地図など多岐に渡り当時の生活を知る貴重な資料になっている。
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (3) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する、建築様式、建築物群、技術の集積、または景観の優れた例。
[編集] アクセス
ミラノから鉄道で1時間行ったところにあるプシャーレを経由するのが最も便利。
[編集] 関連項目
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