三菱・ミニキャブ
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ミニキャブ (Minicab) は三菱自動車工業の軽商用車。1966年登場。
トラックとバンがあり、550cc時代から登場したバンの豪華版はミニキャブブラボーの名がついていた。現在はブラボーは消滅している。
また、軽自動車の商標の中では5番目に古い6代41年の歴史がある。
ミニキャブのコンポーネンツを使った軽ワゴンは、ブラボー後継車として、タウンボックスの名で販売されている。また、現行型はクリッパーとして日産自動車へOEM供給されている。タウンボックスは2007年5月よりOEM供給予定。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(トラックは1966年-1971年、バンは1968年-1976年)
[編集] 2代目(1971年-1976年)
- 1971年 トラックのみフルモデルチェンジ。名称はミニキャブELとなる。ただし、バンは先代モデルを継続販売。
- 1972年 マイナーチェンジで水冷2サイクルエンジンに換装。ミニキャブWに名称変更。ヘッドランプが角型から丸型となる。
- 1973年 マイナーチェンジ。フロントグリルのデザインを変更。
[編集] 3代目(1976年-1984年)
- 1976年 フルモデルチェンジ。エンジンをこれまでの2サイクル360ccから4サイクル500ccに換装し、名称をミニキャブ5に変更。
- 1977年 マイナーチェンジ。ボディサイズを拡大し、エンジンを550ccにアップ。名称はミニキャブ・ワイド55となる。
- 1981年 マイナーチェンジ。名称をミニキャブに戻す。同時にバンの上級仕様「エステート」と4WDを追加。
[編集] 4代目(1984年-1991年)
- 1984年6月 フルモデルチェンジ。
- 1987年6月 マイナーチェンジ。エンジンはこれまでのG23B型2気筒から3G81型3気筒に変更。同時にスーパーチャージャーを追加。スーパーチャージャー搭載グレードに限りタコメーターが標準装備。
- 1990年2月 マイナーチェンジ。新規格化でエンジンを660ccに拡大(3G83型)。ただし、スーパーチャージャーは550ccのまま。
[編集] 5代目(1991年-1999年)
- 1991年2月 フルモデルチェンジ。最廉価グレードを除き3気筒SOHC12バルブシングルキャブレターエンジン(3G83型)および12インチフロントディスクブレーキを搭載する。
- 1992年 電気類の防水の改善。
- 1994年2月 最初のマイナーチェンジ。ヘッドランプがSAE規格の角型2灯式に。計器類に関しては最上級グレード(トラック・TL / バン・CL)専用装備のトリップメーターが廃止され、それ以降全グレードがオドメーターのみの装備となる。
- 1996年 二度目のマイナーチェンジ。ヘッドランプがブラボーの後期型と共通の異形レンズのハロゲンバルブ式に(ただしパネルバンを除く)。トラック、バンに関わらず最上級グレードには3気筒SOHC12バルブECIマルチエンジンが搭載される。
[編集] 6代目(1999年-)
- 1999年2月 フルモデルチェンジ。これよりセミキャブ化。軽トラック及び軽1BOX、NA車初の4ATがラインナップされた。(2001年のマイナーチェンジで消滅)。ミニキャブバンをベースに乗用グレードのタウンボックスが登場した。
- 2000年12月 大規模なマイナーチェンジを敢行。
- 2003年8月 日産自動車へクリッパーとしてOEM供給が開始される。
- 2005年12月 一部改良。全グレードにトリップメーターやヘッドランプレベライザー等を標準装備。(日産クリッパーも同時に一部改良)
- 2006年5月30日 誕生40周年を記念した特別仕様車を発売。[1]
- 2006年12月 一部改良。サイドミラーをピボットタイプ(縦長)に統一、40周年記念特別仕様車の装備をグレード化などの仕様変更。また、トラックにリブラグタイヤとリヤ強化サスペンションなどを採用した農業仕様「みのり」を追加する。
[編集] ミニキャブが使われたテレビ番組など
※OEMモデルを除く
- ナイナイサイズ!(日本テレビ)-ミニキャブトラックを改造した移動販売車を使用。
- Dr.コトー診療所(フジテレビ)- 5代目のバンが志木那村役場の公用車として登場した他、4、5代目のトラックも登場した。
[編集] 外部リンク
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