中孝介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中 孝介(あたり こうすけ 1980年7月13日-)は日本の歌手。鹿児島県奄美大島名瀬市(現・奄美市名瀬)出身。琉球大学法文学部社会人類学コース卒。エピックレコードジャパン所属。
1997年、奄美シマ唄の名人と称される坪山豊に師事し、シマ唄を習い始め、1998年5月に開催された第19回奄美民謡大賞に初出場して努力賞を受賞する。2000年には同大賞で新人賞、日本民謡協会奄美連合大会で総合優勝した。
その後、インディーズから4枚のシマ唄のアルバムと1枚のポップスのミニアルバムを出した後、その歌唱力が認められ、琉球大学卒業後の2006年にシングル「それぞれに」でメジャーデビュー。同年11月、中華圏(台湾、香港、中国大陸)でアルバムを先行リリースし、台湾チャートで初登場1位を獲得。日本で実績のないアーティストが海外でデビュー1位を飾るのは極めて異例なことである。
その一方で、現在も奄美大島に在住し、朝崎郁恵らとともにシマ唄の唄者としての活動も続けている。 2007年「アイホン」TV-CF のイメージソングに「夜明け前」(未発表曲)が採用された。
目次 |
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム・ミニアルバム
[編集] インディーズ盤
- アタリ (1999年4月4日 ジャバラ・レコード)
- くるだんど (2000年7月30日 ジャバラ・レコード)
- 諸鈍 (2002年6月9日 ジャバラ・レコード)
- ノトス (2004年9月3日 ジャバラ・レコード)
- マテリヤ (2005年9月7日 ディ!レコーズ) - ミニアルバム
[編集] メジャー盤
- なつかしゃのシマ (2006年10月11日 エピックレコードジャパン) - ミニアルバム
- 家路 - 日本郵政公社CFソング、J-WAVE「Jam the WORLD」エンディングテーマ
- 波の果てに
- 手紙
- 記憶-Last Forever- feat.韓雪 - 映画「上海の伯爵夫人」イメージソング
- ホノホシの風
- なつかしゃ
- 触動心弦 (2006年11月3日 エピックレコードジャパン) ※台湾、香港、中国限定発売
- 各自启程(それぞれに)
- 心中的日月(心の陽)
- 记忆-Last Forever-feat.韓雪(記憶) - 韓雪とのデュエット
- 回家的路(家路)
- 紧靠回忆的地方(思い出のすぐそばで)
- 白与黑之间(白と黒の間に)
- 正午的焰火(真昼の花火)
- 花束(花束)
- 波浪的尽头(波の果てに)
- 海岸的风(ホノホシの風)
- 怀念(なつかしゃ)
[編集] シングル
- それぞれに (2006年3月1日 エピックレコードジャパン)
- それぞれに - J-WAVE「Jam the WORLD」エンディングテーマ
- 白と黒の間に
- 道
- 街
- それぞれに(instrumental)
- 思い出のすぐそばで/真昼の花火 (2006年6月28日 エピックレコードジャパン)
- 思い出のすぐそばで - 映画「着信アリFinal」主題歌
- 真昼の花火
- 花束
- 思い出のすぐそばで(instrumental)
- 真昼の花火(insturmental)
- 花 (2007年4月11日 エピックレコードジャパン)
- 花 - さつま白波 CFソング
- My Life
- 心の陽
- 花 (piano ver.)
[編集] 逸話
- シマ唄を初めて聞いたのは高校1年の時、当時古仁屋高校3年だった元ちとせのライブだった。以来元ちとせを姉と慕い、現在も「お姉ちゃん」と呼ぶ。
- 奄美人らしく大変な酒飲みである。
- 母親の中ほず美も地元のライブハウスで活躍する唄者。シマ唄に没頭していく息子と話を合わせるためにシマ唄を始め、息子に遅れること3年の2003年、奄美民謡大賞で息子と同じ新人賞を獲得した。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 中 孝介(あたり こうすけ)オフィシャルサイト
- 中 孝介(あたり こうすけ)オフィシャルBLOG ~島ぬ宝~
- META COMPANY LIMITED 中孝介 - ジャバラ・レコードから出されたCDの紹介