五十嵐敬喜
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五十嵐敬喜(いがらし たかよし、1944年 - )は弁護士、法政大学法学部教授(専門は都市政策論と立法学)。菅直人民主党代表代行のブレーンとしても知られる。
山形県に生まれる。早稲田大学法学部在学中に司法試験に合格し、卒業後は弁護士として不当な建築や都市計画による被害者の弁護活動に携わる一方、これまでの公共事業のあり方を批判し、「美の条例」(神奈川県真鶴町)制定に尽力するなど、美しい都市を創る権利の確立を訴えている。
これまでに公共事業のチェック機構や都市計画の専門家として数多くの研究があり、近年は「市民の憲法研究会」を主宰して、国民主権の原理に立つ憲法の新たなあり方を提唱している。
2007年の東京都知事選挙では上原公子国立市長、細川佳代子らとともに浅野史郎前宮城県知事に立候補を招請するために市民団体「浅野史郎さんのハートに火をつける会」(現都民のハートに火をつける会)を立ち上げ、浅野の都知事選出馬を実現させた。
[編集] 著書
- 『建築紛争』 2006年(岩波書店)小川明雄との共著
- 『憲法改正論』 2005年(日本経済評論社)
- 『「都市再生」を問う―建築無制限時代の到来』 2003年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『市民事業―ポスト公共事業社会への挑戦』 2003年(中央公論新社) 天野礼子との共著
- 『都市は戦争できない―現代危機管理論』 2003年(公人の友社)
- 『市民の憲法』 2002年(早川書房)
- 『美しい都市をつくる権利』 2002年(学芸出版社)
- 『公共事業は止まるか』 2001年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『都市はどこへ行くのか』 2000年(建築資料研究所)
- 『破綻と再生 自治体財政をどうするか』 1999年(日本評論社)
- 『図解 公共事業のしくみ』 1999年(東洋経済新報社) 小川明雄との共著
- 『地方分権推進委員会「中間報告」を読む』1999年(公人の友社) 田島義介との共著
- 『市民版 行政改革』 1999年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『議会と議員立法』1997年(公人の友社) 上田章との共著
- 『公共事業をどうするか』1997年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『地方分権と地方議会』1997年(公人の友社)
- 『美の条例 いきづく町をつくる』 1996年(学芸出版社)
- 『「人が決める」まちづくりと都市計画』1995年(公人の友社)
- 『議会 官僚支配を超えて』 1995年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『議員立法』1994年(三省堂)
- 『都市計画 利権の構図を超えて』1993年(岩波書店) 小川明雄との共著
- 『土地改革のプログラム』1991年(日本評論社)
- 『図説 ニッポン土地事情'90』1990年(自治体研究社)
- 『土地基本法を読む』1990年(日本経済評論社)
- 『都市再生の戦略』1986年(日本経済評論社)
- 『裁かれる近代』1985年(相模書房)