今成正和
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今成正和 | |
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基本情報 | |
本名 | 今成正和 |
あだ名 | 足関十段 いまなー |
階級 | ライト級(PRIDE) |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1976年2月10日 |
出身地 | 日本 神奈川県秦野市 |
現居住地 | 日本 |
スタイル | レスリング ブラジリアン柔術 |
戦績 | |
総試合数 | |
総勝利数 | |
KO勝ち | |
一本勝ち | |
判定勝ち | |
総敗北数 | |
KO負け | |
一本負け | |
判定負け | |
引き分け | |
無効試合 |
今成 正和(いまなり まさかず、1976年2月10日 - )は、神奈川県秦野市出身の総合格闘家。身長165cm、体重66.0kg。血液型B型。チーム・ローケン(Team Roken)所属。
足関節技、特にヒールホールドを得意とし、『足関十段』の異名を持つ。その独特の風貌とトリッキーなファイトスタイル、並外れた極めの強さと常識外れの足関節技で確固たる人気を確立した。元ZST四兄弟の三男所英男からは「グラウンドでの顔面攻撃を禁止しているZSTルールでこの階級なら世界最強」といわれている。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] マイナー時代
20歳の時にアントニオ猪木が旗揚げし、小川直也が所属するUFOに練習生として入門(それまで格闘技経験はおろかスポーツ経験すら満足になかった)、とりあえずとキックボクシングの藤原道場を紹介される。1999年に道場で一緒だった入江秀忠に誘われ、入江が旗揚げしたキングダム・エルガイツに参加。2001年にはエルガイツの初代ミドル級王者に登りつめる。また同年行なわれた第7回全日本コンバットレスリング大会76kg級決勝では当時修斗軽量級エースであった佐藤ルミナ相手に互角の勝負を繰り広げ関係者から高い評価を得た。ちなみに「足関十段」というニックネームは、この頃同僚の選手によって名付けられたもの。
2002年にキングダム・エルガイツを離脱、その後同年11月に旗揚げしたZSTに参戦し、矢野卓見、所英男、小谷直之と並んで「ZST四兄弟」と呼ばれ人気を博す。2003年11月に開催されたZST GP開幕戦ではACCライト級王者グージェル相手にヒールホールドで秒殺勝利を飾り、2004年1月、ZST GP決勝戦ではATTのマーカス・アウレリオ相手に僅差の判定で敗れるも接戦を繰り広げ、高い評価を得た。
2003年に1ヶ月のブラジルで柔術修行をおこない現地の柔術選手相手に足関節を極めまくるという伝説を残しマルコス・アントニオ・バルボーザから茶帯を認定される。
2005年1月には自身が道場長を務めるバルボーザジャパン東京(Barbosa Japan Tokyo)を設立。
[編集] DEEP王座獲得
2003年7月に初めてDEEPに参戦してからは、DEEPを主戦場に好勝負を繰り広げる。
2005年12月2日、「DEEP 22 IMPACT」のフェザー級トーナメント準決勝でマイク・トーマス・ブラウンと対戦し、必殺のヒールホールドによりブラウンの左膝を破壊。決勝ではパンクラスフェザー級のエース前田吉朗にアンクルホールドで勝利し、DEEP初代フェザー級王者に輝いた。
2006年8月4日に行われた「DEEP 25 IMPACT」の第6試合日本対ブラジル2対2対抗戦(68kg契約)でブラジリアン柔術世界王者・フレジソン・パイシャオンと5分3Rで対戦。後半追い上げた今成だが、わずかに及ばず、判定2-0で敗れる。10月10日には自身の持つDEEPフェザー級の座を懸けてGRABAKAの山崎剛とのタイトルマッチを行う。両者とも一歩も退かない激しいグラウンドの攻防の末、3R終盤に下になった今成が山崎の顔面に蹴りをヒットさせ、そのままKO勝利を収め、初防衛に成功した。
10月17日にブラジリアン柔術黒帯をマルコス・アントニオ・バルボーザよりバルボーザジャパンにて授与された。
[編集] 世界王座獲得
2007年2月10日にイギリスのロンドンにあるウェンブリーアリーナで行われた「Cage Rage 20 -Born 2 Fight-」のCage Rage世界フェザー級王者決定戦(5分3R)で、ロビー・オリヴィエ(イギリス / Cage Rageイギリスフェザー級王者)を1R0:27腕ひしぎ十字固めによる一本勝ちで下し、新Cage Rage世界王者になり、これで2冠王者になった。
[編集] 人物
- 格闘技界の中でも異彩を放つキャラクターを持つ。過去に開設していたブログでは、読者からの今成に関する様々な質問に、簡単ながらも一つ一つ答えていた人格者でもある。
- 過去に数度、伸ばした髭を金色に染め、試合に臨んだことがある。
- 愛称は「足関十段」「いまなー」。
- 人から矢野卓見と間違えられることがしばしばある。
- やる気のある人には団体の垣根を越えて自分の技術を伝授してしまう好人物。須藤元気など多くの著名選手に足関節技の指導をしている。
- ひょうきんな性格で、しばしば取材写真において、手で卑猥なマークを作った状態で写っている。
[編集] 獲得タイトル
- アマチュア
- 第6回全日本コンバットレスリング選手権69kg級準優勝
- 第7回全日本コンバットレスリング選手権76kg級準優勝
- プロ
[編集] DVD
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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