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佐々井 秀嶺(ささい しゅうれい、本名:佐々井 実、現地名:Bhadant-G Arya Nagarjuna Shurai Sasai、1935年8月30日-)はインドで活動している日本人の僧侶。
[編集] 略歴
- 1935年、岡山県新見市菅生村に5人兄弟の長男として誕生
- 1951年、東京正生院に入塾
- 1957年、米子東高等学校に入学
- 山梨県甲州市の大善寺で修行
- 1960年、高尾山薬王院で出家、鹿児島市の日蓮宗教王寺で修行
- 1962年、大正大学の聴講生となり、雑誌『実践仏教』を発行。その傍ら浪曲師(東家楽水 (2代))、易者となる。
- 1965年、薬王院留学僧としてタイに留学
- 1966年、インド・カルカッタ、後にラージギルの日本山妙法寺へ移動
- 1967年、夢告により、ナーグプルに移動
- 1969年、インド山妙法寺をナーグプルに建立
- 1970年、ボンベイのシッダールタ・カレッジに留学
- 1988年、インド国籍を取得
- 1992年、ブッダガヤの大塔寺管理権奪還運動を開始
- 1998年、マンセル遺跡、シルプル遺跡を発掘
- 2003年、仏教徒代表としてインド政府少数者委員会の委員となる
[編集] 受賞歴
- 1986年、ナーグプル仏教徒委員会より菩薩号を贈与される
- 1994年、アンベードカル国際賞を受賞
- 2004年、マハーラーシュトラ州のナーガブーシャン賞を受賞
[編集] 外部サイト
[編集] 参考文献
- 不可触民の解放をめざして(白鳥早奈英著、かのう書房、1995年)
- 破天(山際素男著、南風社、2000年)