佐藤修 (ボクサー)

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佐藤修（さとうおさむ、1976年 12月16日 - )は、兵庫県神戸市出身の元プロボクサーで、WBA世界スーパーバンタム級王者に輝いた。ニックネームは「大きな男」を意味するHULK（ハルク）。

[編集] 来歴

[編集] ボクサー時代

神戸国際大付高でボクシングをはじめ興南高校の名護明彦とは当時から親友、卒業後の1995年に協栄ボクシングジムに入門。同年9月にプロデビュー。

2001年 4月、東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得（1度防衛後返上）。

2002年 2月、世界初挑戦。WBC世界スーパーバンタム級王者ウイリー・ホーリン（米国）に挑む。3回に2度のダウンを喫し、KO負け寸前にまで追い込まれるものの、驚異的な回復を見せ、その後猛反撃を展開。しかし、優勢とされた最終回でジャッジの一人が"10-10"のイーブン採点したのが響き、判定は引き分け。惜しくも王座獲得はならず。

3ヵ月後の5月18日、世界再挑戦。WBA世界スーパーバンタム級王者ヨーダムロン・シンワンチャー（タイ）に挑む。序盤は王者の攻勢を許し、敗色濃厚となるも、5回以降にようやくペースアップ。7回に2度のダウンを奪うと、迎えた8回、左ボディブローで王者を眠らせ、逆転KO勝ち。王座奪取に成功する。

同年10月9日、初防衛戦。サリム・メジクンヌ（フランス）と対戦するも、挑戦者の技巧の前に、本来のボクシングをさせてもらえず、結局12回判定負け。わずか5ヵ月弱で世界王座を手放した。

2004年 6月、2階級制覇を目指し、WBA世界フェザー級王者クリス・ジョン（インドネシア）に挑戦するも、ここでも王者の技巧の前にまるで歯が立たず、12回判定負け。結局、この試合を最後に現役を引退した。