佐藤和宏
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佐藤 和宏(さとう かずひろ、1977年9月21日 - )は、大阪近鉄バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルスに在籍したプロ野球選手(投手)。 2006年シーズン限りで楽天から戦力外通告を受けた。ドラフト入団当時は「MAX151kmの和製ランディ・ジョンソン」と銘打たれていた(なお二人とも左投げ右打ちである)。
[編集] 略歴
- 身長・体重:176cm・80kg
- 投打:左/右
- 出身地:熊本県
- 血液型:O型
- 経歴:熊本県立阿蘇高等学校 - 九州東海大学 - ホンダ熊本硬式野球部 - 大阪近鉄バファローズ(2001年6巡目指名) - 東北楽天ゴールデンイーグルス - ヒタチエクスプレス
- 背番号:51
[編集] 通算成績
1試合 0勝 0敗 0セーブ 防御率0.00
[編集] 珍しい左投げ右打ち
佐藤和宏は日本人選手では珍しい左投げ右打ちの選手である。これは、近鉄に指名された当時のスポーツ新聞の記事によると、「元々は右投げだったが、試しに左で投げてみたら右よりも速かったので左投げに転向した」そうである。
このような理由でボールを投げる手を替えた選手は他にいないと思われる。ボールを投げることは指先の感覚などの非常に微妙な要素が球のスピード・キレ・コントロールに大きく影響するために、通常はデメリットの方が遥かに大きく、特殊な事情がない限り、打つ方と違いボールを投げる手を後天的に替えることは稀であるからである。
鈴木啓示に代表されるようにケガの影響で利き手を替える場合ならあるが、大抵の場合は幼少で、佐藤和宏の場合は少なくとも小学校高学年以降のことらしい。松中信彦は左肩を痛めて高校時代の一時期右投げに転向したことがあるが、打者の話である。投手が投げる手を変えて、なおかつ投手として通用する水準にまで達するのは困難だと思われる(利き手とそうでない手は神経の発達度合いが違うため)。
他に、左投げ右打ちの日本人選手として竹原直隆(千葉ロッテマリーンズ)がいるが外野手であり、本人曰く「気が付いたら左投げだった」とのことで、後天的に矯正したわけではないようだ。
大阪近鉄バファローズ 2001年ドラフト指名選手 |
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1巡目:朝井秀樹 / 3巡目:有銘兼久 / 4巡目:谷口悦司 / 5巡目:三木仁 / 6巡目:佐藤和宏 / 7巡目:近藤一樹 / 8巡目:長坂健治 |
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