信長貴富
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信長貴富 (のぶなが たかとみ、1971年 - )は日本の作曲家。1994年上智大学文学部教育学科を卒業。
公務員を経て作曲家として独立する。作曲は独学。大学在学時より全日本合唱連盟の主催する「朝日作曲賞」に何度も入選しているほか、2001年、第70回日本音楽コンクール作曲部門(室内楽)にて2位を受賞している。合唱活動を長く続けていたこともあり、作品は合唱曲が大部分であるが、歌曲や器楽曲にも積極的に取り組んでおり、ピアノ独奏のための「プレリュード」は、ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲に選ばれている。
目次 |
[編集] 作品の特徴
合唱団で歌っていた時代から深くなじんでいた三善晃や鈴木輝昭らの影響が強く感じられ(ハミングにおけるB.F.やB.O.といった記号の採用、いわゆる「三善アクセント」を好んで使う点、詩人のチョイスなど)、同時に作曲家自身の持つメロディメーカーとしての才能が加わって、合唱を歌う人々の「ツボ」をおさえた作品が非常に多い。終止和音にナインスを使うことが多く、美しいコード進行が特徴的である。
また、ポップスに特徴的なリズム・和声を多用していることも、若年層を中心に共感を得ている要因の一つである。ポップス作品の合唱編曲も積極的に手がけており、信長のポップスへの親しみが伺い知れるところである。
近年では、同じ詩の多言語版をテクストとして1曲に混在させた合唱作品(例: 木島始の日本語詩および木島自身によるその英語バージョンに作曲した「Voice」「Faraway」)も書いている。
[編集] 代表作品
[編集] 合唱作品
- 混声合唱曲「モビール」(平成元年度全日本合唱コンクール選択曲公募佳作)
- 無伴奏女声合唱曲「斑雪」(平成6年度全日本合唱コンクール課題曲公募佳作)
- 混声合唱曲「もし鳥だったなら」(平成6年度朝日作曲賞)
- 混声合唱曲「春愁三首」(平成7年度朝日作曲賞)
- 男声合唱とピアノのための「うたうべき詩」(平成11年度朝日作曲賞)
- 男声合唱とピアノのための「新しい歌」(混声合唱版あり)
- 混声合唱とピアノのための「こいうた」
- 混声合唱組曲「いまぼくに」
- 混声合唱とピアノのための「初心のうた」(女声合唱版、男声合唱版あり)
- 混声合唱組曲「世界は一冊の本」
- 無伴奏混声合唱のための「Faraway」
- 無伴奏混声合唱のための「カウボーイ・ポップ」(男声合唱版あり)
- 合唱曲『「新しい人」に』(2004年度NHK全国学校音楽コンクール高校の部課題曲)
- 合唱曲『虹』(編曲)作曲:森山直太朗 作詞:御徒町凧(2006年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲)
- 無伴奏混声・女声・男声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」
- 童声合唱・トランペット・打楽器・ピアノのための合唱組曲「さようなら ピッピ」(2006年NHK東京児童合唱団初演)
- 無伴奏同声(女声)合唱のための「7つの子ども歌」
- 寺山修司の詩による6つのうた「思い出すために」(女声合唱版、男声合唱版、混声合唱版)
- 女声合唱とピアノのための「空の名前」
- 無伴奏男声合唱のための「Voice」
- 混声合唱とピアノのための「春と修羅」
- 「宮崎駿 アニメ映画音楽集」(混声合唱版、男声合唱版)
- 無伴奏女声合唱曲「風のような歌は」
- 混声合唱組曲「朝のリレー」
[編集] 外部リンク
カテゴリ: クラシック音楽関連のスタブ | 日本の作曲家 | 1971年生