内燃機関
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内燃機関(ないねんきかん、Internal-combustion engine:インターナル・コンバスチョン・エンジン)は、内部で燃料を燃焼させて動力を取り出す機械 [1] [2] [3] 。 「動力を取り出す機械」である原動機の一種。工学では、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する熱機関の一種に分類される。ピストンエンジン(レシプロエンジン)やガスタービンエンジン [4] 等がある。燃焼形態に注目した場合、ピストンエンジンは「間欠燃焼」、ガスタービンエンジンは「連続燃焼」という違いがある。ピストンエンジンの場合、シリンダー(気筒)の内部で燃料を燃焼させ、燃焼により生じる圧力がピストンを押す力を利用する [5] 。 内燃機関では、熱効率においてカルノーサイクルを越えるものは、理論上、作り出せない。
[編集] 内燃機関の歴史
- 1860年:ルノワールがガスエンジンを開発する。
- 1862年:ボー・ド・ロッシャが4ストロークエンジンの理論を公表。
- 1876年:オットーが4ストローク機関を開発する。
- 1893年:ルドルフ・ディーゼルがディーゼルエンジンの特許を取得。
- 1924年:ベンツ社が初のトラック用ディーゼルエンジンを市販。
- 1930年:ホイットルが遠心圧縮式のジェットエンジンの特許を取得。