列王記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘブライ聖書 または 旧約聖書 詳細に関しては、正典を参照 |
ユダヤ教、プロテスタント、カトリック教会、東方教会、東方正教会ほか |
カトリック教会と東方正教会の聖書に含み、ユダヤ教とプロテスタントの外典: |
東方正教会で含む: |
ロシア正教会とエチオピア正教会で含む:
|
エチオピア正教会に含む:
|
シリア語聖書に含む:
|
列王記は旧約聖書におさめられた古代ユダヤの歴史書の1つ。元来、『サムエル記』とあわせて1つの書物だったものが分割されたようである。また『列王記』自体も上下にわかれているが、これは七十人訳聖書以来の伝統である。また、東方正教会においては列王記第三、列王記第四と呼称される。内容的には『サムエル記』のあとを受け、『歴代誌』へと続いていく。ユダヤ教の分類では『ヨシュア記』『士師記』『サムエル記』と共に「前の預言者」にあたる。
この書物の原作者は、伝統的にエレミヤであると伝えられている。
[編集] 内容
- ソロモン王の治世(上1:1-11:43)
- アハブ王までのイスラエルとユダ(上12:1-16:34)
- 王国の分裂とヤロブアム(12章-14:20)
- ユダの王レハブアム、アビヤム、アサ(14:21-15:25)
- イスラエルの王ナダブとバシャ(15:26-16:7)
- イスラエルの王エラ、ジムリ、オムリ、アハブ(16:8-16:34)
- 預言者たち(上17:1-22:54)
- 預言者エリヤ(上17:1-19:21)
- アハブとアラムの戦い(上20章)
- ナボトのぶどう畑(上21章)
- 預言者ミカヤとアハブ王の死(上22:1-40)
- ユダの王ヨシャファトとイスラエルの王アハズヤ(上22:41-22:54)
- イスラエルとユダの王国(下1:1-17:41)
- イスラエルの王アハズヤとヨラム(下1章-3章)
- エリシャの奇跡(下4章)
- ナアマンとエリシャ(下5章)
- エリシャの物語(下6:1-8:15)
- ユダの王ヨラムとアハズヤ(下8:16-8:29)
- イエフの反乱(下9章-10章)
- 祭司ヨヤダとアタルヤ(下11章)
- ユダの王ヨアシュ(下12章)
- イスラエルの王ヨアハズ、ヨアシュ(下13:1-13:13)
- エリシャの死、イスラエルの戦い(下13:14-13:25)
- ユダの王アマツヤとイスラエルの王ヤロブアム2世(下14章)
- ユダの王アザルヤ、イスラエルの王ゼカルヤとシャルム、メナヘム、ペカフヤ、ペカ(下15章)
- ユダの王アハズ(下16章)
- イスラエルの王ホシェアと北イスラエルの滅亡(下17章)
- 紀元前721年以降のユダ王国(下18:1-25:30)
- ユダの王ヒゼキヤ(下18章-20章)
- ユダの王マナセ、アモン(下21章)
- ユダの王ヨシヤ(下22:1-23:30)
- ユダの王ヨアハズ、ヨヤキム、ヨヤキン、ゼデキヤ(下23:31-24:20)
- エルサレムの陥落、ヨヤキンの監禁と解放(下25章)