北川智規
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北川 智規(きたがわ とものり、1978年1月9日- )は元プロ野球選手投手。オリックス・ブルーウェーブに所属した。右投右打。血液型O型。埼玉県狭山市出身。
川越高校-横浜国立大学教育学部から2001年ドラフト7位でオリックス・ブルーウェーブに入団。神奈川大学野球リーグ通算36勝を挙げ、5度のノーヒットノーラン、大学通算奪三振512(大学野球日本記録)を記録、1999年には大学日本代表、シドニーオリンピック代表候補入り、しかし肩を痛め最終的には落ちる。切れのある速球と角度は小さいが、鋭いカーブが武器だった。プロ野球選手としては数少ない国立大学出身。ハングリー精神に長けていた。契約金0円で入団した選手の中で、初の出来高2000万円払い獲得選手となり話題となる。(本当は4位で指名しようとしたらしい。)プロ初登板の試合は大阪近鉄バファローズで、この試合に近鉄が優勝を決める試合だった。先発の北川が予想以上の好投を見せ、勝ち投手の権利を得て降板したが、後続の大久保勝信が北川博敏にサヨナラ満塁ホームランを打たれ、プロ初勝利はならなかった。しかし、2年後の2003年9月27日、対福岡ダイエーホークス戦でプロ初勝利を挙げた。現役獲得賃金7000万円。好きな女性のタイプは大学の後輩でもある眞鍋かをり。なお、1997年に同球団に筑波大学からドラフト1位で入団し、国立大学初のドラフト1位として注目を集めた杉本友投手は川越高校の先輩に当たる。