北沢産業網干鉄道
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北沢産業網干鉄道(きたざわさんぎょう あぼしてつどう)は、兵庫県姫路市の網干駅から同市の浜田港駅までを結んでいた、北沢産業が運営していた鉄道路線の通称である。なお正式な路線名はない。
国鉄山陽本線と、姫路木材港(姫路港浜田地区)を結んでいた貨物線である。
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[編集] 路線データ
[編集] 歴史
- 1943年(昭和18年) - 東芝姫路工場が操業開始。この頃同工場への専用線が運用開始。
- 1950年(昭和25年)11月 - 北沢産業が専用線を譲り受ける。
- 1966年(昭和41年)11月1日 - 鉄道路線として、網干駅~浜田港駅間が正式開業。
- 1973年(昭和48年)2月27日 - 木材輸送終了により、中浜田駅~浜田港駅間が廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 国鉄との貨物連絡運輸を廃止。事実上休止となる。
- 1987年(昭和62年)11月1日 - 網干駅~中浜田駅間が休止。
- 1989年(平成元年)5月1日 - 全線廃止。
[編集] 駅一覧
括弧内は起点からの営業キロ
網干駅(0.0km) - 上余部駅(不詳) - 中浜田駅(5.2km) - 浜田港駅(5.9km)
- 上余部駅は東芝姫路工場の西端に位置し、同工場からの専用線が接続していた。
- 中浜田駅は西芝電機工場の西端に位置し、同工場からの専用線が接続していた。
- 上余部駅~中浜田駅間に揖保川を渡る延長213mの重厚なトラス橋が存在していた。
- 山陰本線貨物支線(通称、浜田港線)にも、浜田港駅が存在した。
[編集] 接続路線
- 網干駅:山陽本線
[編集] 関連項目
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