揖保川
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揖保川 | |
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![]() 揖保川(兵庫県たつの市) |
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水系 | 一級河川 揖保川水系 |
延長 | 70 km |
水源の標高 | 1,139 m |
平均流量 | 21.37 m³/s (竜野観測所 2000年) |
流域面積 | 810 km² |
水源 | 藤無山(兵庫県) |
河口(合流先) | 播磨灘(兵庫県) |
流域 | 兵庫県 |
揖保川(いぼがわ)は、兵庫県南西部を流れる一級水系の本流。流域面積は「播磨五川」のうち加古川に次ぐ。
目次 |
[編集] 地理
兵庫県宍粟市の藤無山(標高1,139m)に源を発し南流。たつの市を貫流し、姫路市余部区付近で中川を西に分け、三角州を形成。姫路市網干区で播磨灘に注ぐ。中川は姫路市とたつの市御津町の境を成す。
たつの市内の堤防には、増水時に住居の畳を使って護岸を嵩上げする畳堤を行う地域がある。
[編集] 流域の自治体
- 兵庫県
[編集] 主な支流
括弧内は流域の自治体
[編集] 産業
たつの市新宮町・旧龍野市付近は、うすくち醤油や手延べ素麺・揖保乃糸の特産地である。
[編集] 並行する交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] 流域の観光地
- 伊和神社(兵庫県宍粟市一宮町須行名)
[編集] 環境
2003年度に実施された環境省の河川・湖沼・海域の水質測定の結果によると、1993年度測定から水質改善度が全国の河川の中で最も大きかったのは揖保川下流である。下流域の土砂浚渫と多自然型護岸造成により、中流までの良い水質を損なうことが少なくなったことによる。