国道259号
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国道259号(こくどう259ごう)は、三重県鳥羽市を起点とし、愛知県豊橋市を終点とする一般国道である。
三重県鳥羽市~愛知県田原市(伊良湖岬)間は海上区間であり、伊勢湾フェリーが国道の代わりとなるが、伊勢湾口道路開通と同時に国道42号と重複する予定。
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[編集] 概要
- 陸上距離:47.0km(海上区間19.6km)
- 起点:三重県鳥羽市(中之郷交差点 = 国道167号交点)
- 終点:愛知県豊橋市(西八町交差点 = 国道1号交点、国道23号起点、国道151号・国道247号終点)
- 経由地:田原市
- 指定区間:なし
[編集] 歴史
国道259号に相当する道は、古来より田原街道と呼ばれていた。伊勢湾口の海上区間を含めて関東・三河方面と伊勢神宮を最短距離で結ぶ道としてよく利用されていた。戦国時代には、赤羽根(現 田原市)に関所が設けられて通行税をとっていた時代もあった。元々は現在の国道42号に相当する太平洋側に道があったが、地殻変動などによって道が海の中に沈むことがあり、次第に内陸側の道が利用されるようになった。
明治時代に入り、渥美半島先端の中山村(現 田原市)には陸軍の試砲場が設けられた。試砲場は次第に拡充され、1905年(明治38年)9月には砲弾の研究のための陸軍技術研究所伊良湖試験場を開設、1907年(明治40年)には高師村(現 豊橋市)に陸軍第十五師団が設置された。
- 1920年(大正9年)4月1日:第十五師団へ至る国道として国道30号「東京都より第十五師団司令部所在地(愛知県渥美郡高師村)に達する路線」が指定された。この路線は東京から国道1号と重複して豊橋で分岐するもので、豊橋からは今日の国道259号と同じルートである。
- 1920年(大正9年)12月25日:旧渥美町を起点とする2本の軍事国道、特六号「愛知県渥美郡福江町ヨリ伊良湖岬村ニ達スル路線」、特七号「愛知県渥美郡福江町大字畠ヨリ大字中山ニ達スル路線」が認定された。
- 第二次大戦後に制定された新道路法による路線指定では、旧国道30号は国道に指定されなかった。
- 1963年4月1日:海上区間を含む三重県鳥羽市~愛知県豊橋市間が二級国道259号鳥羽豊橋線として指定された。
- 1965年4月1日:道路法の改正により一級・二級の別がなくなり一般国道259号となった。
[編集] 重複区間
- 国道42号(鳥羽市起点~田原市・伊良湖港入口交差点)
[編集] 主な接続道路
[編集] 通過する市町村
[編集] バイパス
今後増えることが予想される田原市と豊橋市間の交通需要に応えられるよう、バイパス道路が整備中であり、一部区間の供用が始められている。
[編集] 通称
一般に田原街道と呼ばれることが多い。国道259号の数字の読みをもじって「じごく線」と呼ばれることもある。
[編集] 道の駅
- 伊良湖クリスタルポルト(田原市)
- 田原めっくんはうす(田原市)