大井松田インターチェンジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大井松田インターチェンジのデータ | |
東名高速道路大井松田インターチェンジ | |
IC番号 | 6 |
本線出口標識の表記 | 大井松田 小田原 |
東京ICからの距離 | 57.9km |
通行台数 | x台/日(2004年度) |
所在地 | 〒258-0019 |
神奈川県足柄上郡大井町金子3069 |
大井松田インターチェンジ(おおいまつだインターチェンジ)は、神奈川県足柄上郡大井町にある、東名高速道路のインターチェンジ。
下り線の左右ルートの分岐点は出口レーンと合流レーンの間にあり、大井松田ICの合流レーンは左ルートに取り付けられている。そのため、大井松田ICから下り方面へ向かう際は強制的に左ルートを走行することになる。
上り線合流レーンは新線増幅の影響で、加速レーン手前のカーブ半径がきつくなってしまっている。加速レーン長も一般的な長さしかない(むしろ短めな)ので、加速には注意が必要である。
目次 |
[編集] 右ルート・左ルート
下り線はこのインターより右ルート・左ルートに分離し、足柄SAの手前で合流する。
この区間はもともとカーブが多く、半径が比較的小さく、片側2車線であった。そのため休日ともなれば大渋滞を引き起こすポイントでもあった。特定区間のみであった片側3車線化を御殿場ICまで行うことになったが、大井松田IC-足柄SA間は山間部のため橋梁・切り通し・トンネルが多く、既設路線の拡幅改良は不可能ではないにせよ、費用と工期がかさむのは目に見えていた。そこで、上下線のいずれか片方を線形・容量にゆとりのある車道で新設するのが合理的であると判断され、上り線は3車線のルートを新設、下り線は既設の上下線を利用して2+2車線とすることになった。
このような拡幅は国内初の事例であり、改良当初は一部の地域でCMも盛んに放映されたこともあって注目を浴びた。ルート選択を利用者側が決定するシステムであり交通量の偏りなどが懸念されていたものの、混雑状況の告知板などの設置もあって非常に良好な成果を上げた。これ以降、条件の厳しい場所における高速道路拡幅の手段のひとつとして積極的に使われるようになった。(同高速道路の日本坂トンネルや中央自動車道の上野原IC-大月IC間、名神高速道路の大山崎JCT-茨木ICなどで同様の手法が見られる。)
なお、新上り線は既設線に隣接する形で建設されておらず、上下線はかなり離れた位置を走る。
[編集] 道路
- 東名高速道路(6番)