大貫隆
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大貫 隆(おおぬき たかし、1945年4月26日 - )は、静岡県出身の宗教学者、聖書学者である。専攻は新約聖書学、古代キリスト教文学の研究。日本基督教学界理事、日本宗教学会理事。
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[編集] 学歴
- 1964年 - 静岡県立浜松北高等学校卒業。
- 1968年 - 一橋大学社会学部卒業。
- 1972年 - 東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻修士課程修了。同博士課程進学。
- 1979年 - ミュンヘン大学神学部大学院博士課程修了、神学博士。
[編集] 職歴
[編集] 受賞歴
- 1985年 日本宗教学会賞
[編集] 著作
- 『世の光イエス』 講談社、1984年。
- Gnosis und Stoa: Eine Untersuchung zum Apokryphon des Johannes, Freiburg :Universitatsverlag, 1989.
- 『福音書研究と文学社会学』 岩波書店、1991年。
- 『福音書と伝記文学』 岩波書店、1996年。
- Sammelbericht als Kommunikation: Studien zur Erzahlkunst der Evangelien, Neukirchen-Vluyn :Neukirchener Verlag, 1997.
- 『聖書の言語を超えて: ソクラテス・イエス・グノーシス』 岩波書店、1997年(宮本久雄,山本巍と共著)。
- 『イエス研究史: 古代から現代まで』 日本基督教団出版局、1998年(佐藤研と共著)。
- 『グノーシスの神話』 岩波書店、1999年。
- 『グノーシス考』 岩波書店、2000年。
- 『ロゴスとソフィア: ヨハネ福音書からグノーシスと初期教父への道』 教文館、2001年。
- 『イエスという経験』 岩波書店、2003年。
- Heil und Erlosung: Studien zum Neuen Testament und zur Gnosis, Tübingen: Mohr Siebeck, 2004.
- 『新約聖書ギリシア語入門』 岩波書店、2004年。
- 『イエスの時』 岩波書店、2006年(『イエスという経験』の姉妹編)。
[編集] 訳書
- 研究書
- E. ケーゼマン 『イエスの最後の意志: ヨハネ福音書とグノーシス主義』 ヨルダン社、1978年(善野碩之助と共訳)。
- クルト・ルドルフ 『グノーシス: 古代末期の一宗教の本質と歴史』 岩波書店、2001年(入江良平、筒井賢治と共訳)。
- ミシェル・タルデュー 『マニ教』 白水社、2002年(中野千恵美と共訳)。
- G. タイセン 『新約聖書 : 歴史・文学・宗教 』 教文館、2003年。