東京女子大学
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東京女子大学(とうきょうじょしだいがく、Tokyo Woman's Christian University)は、東京都杉並区善福寺二丁目にある私立大学。学校法人東京女子大学。通称「東女(とんじょ)」。1910年スコットランドのエディンバラで開かれたキリスト教世界宣教大会における決議に基づいて、北米のプロテスタント諸教派による援助を受けて開設された。
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[編集] 沿革
- 1918年 専門学校令に基づき開学[1]、初代学長は新渡戸稲造
- 1948年 新制東京女子大学発足、文学部を設置
- 1950年 短期大学部を設置
- 1961年 文学部を改組し文理学部を設置
- 1971年 大学院文学研究科修士課程設置。大学院理学研究科修士課程設置。
- 1988年 東京女子大学短期大学部を改組し現代文化学部を設置
- 1992年 短期大学部廃止
- 1993年 大学院現代文化研究科修士課程設置
- 1997年 牟礼キャンパス(三鷹市牟礼、短期大学部・現代文化学部が使用していた)閉鎖
- 2005年 大学院人間科学研究科博士後期課程(人間文化科学専攻、生涯人間科学専攻)設置。大学院理学研究科を博士課程に課程変更し、博士後期課程を設置。
[編集] キャンパス
- 善福寺キャンパス
(東京都杉並区善福寺二丁目)
-
- 文理学部、現代文化学部
キャンパスは1920-30年代にかけてアントニン・レーモンド設計の建築群によって構成され、正面の本館を含む計7棟の建造物は国の登録有形文化財に登録されている(現在も通常使用されている)。 中でも旧東寮である5号館は,日本初の女子個室寮であることと関東大震災前の建造でありながら震災のダメージはほとんど受けなかったことから、女子高等教育史上かつ建築史上の観点から特徴を有する建造物であるといえる。
- 登録有形文化財
- 本館
- 講堂・礼拝堂
- 6号館(東校舎)
- 7号館(西校舎)
- 14号館(安井記念館)
- 16号館(外国人教師館)
- 17号館(ライシャワー館)
- 旧・牟礼キャンパス
- 三鷹市牟礼<短期大学→現代文化学部>は、2005年に法政大学に売却され、同大学の附属中学校・高校が2007年に移転する予定となっている
[編集] 学部・学科
- 文理学部
- 哲学科
- 日本文学科
- 英米文学科
- 史学科
- 社会学科
- 心理学科
- 数理学科
- 現代文化学部
- コミュニケーション学科
- 地域文化学科
- 言語文化学科
[編集] 大学院
- 文学研究科(修士課程)
- 理学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 現代文化研究科(修士課程)
- 人間科学研究科(博士後期課程)
[編集] 付置研究所
- 比較文化研究所(附置機関:丸山眞男記念比較思想研究センタ-)
- 女性学研究所
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 備考
港区にある東京女子学園中学校・高等学校とは一切無関係。名称が類似しているので注意を要する。本学は附属学校を持たない。