大隅横川駅
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大隅横川駅(おおすみよこがわえき)は、鹿児島県霧島市横川町中ノにある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
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[編集] 駅構造
地上駅。元は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線を有したが、真ん中の1線を撤去して2面2線の構造となった。
旧・横川町の中心駅だが、完全な無人駅である。駅舎は開業時からのもので、鹿児島県では嘉例川駅のものと並び最古である。無人駅であるが駅舎はきれいに保たれており出札口なども完全にその姿を残している。
ホーム上の柱に機銃掃射で撃ち抜かれた痕跡が残っている。また島式ホームにはタブレット受けが残されている。
駅舎は2006年10月、100年以上前の姿を残し、当時の建築構造を伝える重要な建造物として、国の登録有形文化財に指定された。
[編集] 駅周辺
- 霧島市 横川総合支所(旧・横川町役場)
- 横川健康温泉センター
- 横川郵便局
- 光雲寺
- 霧島市立横川小学校
- 九州自動車道
- 丸岡公園
[編集] 歴史
- 1903年9月5日 - 横川駅として鉄道院が開設
- 1920年9月1日 - 名称を大隅横川駅に変更
- 1986年11月1日 - 肥薩線八代~隼人間電子閉塞導入により無人化
- 1987年4月1日 - 国鉄の分割民営化により九州旅客鉄道が継承