表木山駅
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表木山駅(ひょうきやまえき)は、鹿児島県霧島市隼人町嘉例川字表木山にある九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。
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[編集] 駅構造
- 当駅は現在は無人駅である。
- 相対式ホーム2面2線をもち列車同士の行き違いが出来る地上駅である。肥薩線はもと鹿児島本線で、この駅も大幹線の駅らしい立派なホームを持っている。
- 現在の駅舎は吉松方面ホームの脇にあり、南九州の無人駅でよく見る形の待合所風のものだが、かつては木造の駅舎があり、こちらは無人駅化された数年後に解体された。
- 隼人方面ホームには小さく非常に簡便な待合所があるのみである。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
当駅はもともと大幹線たる鹿児島本線で列車同士の行き違いを行うための信号所として設置され、その4年後に駅に昇格した。信号所時代は地名の読みとおなじく「ひきやま」と読んでいたがこれが表木の文字をそのまま音読みして「ひょうきやま」といわれるようになってしまい駅に昇格した際には「ひょうきやま」が正式名称となってしまった。これは外部の人間の誤読を駅名の正式な読みにしてしまった一例で、同様な駅は全国にまだまだ多数ある。
- 1916年(大正5年)9月11日 - 鹿児島本線の表木山信号所(ひきやましんごうじょ)として開設。
- 1920年(大正9年)10月11日 - 駅に昇格、表木山駅(ひょうきやまえき)となる。
- 1927年(昭和2年)10月17日 - 鹿児島本線の八代-吉松-鹿児島が川内本線全通にともない分離・改称され肥薩線となり、当駅も肥薩線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により九州旅客鉄道に継承。