九州旅客鉄道
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | JR九州、JR-K |
本社所在地 | 812-8566 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目25番21号 |
電話番号 | 092-474-2501 |
設立 | 1987年(昭和62年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 石原進 |
資本金 | 160億円(2005年8月1日現在) |
売上高 | 1,602億円(2004年度・単独) |
従業員数 | 9,030人(2006年4月1日現在) |
主要株主 | 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 100% |
主要子会社 | ジェイアール九州バス、 JR九州高速船 他 |
外部リンク | www.jrkyushu.co.jp/ |
九州旅客鉄道株式会社(きゅうしゅうりょかくてつどう、英称:Kyushu Railway Company)は、1987年(昭和62年)4月1日に日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社の一つ。主に九州島内(一部山口県)の鉄道路線を管理運営している。また、旅行業・不動産業なども展開している。略称はJR九州(ジェイアールきゅうしゅう)。英語略称はJR Kyushu。コーポレートカラーは赤色。取締役会長は田中浩二、代表取締役社長は石原進。社歌は「浪漫鉄道」でハイ・ファイ・セットが歌っている[1]。
なお、社名ロゴの「鉄」の字は、金を失うという意味を避けるため「金偏に矢」という文字(鉃)を使っているが、正式な商号は「鉄」である(四国旅客鉄道以外の各社も同じ)。一部鉄道ファンの間ではTVQ(九州放送)の影響やJR貨物との混同を避けるため、JRQとして親しまれている。
目次 |
[編集] 概況
「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律」に依る特殊会社である。九州新幹線の部分開業の効果もあって、2004年(平成16年)度の営業収支はわずかながら黒字に転換した。しかし、JR北海道、JR四国(俗にいう三島会社)と同様、経営基盤が弱いことから、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構国鉄清算事業本部(発足当初は日本国有鉄道清算事業団)が全株式を保有しており、現在までのところ株式上場の目途は立っていない。また、経営支援策として経営安定基金が造成されており、さらに固定資産税の減免を受けている。
[編集] 経営環境
九州は、一部を除き高速道路網の整備が比較的早く、国鉄末期から西鉄バスをはじめとする高速バスとの競争が激化していたことと、福岡市と北九州市の百万都市同士を結ぶ博多~小倉間でもJR西日本(山陽新幹線)との競争があることから、都市間輸送において競合が激しいと言える。そのため特急列車の増発及び特急料金の値下げなどを行っている。
[編集] 運転面
上記のように都市間輸送において他交通機関と激しく競合していることから、他のJR各社と比べ在来線特急列車を優先しているダイヤであることが特徴である。また、2000年に門司港駅~博多駅間に設定した特急「きらめき」の停車駅をそれまでの快速停車駅とほぼ同じにした影響で、快速の停車駅は増加傾向にあり、利用者からは「特急誘導だ」と批判の声もある。なお、一部の県境区間(例:肥前鹿島駅~諫早駅間、佐伯駅~延岡駅間)において普通列車の本数を極端に減らしていることも「特急誘導」の一環といえる。
特急列車の運行については徹底的な博多駅中心主義を取っており、博多駅からは小倉駅・熊本駅・佐賀駅・長崎駅・佐世保駅・大分駅など、九州各県の主要駅に向かう特急が数多く発着している(鹿児島中央駅・宮崎駅に関しては途中駅での接続で対応しているが、特急料金の通算や同一ホームでの乗り換えなどで便宜を図っている)。特に博多駅~小倉駅・熊本駅間に関しては、JR他社でも例のない「在来線特急毎時上下3本運転」を行っている(なお博多駅~佐賀駅間についても同様の構想を持っているが、博多駅~鳥栖駅間の過密ダイヤがネックになって実現に至っていない)。しかし博多駅から放射状に各駅に特急を走らせるという形態のため、博多駅以外の主要駅間の連絡に関してはほとんどの場合で乗り換えを必要とするなど便利とは言えず、直通運転を行う高速バスに利用客が流れるという欠点もある。
ちなみに博多駅は日本で在来線特急がもっとも多く発着する駅となっている。また鹿児島本線と長崎本線・佐世保線の特急列車が乗り入れる博多駅~鳥栖駅間は全国でも屈指の「特急銀座」となっており、線路容量は限界に達している。このため長崎本線特急「かもめ」と佐世保線特急「みどり」の一部は併結運転を行っている。なお、「みどり」が「ハウステンボス」を併結する際は3階建て列車を形成する場合もあるが、2007年現在JRの3階建て列車は「かもめ・みどり・ハウステンボス」のみである。
[編集] 運賃面
1996年(平成8年)に運賃を値上げしつつ、JR他社より安いグリーン料金や、JRグループの中では唯一繁忙期(指定料金が200円増しになる時期)を設定しないなど料金の値下げをしている。JR九州の競争区間の対象である旅客に対する値下げ戦略は1996年のNICE GOING CARD(金曜・土曜・休日に101km以上の区間を利用すると運賃・料金が4割引になるカード)登場以降その流れが加速し、様々な種類の割引きっぷが登場して複雑さを増したため、2001年(平成13年)に割引きっぷの殆どを特急回数券「2枚きっぷ・4枚きっぷ」に集約した。この「2枚きっぷ・4枚きっぷ」の値下げ幅はかなり大きく、中には普通乗車券よりも安くなってしまう区間まで存在している(例:博多駅~大分駅(鹿児島線・日豊線経由)間の普通乗車券が3570円なのに対し、「福岡市内~別府・大分」の4枚きっぷは1枚当たり2500円)。その一方で高速バスとは無縁の区間については割引きっぷはないか、あっても割引率は小さい。前述の「きらめき」のように、かつての快速列車と速度的に変わらず、ホームライナー時代の座席定員制300円であったのに特急にして着席保障をなくして特急料金(500円、但し25km以内は300円)の設定を行い、地元新聞の西日本新聞社会面で批判されたこともあった。しかし、全線フリーの企画乗車券については以前「九州グリーン豪遊券(2003年まで)・九州レディースパス(2002年まで)」の発売が終了されてから数年間存在しなかったのが、2007年に入りキャンペーンを組み「九州特急フリーきっぷ」を企画することとなり、以前よりフリー切符に対する経営の方針が柔軟になったことが伺える。
[編集] 車両面
特急車両に関しては後述の通りJRグループの中でも高い評価を得ているが、787系電車を除いて全体的に予備編成が乏しく、車両のやりくりに苦労することも多く見られる。その例を下に挙げる。
- 佐世保線特急「みどり」は2000年に485系電車から783系電車に車両を変更したが、専用編成は485系時代の8編成から5編成(最近「きらめき1・10号」専用車両が「みどり」運用に対応する改造を施されたが、通常「みどり」には充当されない)に減らされた。このため予備車どころか、専用編成だけでは「みどり」全列車を運行できない状況である。そのために他の783系で運転することがしばしばあり、所定では可能である併結相手の「ハウステンボス」との車内間通り抜けが出来なくなる場合がある。
- 日豊本線特急「ソニック」は振り子式の883系電車・885系電車で運転されるが、予備編成が全部合わせて1本しかない(さらに、2005年以降は883系がリニューアルのため代わる代わる改造工事に入っており、予備車がない状況になっている)。このため、検査に入る列車が出ると所定では883系の列車を885系、あるいはその逆で運転することが多々見られる(なお、885系については本来の「白いソニック」ではなく「白いかもめ」を用いることも多い)。それでも車両が足りない場合は783系や787系を用いるがこれらは振り子式でないため、ほぼ確実に遅れが生じてしまう。
- ただし予備編成のないはずの「みどり」、「白いソニック」編成をそれぞれ「ハウステンボス」「かもめ」に充当するケースもあり(なお「みどり」編成の「ハウステンボス」充当はごく稀である)、博多駅で「白いソニック」の「かもめ」と「白いかもめ」のソニックが並んだり、「ハウステンボス」編成の「みどり」と「みどり」編成の「ハウステンボス」が併結することもある(貫通型先頭車が外を向き、非貫通型先頭車同士が連結している姿はなかなか珍妙である。当然車内間通り抜けは出来ない)。
- 久大本線特急「ゆふいんの森」は1日の運用を2編成でまかなっているが、予備車両はない。このため検査日で使用できない編成については、車両のグレードにおいてワンランク劣る185系気動車が臨時列車特急「ゆふ」として同じダイヤの元で運行している。また、同じ路線を走る「ゆふDX」も同様に編成を限られているため、日によって特急「ゆふ」と運行を入れ替えたダイヤが設定されている。
- 長崎本線特急「かもめ」の787系運転の最終日、787系で運行できず、その日787系運転のかもめもほとんど783系での運行となり、車掌、運転士、鉄道ファン、一般乗客もみんな落胆してしまっていたというエピソードもある。
普通列車関係では、トイレの設置を進めており、近年では103系1500番台及び303系の全編成、キハ125形の全車に設置された。結果、トイレ非設置の普通列車はキハ31形単行列車などごく少数となっている。
[編集] 禁煙化
車両の禁煙化にはJR各社の中でも積極的な方で、民営化直後の1988年には普通・快速列車の分煙化を行い、さらに1995年には普通・快速列車は全面禁煙とした。一方特急列車でも年々禁煙車は増加しており、2003年からは特急列車の喫煙車は編成最後部(下り列車基準)の1両のみとし、指定席・自由席を1両に集約している(なお、車両が2室に分かれる783系ではA室を自由席、B室を指定席とし、その他の車両については指定席の枕カバーを黄色にすることで区別している)。また、1999年に投入された「有明」用の787系では、喫煙ルームを設けることで客室内は禁煙としたが、当時はまだ全席禁煙の特急は珍しかった。
しかし、健康増進法の施行などで全面禁煙化を求める声が多くなったことから、2007年3月18日のダイヤ改正において、管内特急の大幅な禁煙化が行われた。この改正により「ソニック」を除く日豊本線特急「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」に喫煙車が、「ゆふ」「ゆふDX」「ゆふいんの森」「九州横断特急」「くまがわ」に喫煙ルーム(客席内は禁煙)が残るほかは、管内特急はすべて全面禁煙となった。
[編集] 今後の展望
九州新幹線鹿児島ルートは2011年に全線開業する予定である。2004年に新八代駅~鹿児島中央駅間が先行開業した際は在来線特急「つばめ」の「リレーつばめ」への変更、及び新幹線「つばめ」に接続する観光向け列車の設定を除けば管内輸送に大きな変更はなかったが、全線開業においては大幅な輸送体系の再編が予想される。ちなみに全線開業の際には山陽新幹線との相互乗り入れも予定されている。また、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)が開業する際には長崎本線・佐世保線においても輸送体系が再編されることになるが、新幹線のルートから外れる肥前鹿島駅を抱える鹿島市が反対しているため、工事開始の目処は立っていない。
なお、鹿児島ルートの全線開業に合わせて、JR九州所有の国鉄型車両は全て廃車になる予定であるが、民営化以後の車両には交直両用列車がないため、デッドセクションのある下関駅~門司駅間(関門トンネル)を運行する車両には交直両用列車を新製するか既存の気動車を充当する必要があるが、このことについて具体的な発表はない。だが、経営基盤の弱いJR九州には割高な交直両用列車を新製する余裕はないのではという声もある[要出典]。
[編集] 本社・支社等
- 本社
- 所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前3-35-21
- 支社
- 付属機関
[編集] 歴史
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄が分割民営化され、九州旅客鉄道発足。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 12月23日 - 宮田線廃止。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 1994年(平成6年)3月31日 - 博多港~平戸~ハウステンボス間の高速船「ビートル」休航。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1月10日 - JR九州を含む三島会社が運賃を改定し、JRグループの同一運賃の体系が崩れる。本州会社と運賃格差が発生。
- 2月1日 - 外食・物販部門をジェイアール九州フードサービス、ジェイアール九州リーテイル(現・JR九州リテール)に分社。
- 4月20日 - 「NICE GOING CARD」会員募集開始。
- 7月18日 - 宮崎空港線が開業。
- 11月1日 - JRグループでは初めて、指定席の繁忙期料金を廃止。
- 1999年(平成11年)10月1日 - 豊肥本線熊本~肥後大津間が電化。
- 2000年(平成12年)3月11日 - 特急「かもめ」で885系電車運転開始。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)2月22日 - 鹿児島線列車追突事故が発生。
- 2003年(平成15年)
- 4月1日 - 「JR九州インターネット列車予約」開始。
- 7月18日 - 長崎本線特急列車脱線転覆事故が発生。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 7月22日 - 豊肥本線で観光列車「あそ1962」運転開始。
- 9月17日 - 日豊本線特急脱線転覆事故が発生。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 管内列車の大幅な禁煙化を実施。
[編集] 今後の予定
- 2009年
- 春 - 福北大都市圏にICカード乗車券を導入。
- 夏 - 熊本~人吉間で観光用のSL列車を運行予定。「SLあそBOY」の8620形をオーバーホールして投入する。
[編集] 路線
[編集] 新幹線
- 九州新幹線(鹿児島ルート)
[編集] 在来線
- 山陽本線(下関-門司)
- 鹿児島本線
- 篠栗線
- 香椎線
- 三角線
- 肥薩線
- 指宿枕崎線
- 長崎本線
- 唐津線
- 筑肥線
- 佐世保線
- 大村線
- 久大本線
- 豊肥本線
- 日豊本線
- 日田彦山線
- 日南線
- 宮崎空港線
- 吉都線
- 筑豊本線
- 後藤寺線
[編集] 航路
[編集] 廃止路線
- 山野線 (水俣~栗野 55.7km) - 1988年2月1日廃止
- 松浦線 (有田~佐世保 93.9km) - 1988年4月1日廃止。松浦鉄道に転換
- 上山田線 (飯塚~豊前川崎 25.9km) - 1988年9月1日廃止
- 高千穂線 (延岡~高千穂 50.1km) - 1989年4月28日廃止。高千穂鉄道に転換
- 糸田線 (金田~田川後藤寺 6.9km) - 1989年10月1日廃止。 平成筑豊鉄道に転換
- 田川線 (行橋~田川伊田 26.3km) - 1989年10月1日廃止。 平成筑豊鉄道に転換
- 伊田線 (直方~田川伊田 16.2km) - 1989年10月1日廃止。 平成筑豊鉄道に転換
- 湯前線 (人吉~湯前 24.9km) - 1989年10月1日廃止。くま川鉄道に転換
- 宮田線 (勝野~筑前宮田 5.3km) - 1989年12月23日廃止
- 鹿児島本線 (八代~川内 116.9km) - 2004年3月13日廃止。肥薩おれんじ鉄道に転換
[編集] 車両
JR九州の車両形式を参照のこと。
JR九州の車両のデザイン的な特徴として、鮮やかな色彩を用い、社名英称や列車愛称、形式名などをヘルベチカとよばれる新しい外来の書体を用いたレタリングを多用したインパクトのある外見と、快適さを主眼においた内装とが挙げられる。これらはドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治の手によるものである。建築デザイナーとしてホテルや公共施設のデザインを手がけていた水戸岡は、1990年(平成2年)代初頭よりJR九州の車両デザインに参加。特に1992年(平成4年)の787系「つばめ」は、そのデザインと優れた内装によって、ブルーリボン賞・グッドデザイン賞といった国内の賞のみならず、海外からもブルネル賞を受賞している。以降も水戸岡は883系「ソニック」・885系「かもめ」そして新幹線800系「つばめ」などの特急用にとどまらず、近郊型まで含めた新車両や、国鉄継承車両のリニューアルのデザインを手がけている。
その一方で当社が路線を展開する九州は自然災害が多いため、事故廃車となった車両数がほかのJR各社に比べて多く、これまでにキハ200系・811系・813系・885系と、旧国鉄から引き継いだキハ40形の一部が事故・災害廃車となっている。とりわけ1993年(平成5年)8月6日に発生した日豊本線竜ヶ水駅での土砂崩れ事故はNHK「プロジェクトX」でも取り上げられた。
JR九州の初期時代には当時余剰となったJR四国からキハ185形を購入し、久大本線・豊肥本線の急行を特急に格上げ(「由布」→「ゆふ」・「火の山」→「あそ」したこともある。
九州の南部地域の路線では、国鉄時代の古い車両が現在も多く使用されている。特筆されるのは肥薩線への観光特急「はやとの風」で、この列車は一般型気動車キハ140形気動車を改造した車両であり、鉄道ファンの間でも話題になった。
また、JR東海と同様ジョイフルトレインを所有しておらず(発足当初は保有していたが、1994年(平成6年)までに全廃)、団体専用列車には一般の特急型車両や近郊型車両を使用する。
[編集] 車両基地
支社別の車両基地設置状況は以下の通り。
- 本社
- 川内新幹線車両センター(幹セイ)
- 鹿児島総合車両所(本カコ)
- 支社
- 北部九州地域本社
- 南福岡電車区(北ミフ)
- 門司港運転区(北モコ)
- 筑豊篠栗鉄道事業部直方運輸センター(北チク)
- 唐津鉄道事業部唐津運輸センター(北カラ)
- 長崎支社
- 長崎鉄道事業部長崎運輸センター(崎サキ)
- 大分支社
- 大分鉄道事業部大分車両センター(分オイ)
- (大分鉄道事業部大分運輸センターと豊肥久大鉄道事業部豊肥久大運輸センター(分ホウ)を統合)
- 熊本支社
- 熊本鉄道事業部熊本車両センター(熊クマ)
※()内は各車両基地の略号。
[編集] 車両工場
[編集] ICカード乗車券
2009年春に独自にICカード乗車券を発行する予定である。名称は未定 [1]。
発行するのは、プリペイドタイプのIC乗車券と、それに定期乗車券の機能を一体化させたIC定期券の2種類で、発売の際、デポジットを徴収する予定である。
[編集] 利用可能区間
以下の福岡、北九州都市圏111駅で使用可能の予定である(無人駅も含む)。
*なお、導入駅数については新駅設置などによって変動する可能性がある。福岡市地下鉄での導入が白紙であったため、筑肥線は導入しないことになっていたが、2007年2月、地下鉄が導入を決定したため、筑肥線も導入の可能性がある。
[編集] 相互利用
単独導入後に、以下のカードとの相互利用を検討中である。
- 西日本鉄道のICカード乗車券「西鉄ICカード(仮称)」(2008年春導入予定)
- 福岡市交通局のICカード乗車券(名称未定)(2009年春導入予定)
- (※将来的には上記の2事業者との間で互換性を持たせる事を計画している)
- Suica
- ICOCA
[編集] 主なグループ会社
- 駅ビル
- 博多ステーションビル
- アミュプラザ小倉
- アミュプラザ長崎
- アミュプラザ鹿児島
- フレスタSASEBO
- フレスタ
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
- JR
- 九州の鉄道路線
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- JR九州硬式野球部
- NICE GOING CARD(若者向け鉄道割引制度)
- 北半九・南半九
- エクセルパス
- 味わいぶらり旅(JR九州単独提供番組)
[編集] 外部リンク
前身: 日本国有鉄道(国鉄バス)| 国鉄清算事業団 | ||||||
JR旅客各社: | JR北海道 | JR東日本 | JR東海 | JR西日本 | JR四国 | JR九州 |
JRバス各社: | JR北海道バス | JRバス東北 | JR東海バス | 西日本JRバス | JR四国バス | JR九州バス |
JRバス関東 | 中国JRバス | |||||
その他: | JR貨物 | JR総研 | JRシステム |