女王騎士物語
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『女王騎士物語』(じょおうきしものがたり、Saga of QueenKnight)は、下村トモヒロの描く漫画作品。
スクウェア・エニックス刊の月刊少年ガンガン2003年8月号よりセンターカラーにて連載開始。略称は「女王騎士」「女王」。コンピューターRPG風のファンタジー漫画となっている。
目次 |
[編集] あらすじ
少年エルトは、幼い頃、アルマ姫に一目惚れをした。それ以来、騎士の中でも最高峰の騎士「女王騎士」(クイーンナイト)を目指すことに。女王騎士ジークに出会い、自分との実力の差を知ってもなお女王騎士になることを目指す少年エルトの成長を描く。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] アルシリア王国
[編集] アルシリア王家
- アルマ・A・アルシリア
- アルシリア王国の姫君でエルトの憧れの人。一見普通のお姫様に見えるが、実は複数の聖騎装を自在に操り、上級の女王騎士に相当する実力の持ち主とされる。さらに地の精霊剣「グランドレイズ」や風の精霊剣「トルネードセイバー」といった上級技も操る。
- 行動力・決断力もあり、唐突な行動で周りの人間を困らせることもしばしば。
- 二次試験時は猫耳付きの仮面を付けて顔を隠し、エルト・ルカ・イージスを試す為に3人と戦い彼らを圧倒した。またこの際にエルトと共に地下水路に落下してしまい、怪我をして動けなかったところを彼に救われている。
- 女王騎士になったエルトとその仲間が起こした騒動の時には、エルトが姫に渡そうとしてボロボロになってしまった花束の一部を騒ぎの後密かに花瓶に活けていることから、彼の寄せる好意を迷惑には思っていないようである。
- 現在、周辺の5ヶ国から求婚され、婚約者は、エルムガンド公国で行われている世界新人騎士大会によって決められようとしている。だが、本人は乗り気ではなく、アルシリアの代表であるエルトに対し、エルトの勝利を信じていると告げ、そのときは生涯アルシリアと共に歩むと誓うと言った。その際、勝ったら自分が選ばれるかと思ってしまったと言ったエルトに、「エルトが国を背負って立つ程の騎士に成長したときはそうなっていたりするかもしれない」と言った。
- 世界新人騎士大会のためにエルムガンドに来た際、リューガが差し向けた飼い竜によって強襲される。エルトが庇ったおかげでアルマにはケガはなかったものの、エルトはこの時右腕を負傷してしまう。その事を6日間も隠し続けた事にアルマは激怒。エルトを厳しく叱責するが、エルトに「自分の身を大事にしなさい!」と言うなど、無理を押してまでアルマのために戦おうとするエルトの身を案じていた。
- クイーン=アルテリーナ
- アルシリア王国の女王。公式では病気で臥せっているとなっているが、実は何者か(容疑者はジーク=グラム)に殺害され既に亡くなっていた。この事は国の最重要機密であり、この事を公にすることは罪に問われる。すべては混乱を避けるためであり、アルマ姫が女王に即位する時までこの状況は変わらない。
[編集] 女王騎士(クイーンナイト)試験受験者
- エルト=フォーエンハイム
- 聖騎装(エンチャント・ギア):女王の剣(クイーン・セイバー)の形状は、身の丈2倍近い大きさの大型の大剣、光弾の篭手『双頭竜』(ブリューナク『アルトロン』)、俊足の具足(セブンリーグブーツ)等。炎の精霊剣「フレイムセイバー」
- 必殺技:「超エルト斬り(突き)」「超エルト斬り~正義執行(ジャスティスエクスキューション)~」「超エルト十字斬り」「火焔エルト斬り」
- 物語の主人公。幼少の頃にパレードで見たアルマ姫に一目惚れして以来、姫を守りたい一心で女王騎士を目指すようになる。爆発的な量のマナを潜在的に秘めており、その力は魔法金属オリハルコンで出来た女王騎士の武器「聖騎装」の一つを1回の使用でボロボロにしてしまうほど。成長度も高い未完の大器。ネーミングセンスは無い。実家には女王騎士関係の本が大量にあった為に幼少からそればかり読んでいた。そのため騎士の心得などを全部暗記しているなど、女王騎士に関する事には異様に詳しい。一次筆記試験(制限時間2時間)ではジェダの策略で遅効性の睡眠薬を盛られて試験中に眠ってしまうものの、眠ってしまうまでの短時間(30分以下)で「簡単なのばっか」と全問解いてしまった。
- 数々のトラブルがあったものの見事試験に合格、念願の女王騎士となる。騎士団内での現クラスは従騎士級(スクワイアクラス)で、シャロン・アップルミントのお守り付での任務をこなしながら、女王騎士の一員として同合格者達と共に訓練に励んでいる。 試験時の武器は故郷の鍛冶師最高傑作の長剣。
- 専用の聖騎装としてジーク専用であった1対のブリューナク「アルトロン」を使うが、経験不足の為使いこなすには至っていない。
- 騎獣に乗れない(騎乗する獣達がエルトの異常な程の潜在的マナ量に怯えてしまう)という悩みを抱えていたが、試験時に助けたリンドブルムの幼竜・ギィとエルムガンドで再会、ギィを騎獣とすることで克服した。
- エルムガンドに到着した際、リューガが嗾けた竜によって右腕を負傷してしまい、血眼になって騎獣を探している最中も、騎乗訓練中までその事を隠している事に、アルマ姫から叱責を受ける。ちなみにリューファイナルとゼフィロードと共に、変装してエルト達の前に現れるが、ジェダとリューガが呆気なく見破っていたのに対し、エルトは全く見破れず素直に信じ込んでいた。その後、延期された世界新人騎士大会当日早朝、魔黒装(ダーク・ギア)「束縛するもの(ルーラー)」に取り憑かれたファイアランスに襲われ、一瞬の隙をつかれて敗北。ギィはエルトを庇って負傷し、エルトと共に谷底へ落ちていった。
- ギィを担いで谷底を歩いている時に負傷した公王とゼフィロードに再会。その命と引き換えに、魂を受け継ぎ、再び大会に参加する決意をした。会場に到着したエルトだが、既に大会はリューガの暴走により中止。主君の名に従い、リューガを止めるべく決戦に赴く。
- ルカ=グラム
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器は長剣。
- 必殺技:「フローニングクロス」
- 六大公爵家の一つグラム家の次男。エルトが女王騎士試験を受けるべく王都に向かう為に搭乗した飛空挺で出会う初めての友人。女王騎士であった彼の兄ジーク=グラムが起こしたとされる女王殺害事件の為に家は没落しており、家の再興と共に事件の真実を知りたいということもあって「絶対に女王騎士になる」事を目標としている。腕にはグラム家の証である細工の彫られた腕輪を身に付けている。
- 女王騎士試験の二次試験中にシェリーを失ったことがキッカケとなって謎の男達に見込まれ、生きた武器である魔黒装(ダーク・ギア)の一つ「応えるもの(アンサラー)」を植え付けられ、以後その宿主となる。試験終盤で起こったカルマ=バンニールの虐殺を止める為に尽力した後、魔黒装(ダーク・ギア)を与えた謎の男達に連れ去られて現在は行方不明。
- イージス=ブリュンヒルデ
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器・女王の剣(クイーン・セイバー)の形状は共に長剣、見えざる障壁(インヴィジブル・シールド)等。
- 必殺技:「スラストレイン」「ブリューナク・スラスト」。風の精霊剣「トルネードセイバー」
- 六大公爵家の一つブリュンヒルデ家の嫡男でルカの友人。飛空挺が王都に着いた後、ルカの縁で、試験中エルトとルカは彼の家に世話になった。試験中ドジばかりするエルトをなんだかんだと言いながらも見捨てないなど、結構面倒見がいい。突きを主体とした剣術の達人。腕にはブリュンヒルデ家の証である細工の彫られた腕輪を身に付けている。
- 名前の由来は、風の戦女神の持つ盾の名より。
- エルトのボケ(本人は真面目)のツッコミ役になっていることが多い。
- なお父親のブリュンヒルデ家現当主は女王騎士団の団長を務めている人物。
- 現在はエルト達と共に試験に合格、女王騎士の一員として同合格者達と共に訓練・任務に励んでいる。
- 世界新人騎士大会の選抜トーナメントで、イージスが女性ではないかという描写があったが、これはイヌヲ・リフティンの見ていた夢の中での出来事であり、実際は男性であると思われる。
- ジェダ=バンニール
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器は二刀の短剣。女王の腕(クイーン・ガントレット)。
- 必殺技:「ジェノサイドカウンター」「ジェノサイドスラッシャー」「ジェノサイドクラッシャー」「アイシクルセイバー」
- 六大公爵家の一つバンニール家の次男。自分なりに公爵家として鍛えてきており決して弱いわけではないのだが、兄カルマが優秀過ぎた為に劣等感が強く、兄カルマや父に認められんと手段を選ばず女王騎士になろうとしていた。謎の男達によって魔黒装(ダークギア)の一つ「刈りとる刃(ハーヴェスター)」の宿主となるものの、兄カルマを襲撃した際にこれを奪われて逆に返り討ちにあう。
- 試験後は大ケガなどで意識不明の重体となり病院に入院するが、退院後、女王騎士団入団追試に合格して女王騎士になった。
- エルムガンドでリンドブルムの騎乗訓練をしていたエルトに、傷ついた右腕を治すために自身の聖騎具である女王の腕を貸そうとするなど、ツンデレ化している。
- 世界新人騎士大会当日、何時まで経っても現れないエルトに業を煮やし、やむを得ず聖騎装を使用してエルトに変身し、自身の騎獣ジェットバンニールを駆って開会式に登場した。
- カルマ=バンニール
- 六大公爵家の一つバンニール家の長男。ジェダの兄。歴代六大公爵家始まって以来の天才と称される人間で、エルト達が受けた回の女王騎士試験合格最有力候補と言われている。「強さ」のために女王騎士になろうとしていたが、魔黒装(ダーク・ギア)の力を知り弟ジェダが装備していたハーヴェスターを奪い、以後ハーヴェスターの宿主となる。この時にバンニールの証である細工の彫られた腕輪も捨てている。
- 試験終盤でエルトとの戦闘中に弟ジェダに襲われるものの、彼の魔黒装(ダーク・ギア)を奪って自分のものとし、周囲にいた試験参加者の大半を殺害。エルトを含め生き残った者達の手で撃退されるものの、ルカ達に魔黒装(ダーク・ギア)を与えた連中に回収され、その後ルカと共に行方不明となっている。
- 試験時の武器は斧槍。
- キャロル=ルナハイネン
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器は刃付きチェーンクロスにもなる仕込み日傘。クイーンセイバーの形状は刃付きチェーンクロス(鎖部分はマナエネルギー)。専用聖騎装として鞭「イクステンドテイル」を使い、クイーンセイバーとの二刀流で敵を打ち倒す。
- 六大公爵家の一つルナハイネン家の息女。エルト達を「犬」「血統書付き(の犬)」と呼ぶなど、かなり気の強いお嬢様だが、しかし根は優しい女性。二次試験序盤に従者と共に魔物に襲われていたところをエルト達に助けられて以降、一時的に行動を共にする。腕にはルナハイネン家の証である細工の彫られた腕輪を身に付けている。
- 母親は将軍のスカーレット=ルナハイネン。母曰くキャロルの父はエルトに似ているらしい。
- 現在はエルト達と共に試験に合格、女王騎士の一員として同合格者達と共に訓練・任務に励んでいる。
- 二次試験序盤の窮地をエルトに助けられた時から彼のことが気になっており、エルトの言葉を勘違いして一晩中彼が来るのを待っていたりするなど、思い込むと純情一直線みたいなところがある。
- シェリー=トゥトゥプマ
- 必殺技:「双竜金剛棍」
- 没落前のグラム家で、幼少の頃から年齢の近いルカの側仕えとして働いていたメイド。ギターケースに仕込まれた狙撃銃とトンファーの使い手。ルカのためなら命すら賭けられるほど彼の事を想っている。病床の母がおり、母の治療のためにグラム家没落後は銃の腕を買われてバンニール家のジェダに仕えるようになる。一次筆記試験前にジェダの命令による試験妨害としてエルト達に睡眠弾を盛る。元グラム家仕えの人間達の心を聞いたルカに敗れた後で妨害を申告しに行こうとしたが、エルト達はこれを許し、さらにイージスの計らいでグラム家再興までブリュンヒルデ家で雇われることにもなった。二次試験にはルカ達と一緒に参加する。
- しかし二次試験序盤で、魔物に襲われていたキャロルを助ける為にルカ達と共に戦うも、ルカを襲った魔物の攻撃を代わりに受け崖の下に転落する。この出来事が、ルカが魔黒装の宿主となるキッカケになった。その後仮面の騎士に拾われ助けられたようだが正確な消息は不明である。
- トンファーの一撃は岩の床を砕く威力であり、狙撃銃の命中率は常に的確で、ルカとの連携も万全のようであった。
- ピエール=フォン=キゾーク
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器は長剣、現在は女王の腕(クイーン・ガントレット)。
- 必殺技:「ミッドナイトピエール(※名前だけ出ているだけで、実際は使用前にクリスを庇って戦闘不能になった事等から威力等は未知数)」
- キゾーク家の子息。エリート学校である「貴族騎士学校<ナイトアカデミー>」の出身。従弟2人と揃って女王騎士試験を受けに王都に向かう飛空挺に搭乗中、エルトとルカに出会う。当初は3人とも臆病だったが、徐々にエルトに感化されていき、ルカやイージスとも親交を深めていく。クリスに好意を抱いているが、クリスからはライバルとしてしか見られていない。
- 三兄弟の中で一番最後まで試験に残っていたが、試験終盤で起こったカルマ=バンニールとの戦いの際、エルトの為に身を挺してカルマにスキを作ろうとした。
- 試験後はカルマにマナを吸われたりして意識不明の重体で病院に入院するが、退院後、女王騎士団入団追試に合格して女王騎士になった。
- 尚、3兄弟が揃えば「トライアングルキゾーク」なる必殺技が使えるらしい。実際に剣を取り闘う描写が殆ど無いため実力が分かりにくいが、至近距離からのクリスの不意打ちを相殺したところから反射神経はかなりのものと推測される。
- ポエール=フォン=キゾーク
- 必殺技:「ビッグバンポエール」
- キゾーク家の人間。従兄ピエールと同じく貴族騎士学校の出身。
- 一次筆記試験直前にルカに撃ち込まれるはずだったシェリーの睡眠弾の被害に遭い、筆記試験で眠りこけてしまう。その後の体力試験ではジェダに敗れてしまい、結果一次試験で不合格となった。
- 試験時の武器は長棒、
- パエール=フォン=キゾーク
- 必殺技:「ファンタスティックパエール(※本人の台詞から、この技で戦い抜けるのは同時に3人までらしい)」
- キゾーク家の人間。従兄ピエールや兄ポエールと同じく貴族騎士学校の出身。恋人がいるらしく、懐には彼女の写真が入っている(彼女の名はマリアンヌ)。
- 二次試験中盤に足を怪我してロクに動けなかったが、エルト・イージスの助けによって第二チェックポイント入口まではたどり着く。しかしそこで入口通過に手間取っていたエルトを助けた後、彼に解毒剤精製素材を渡してリタイアする。
- 試験終了後、エルトと病院で再会した。
- 試験時の武器は長剣
- ジョニー=C=パッド
- 聖騎装(エンチャント・ギア):日本刀状の女王の剣(クイーン・セイバー)
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になった男。飄々とした性格。普段は和服を着ている。
- 女性の扱いに慣れていて、アルマ姫に会いに行こうとするエルトに対して助言をしたり(事前にアルマ姫の侍女を口説いて姫のスケジュールについての情報を得ていた)、また番外編では店の裏で店員の女性を口説いている。昔、ヤパーナの巫女姫と何かあったらしい。
- 戦闘能力は従騎士の中でもかなり高いらしく、新人選抜トーナメントでは決勝戦まで勝ちあがっている(ちなみにイージスが初戦で彼にあたって敗退している)。
- 試験時の武器は日本刀、クイーンセイバーの形状も日本刀になっているところから、ヤパーナの血を多く身に宿していることがうかがえる。
- イヌヲ=リフティン
- 聖騎装(エンチャント・ギア):槍状の女王の剣(クイーン・セイバー)。ウイングラップ。
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になった少年。ヤパーナ出身(父親はアルシリア人)の槍使い。いつも笑顔を絶やさない明るい性格で、エルトとも仲が良い。
- 王都に来た際、入国して3分で財布をスラれてしまうが、カヅキに助けられた。以来彼女に好意を持ち、何度も告白するが、カヅキが鈍感なせいで答えてもらえなかったが、新人選抜トーナメントでの対戦を切っ掛けに少しだけ距離が近づいた。
- 試験時の武器は槍で、クイーンセイバーの形状も槍。
- カヅキ=チナン
- 聖騎装(エンチャント・ギア):女王の剣(クイーン・セイバー)の形状は拳に装着するガントレット。光弾の篭手(ブリューナク)。
- 必殺技:「ブリューナクパンチ」
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になったショートヘアの少女。九州弁に似た言葉で喋る。格闘術(外部破壊メインの剛打)の使い手。
- 王都でまんじゅう屋を経営している商家・チナン家の娘。チナンまんじゅうが大好物で、一度にとんでもない量を食べる。性格は天然ボケ。強い男が好き。
- クリエクレステル=クリスティン=クリスタニア
- 聖騎装(エンチャント・ギア):試験時の武器は十字槍(クロススピアー)。女王の剣(クイーン・セイバー)の形状は波型の刃を持つ片手剣。専用聖騎装としては弓「タスラムアロー」→「タスラムアロー改」
- 愛称は「クリス」。エルト達と共に試験に合格、女王騎士になった眼鏡の女性で、ちなみに女性の従騎士の中では唯一の貧乳。ピエールの貴族騎士学校の級友で、二次試験時には彼とコンビを組んだ。委員長タイプで、キレると怖い。指揮能力も高く、カルマ=バンニールの虐殺時には他のメンバーに的確な指示を送っていた。
- 裕福とはいえない家に育ち、貴族騎士学校時代は特待生(成績10位以内に入り続けることが条件。授業料免除)として入学、周りに自分を認めさせる為に独力での努力を怠らず、常に上位成績を修め続け、首席で学校を卒業する。そのせいで他人を信じずに利用しようとする性格、自分が常にリーダーシップを取ろうとするようになってしまった為、女王騎士になってからも周囲との反発が絶えなかった。しかしエルト・キャロルと組んだ任務を通して、仲間の重要性に気づき始めた。
- ナガシゲ=ナガムネ
- 聖騎装(エンチャント・ギア):
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になった人物。身長が異常に小さい上に常に空中に浮いており、人間かどうか怪しいところがある。
- 実は「妖精の呪い」を受けており、人間離れした普段の姿はその呪いによるもの(性格も陽気なものになる)。真の姿は冷静沈着な長髪の美青年で、「B・K」と名乗っている。
- あらゆる呪いを打ち消す月のマナの結晶「月光晶」(ムーンストーン)の力で呪いを解く為、エルトと共に魔境に向かう。結果、「月光晶」は手に入れたが、呪いを解く事は諸事情で断念。だが、この一件を通じて、エルトに一目置くようになる(エルトはナガシゲ=B・Kだという事に気付いていない)。
- 妖精の呪いによって空中浮遊、高速移動、衝撃波を宿した掌底など人間離れした技を習得していて戦闘スタイルの分類は不可能。カルマの暴走時初めに彼に反撃の一撃を与えたのを見るに、ユニークな外見に反して戦闘能力は侮れない。
- ナイアス=ハーヴェイ
- 聖騎装(エンチャント・ギア):千里眼(クラヴォエンス)
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になった全身甲冑。常にフルフェイスの兜を被っているので素顔は不明。性別、年齢はおろか人間なのかどうかも根拠が掴めていない。
- アルハイム=フォーグラー
- 聖騎装(エンチャント・ギア):クマヤチ戦闘時はナイフ程度の女王の剣(クイーン・セイバー)。暴走時は手裏剣に似た女王の剣(クイーン・セイバー)になる。
- 必殺技:「ソードダンサー(現在は暴走時のみ確認)」
- エルト達と共に試験に合格、女王騎士になったメガネをかけた少年。マナを使って特別な人形を操る人形遣い(ドールマスター)で、熊のヌイグルミ「クマヤチ」といつも一緒に行動している。なおこのヌイグルミは会話も可能で、大人しく遠慮がちなアルハイムの性格とは対照的に、ハキハキとものを言い行動力も高い。
- 人形遣いの一族の中でも秀でた力を持っており、人形ではなく人間を操る禁術を完成させる為に幼少の頃から修業を課せられた。だがその技の恐ろしさに気付いたアルハイムの幼い心は暴走してしまい、故郷の里を破壊してしまった。そんな過去の経験から、人間を人形扱いする者に対して激しい怒りを抱く。
- 戦闘はもっぱらクマヤチが担当。クマヤチの中にはアルハイムの魂の片割れが収められており、クマヤチが破壊されると魂が一つになって力が暴走してしまう。
[編集] 女王騎士(クイーンナイト)
- ジーク=グラム
- 聖騎装:クイーンセイバーの形状は大型の大剣。光弾の篭手(ブリューナク)。双頭竜(アルトロン)。
- エルトが幼少の頃、彼の村が山賊に襲われた際に調査派遣されていた女王騎士。エルトの後の人生に大きな影響を与える。
- ルカの実の兄で天才騎士と称されていた人物。王=道の初めての部下だった人物で、2人で数々の任務をこなした。現在は女王陛下を殺害し逃亡した大罪人となっており、捕まらぬよう姿を潜めながら単独で各地の魔黒装の勢力と戦いを繰り広げているらしい。下級魔黒装使いの集まる砦をたった一人で落とすなど、魔黒装勢力にとっては神出鬼没で厄介な存在と見られているようだ。
- エルトが女王騎士試験終盤に魔黒装を装備した男達に襲われた時、突如現れた仮面の騎士に助けられたが、エルトが彼に対してジークの名を呼んでも否定しなかったことから、この仮面の騎士がジークと思われる。
- シャロン=アップルミント
- エルトが王都に向かうために乗った飛空挺に乗り合わせていた女王騎士。飛空挺が魔物に襲われた際に、当人は任務で大怪我をしていた為に戦うことができなかったのでエルトとルカに自身の聖騎装を貸し与える
- 飛空挺が王都に到着した後、エルト達一般人に聖騎装を貸し与えた罪で拘束された。その罰として女王騎士になったエルトのお守りを任されることになる。
- 王=道(ワン=タオ)
- 必殺技:「万里剣」「万里剣~轟振突~(ばんりけん~ごうしんとつ~)」
- サングラスをかけたスキンヘッドの女王騎士。ランクは隊長。騎士の誇りと強さ、厳しさを併せ持った好漢。エルト達が参加した回の女王騎士試験総試験官。エルトとかなり気が合い、また彼のことを気に入っている。ジーク=グラムの上司だった人物。
- デューク=コングラッチレーション
- 一次試験官の一人。とても生真面目な性格の持ち主。
- アイナ=キングオブキングス
- 一次試験官の一人。意外と軽い性格のおっとりとした女性。顕著な体つきだが力は強いらしく、一次試験会場ではキレたジェダの手を軽く片手で取り押さえている。
- ポッピヤー=ポッピヤー7世
- 一次試験官の一人。かなりの太っちょ。「おやつを買うなら今の内なんだな~」という名言を残している。
- ルドルフ
- アルマ姫御付の女王騎士その1。王族側仕えの親衛隊「ロイヤルガード」の一人。エルト達新人の教官も務める。豪快で屈託無く笑う、憎めないヒゲオヤジ。
- テーオバルト
- アルマ姫御付の女王騎士その2。ロイヤルガードの一人。帽子を被った長髪の男性。真面目で思慮深い性格、悪く言えばノリの悪いヒト。
- マックス
- アルマ姫御付の女王騎士の女性。ロイヤルガードの一人。ツインテールの小柄な女性。現在確認されてるロイヤルガードでは最年少?
- マキ
- アルマ姫御付の女王騎士の女性。ロイヤルガードの一人。長髪で細目の女性。エルト達新人の教官も務める。物静かで常に落ち着き払った女性だが堪忍袋の緒が切れた時は鬼神のごとき怒りを見せる。
- クイーンセイバーの形状はツインランサー。
- ペルーソ=ナダブル
- 女王騎士試験受付試験の試験官。細目の男性で怒る、あるいは驚いた時に眼が開く。
- ザキヤ=メディカール
- 医者兼女王騎士の女性。聖騎装と同じ原理の特殊な医療機材を扱える限られた人物。試験時の救急医。一次試験終了後や女王騎士試験終了後のエルト達を診た。常にきわどい服装なのでキャロルからは「ハレンチ女医騎士」と密かに貶されている。
- ドローセルマイヤー
- 二次試験第二チェックポイントの試験官を務める。階級は隊長で、着物のような服を羽織り顔を布で隠している。
- アルハイムと同郷の出身で、暴走したアルハイムの力を秘術を用いて封じた過去があり、エルト&アルハイムVSシモンズの後もアルハイムの暴走をそれで止めている。
- ゆえに人形遣いの能力もあると推測され、二次試験第二チェックポイントのギア・ゴーレムは実は彼が操っていたのではないかという噂も出ている。
- ハイン=アエグリン
- 二次試験第一チェックポイントの試験官。眼鏡男。
- スカーレット=ルナハイネン
- キャロルの母親で階級は将軍。バンニール・ブリュンヒルデ両卿とはいつも張り合っている。
- バンニール卿
- カルマとジェダの父親で、今回の女王騎士試験の方法を立案した人物。実力を何よりも重視し、力のない者は例え息子であっても認めないなど冷酷な性格。
- シグルド=ブリュンヒルデ
- イージスの父親。女王騎士団の団長を務める人物。
- 高い権力を持つ者でありながら力や身分には執着しない性格。様々な公爵家の人間がアルマに婚約を勧めた時も、彼だけはアルマの身を案じて婚約について反対していた。
[編集] その他
- ユラ
- エルトの故郷・トアル村在住の女性。
- ヴィラ
- ブリュンヒルデ家侍女その1。ナイフ・フォークの投擲と格闘術を使う。
- ラロシュ
- ブリュンヒルデ家侍女その2。格闘術を使う。
- フランク
- ブリュンヒルデ家執事。滅殺執事拳なる格闘術を使う。
- ナーガ・スチル
- エルトとナガシゲが月光晶採取任務に当たった際、探索先の魔境で出会った少女。軽装でゴーグルをかけている。自らをトレジャーハンターの「ナガコ」と名乗るが、その正体は幾多の町や村を襲った蛇女(ラミア)で、彼女の名前は指名手配にまでなっている。しかし、蛇女の姿も町を襲うのも彼女の意思では無く、全てはナガシゲと同様「妖精の呪い」によるもので、満月の光を浴びている間だけは元の姿で自我を保てる。エルトには月光晶を探す目的を「妹が呪いにかかった」と嘘をつくが、無論真の理由は自らの呪いを解くためであった。一時はエルトとナガシゲの争いにまぎれて月光晶を手に入れ逃走しかけるが、雲によって月が隠れたせいで妖精の呪いが発動、意識を奪われ蛇女となってエルトとナガシゲに襲い掛かる。その後気絶させられたところでナガシゲの立会いのもと、エルトが彼女に月光晶を使ったことで呪いを消し去った。
- ナガシゲ(真の姿)に好意を抱いている。
- ギィ
- エルトが今回の世界新人騎士大会騎獣レース出場の際相棒となると思われる竜で、分類は風の竜王種リンドブルム。「ギィ!」と鳴くからという理由でエルトに命名された。
- 女王騎士団入団試験の二次試験「デス・トライアスロン」の後半、幼竜だったギィは住処の山で試験中のエルトと出会う。魔黒装「応えるもの」に誑かされたルカに親の竜を殺され自身も殺されそうになったが、エルトとイージスによって止められたので彼らに守られた形に。それ以来、エルトを命の恩人として見るようになった。
- その後は試験中ということもありやむを得ず山に置いていかれる。その後エルムガンドにある竜の巣窟「竜の路地裏」で他の竜を圧倒し居座るようになる。竜王種としての強力な力で周りの竜も竜騎士も跳ね除けていたようだが、それは恩人であるエルトを待っていたという理由に他ならなかった。やがて、エルトが「竜の路地裏」にやって来たことで再会を果たし、エルトの騎獣となった。僅か三日でエルトが乗りこなしていたり、ファイアランスに取り付いたルーラー(支配するもの)によってエルトが敗れた時、エルトを庇うなど、エルトと相性は良く、エルトを深く信頼してる事が伺える。
- エルトを庇って負傷した際に方翼をを失い、エルトに担がれていたが、負傷し瀕死のゼフィロードより、その魂を受け継ぎ復活する。
[編集] 魔黒騎士(ダークナイト)
- イゥエン
- 魔黒装を使って、世界を混乱させている一団の一人。性格は狡猾ながら冷静。ジークと思われる仮面の騎士とは因縁がある。
- 巨大な鎌の形状をした魔黒装を操る。また、ある程度魔術の心得もあるらしい。得意技は「アポカリプスエッジ」。
- シモンズ・マクドール
- 魔黒装を使って、世界を混乱させている一団の一人。巨大な手甲型の魔黒装「送葬手」(コンダクター)をまとう少年。優れた人形遣い(ドールマスター)だが、性格は冷酷で残忍。人をオモチャのように弄び、操る事を好む。自分の手を汚す事は嫌いで、戦闘は他人や自分が操る人形に任せる。
- 魔術で不死魔物(アンデット)を召喚したり、「送葬手」(コンダクター)の能力を使って人形や死体、果ては意識を持った人間さえも自在に操る。操られた人間は気絶したり、腕や足の骨が折れても戦い続ける。
- ラリー・ダガストル
- 魔黒装を使って、世界を混乱させている一団の一人。黒い凍気(マナ)を放つ鎧型の魔黒装「束縛するもの」(ルーラー)をまとう男。
- かつてはマクノイス魔法皇国の魔法騎士で、王=道(ワン=タオ)のライバルだった。ある戦いによって両目の視力を失い、再び戦える力を手にするために魔黒装(ダークギア)をまとった。冷気を操る魔剣術の使い手で、その力量は王の力を一時的にとはいえ封じるほど強力。エルト達との戦いの中で力を使い果たして「束縛するもの」に支配されてしまうが、最後の最後で自分を取り戻した。王にかけていた術を解除し、友である王の手によって永遠の眠りについた。
- ハヤーイン、カターイン、ツヨーイン
- 下級の魔黒装を使う盗賊団兄弟で、ひょろり長身の男がハヤーイン、太ったヒゲ男がカターイン、小柄な男が長男のツヨーイン。ハヤーインは高速移動と飛行能力、カターインは攻撃を跳ね返す超重量級の装備、ツヨーインは二本の大剣と、1対1ならエルトと張り合えるほどの剣の腕を持つ。それぞれの弱点を補う実の兄弟ゆえのコンビネーションでエルトたちを苦しめたが、団結したエルト・キャロル・クリスによって倒された。
- ブレーイン
- 下級の魔黒装を使う盗賊団兄弟の末の弟で、子供のように体が小さいスキンヘッドの男。彼の魔黒装は戦闘には向いていないようで、初めは侵入してきたエルト達の偵察役を担っていた。ところが三人の兄が倒された時、エルト達に復讐を誓った憎悪の念が魔黒装と反応、持ち主の倒れた三人の兄の魔黒装に取り込まれ合体し異形の怪物と化した。魔黒装に意識を支配された状態でエルト達に襲い掛かる。三兄弟との戦いの直後で疲労していたのもありエルト達は絶体絶命のピンチに陥り、終盤クリスが殺されかけたが、間一髪駆けつけた他の従騎士達に倒された。
- 魔黒装使い(正体不明)
- 黒いローブをまとい、イゥエン、シモンズらと共に行動している点から、魔黒装(ダークギア)を使って、世界を混乱させている一団の一人と思われる。棺のような魔黒装を背負う。
- 喋り方からして、作中に登場するとある人物とそっくりだが…?
[編集] マクノイス魔法皇国
- アザラーク・M・マクノイス
- マクノイス魔法皇国の皇子。魔法騎士団代表。
- ミサ・マクノイス
- マクノイス魔法皇国の皇女。
[編集] ワールーク帝国
- バルトハルト・ワールーク
- ワールーク帝国の武征皇太子にして機工騎士団の代表。騎士団一の冷静さを持つと言われている。
[編集] ヤパーナ国
- サクヤ・ヤパーナ
- ヤパーナ国の皇女。
- かつて愛した男に捨てられたと思っており、以後男性を信用していない。今回のアルマ姫の婚約者候補唯一の女性。アルマ姫に対しては積極的にアプローチしている。文字を書く際には毛筆を使用。
- アスカ・ヤマト
- 新人騎士大会ヤパーナ国代表。「キラー(殺刃)・ヤマト」の異名を持つサムライ騎士(ナイト)。「ソードマスター(剣豪)」でもある。
[編集] ギスカーン帝国
- ジン・ギスカーン
- ギスカーン帝国の皇子で、今回の新人騎士大会の代表にしてアルマ姫の婚約者候補。皇族の血をひいているのもあり彼の国の武闘兵団の中でも飛び抜けた実力を持つと言われている。自分のことを「オレ様」と言い高飛車な印象を受けるが小柄な見た目の通り性格や思考は子供で、アルマ姫にも軽く手玉にとられている。名前の由来は、肉料理の「ジンギスカン」である。
[編集] エルムガンド公国
- リューガ・エルムガンド
- エルムガンド公国公子にしてエルムガンド竜騎士団従騎士隊隊長、今回の新人騎士大会の代表選手でアルマ姫の婚約者候補。戦闘能力は高く、彼の愛竜「ファイアランス」との連携必殺技「ダブルストライク」は野生の巨竜(実際には飼い竜、エルトの力量を計るために嗾けた)を一撃で粉砕するほどである。おまけに文武両道、容姿端麗、その上国民の人気も高い。
- 表では完璧なプリンスなのだが、実際はかなり腹黒く、世界の騎士団でも最強と目されているアルシリアの女王騎士団代表、エルト・フォーエンハイムを出場停止に追い込もうと、大会についての書簡をすり替える工作を行った。
- その後、エルトが騎獣の捜索に出た際同行したが、強力な竜が現れたと言われる場所へ、エルトを連れて行って亡き者にしようと画策する。しかしエルトを強襲したと思われたその竜は、かつてエルトが女王騎士団入団試験で助けたリンドブルムの幼竜であったため、逆に風竜の最上位種をエルトに紹介した格好になってしまった。
- 右腕を負傷したまま騎乗訓練を強行しているエルトに、アルマ姫がその身を大事にする様叱責している最中、涙を見せてまでエルトを叱責するアルマ姫の姿と、エルトが苦し紛れに一緒に空へ飛ぼうと提案して、エルトを叱りながらも一緒に空へと飛んでいった姿に嫉妬するところから、腹黒くてもアルマ姫への思いは本物である。その後、魔黒騎士達に見込まれ、自身の愛竜ファイアランスにルーラー(支配するもの)を取り憑かせ、エルトとエルトのリンドブルムを谷底へと突き落とさせた。現在は騎竜と融合し暴走状態にある。
- ファイアランス
- 幼少の頃からリューガと共に育った竜で、リューガにはかけがえのないパートナー。曲がった二本の角を持つ一般的な形状のドラゴンで、頭部に槍の装着された兜を装着している。
- エルトに嫉妬したリューガによってルーラー(支配するもの)を取り憑かされてしまう。
- リューファイナル・エルムガンド
- エルムガンド公国公王。豪放磊落な性格で、エルトとどことなく似ている。狡猾な性格に育ってしまった息子のリューガを心配している。
- リンドブルムを従えたエルトを高く評価した。
- 二人の魔黒装使いに襲われ、奥義ファイナル公王にて応戦するがまさかの敗北を喫する。エルトに発見された時、ゼフィロード共々瀕死の重傷であった。残り僅かなマナを燃やしてエルトとギィに自らの魂を受け継がせる。悪しき力に魅入られ暴走する息子を止めるべく「リューファイナルG(ゴースト)」なる魂の存在として、エルトとギィの援護をする。
- リュービューティフル・エルムガンド
- エルムガンド公国王妃。新人騎士大会会場に現れない夫・リューファイナルの代わりに大会運営を指揮する。
- 竜王ゼフィロード
- 金色をした巨竜。代々のエルムガンド公主が契約するという竜王。言葉を話すことができ、リューファイナル同様、リューガのことを気にかけている。竜回復(ドラゴニックヒーリング)と言う回復技まで操る事から、長い年月を生きてきた事が伺える。
- 二人の魔黒装使いに襲われ、まさかの敗北を喫する。エルトに発見された時、リューファイナル共々瀕死の重傷であった。残り僅かなマナを燃やしてエルトとギィに自らの魂を受け継がせる。
[編集] 聖騎装(エンチャントギア)
- 女王の剣(クイーンセイバー)
- 女王騎士の基本武器。普段は女王騎士の証である十字架状のアクセサリだが、これにマナを込めると持ち主ごとに違った形状の武器に変化する。大剣や長剣、日本刀、槍、ツインランサー、チェーンクロス等の様々な形に変化し、特に決まった形は存在しないようである。なお王=道がよく使用する、遥か彼方の敵を貫くことができる伸縮自在の剣「万里剣」はクイーンセイバーを用いた必殺技の一つ。
- 光弾の篭手(ブリューナク)
- マナを込めて使用者の意志をトリガーとして拳状の弾丸を発射できる篭手。エルトは飛空挺が魔物に襲われた際にシャロンのを借り受け、一発の使用でボロボロにさせてしまった。
- イクステンドテイル
- アルマ姫が二次試験でエルト達3人との戦いの際に使用した聖騎装。女王騎士になったキャロルも使用。注ぎ込むマナの量により攻撃力が増加する鞭。
- 心の鏡(クルタナ)
- 受付試験で使われた聖騎装の一種。見た目はただの剣の柄だが、一定量以上のマナを込めると心の形を象徴した刃が出現する。他の聖騎装に比べて必要なマナがかなり少量で済む。受験受付試験の際、女王騎士に一番必要な要素であるマナを持っているか見る為、そして大量過ぎる受験者を一気にふるい落とすのに使われた。
- エルトの場合はアルマ姫への強い想いが具現化、会場の天井をぶち破り天高く伸びるほどの巨大なハート型の刃が表れ、試験官達を唖然とさせた。
- 双頭竜(アルトロン)(ワンオフ型カスタムメイド『光弾の篭手』)
- 嘗て女王騎士だったジーク=グラムの為に特別に作られたワンオフ(1個限りの特注品)タイプの光弾の篭手。左右一対構成であるが故に(通常の光弾の篭手は片腕用)、各々の威力を極限まで高めている。その事で通常の光弾の篭手と比較して扱いも難しく、マナ消費も格段に大きくなっている。名付け親は王=道。
- 女王暗殺犯とされているジーク専用聖騎装である為、倉庫の奥に収められていたが、エルトは王=道との決闘によって双頭竜の使用を許可された。
- タスラムアロー
- マナを矢として放つ弓。途中で拡散する矢を放ち複数を撃ち抜くことも可能で、また使用者の意思で自在に弾道のコントロールが可能。クリスが使用。
- 見えざる障壁(インヴィジブルシールド)
- 片腕に装備する盾。マナを注ぎ込むことで攻撃を弾くエネルギーフィールドを張る事が出来る。しかし限界はあるので頼り切るのは得策ではない。
- 女王の腕(クィーン・ガントレット)
- つい最近完成した篭手型の聖騎装で、女王の剣の代わりにもなるのではと言われるほど完成度は高い。腕の強化・回復機能を併せ持ち、さらに種類によって装備されている武器が異なる。
- 女王騎士団入団試験追試においてデータを集めるためプロトタイプの二つをジェダとピエールに装備させた。結果、問題無しと判断されたのか、現在も女王騎士になったジェダとピエールの主要武器としてそのまま使用されている。
- ジェダの女王の腕は数本の刃が飛び出す接近戦型、ピエールの女王の腕は銃弾?を放てる遠距離戦型。
- 俊足の具足(7リーグブーツ)
- 足に装備する聖騎装。驚異的なスピードで走ることが可能になる。
- 千里眼(クラヴェオンス)
- 眼(?)に装着する聖騎装。使用者の意思で双眼鏡のように遠くを見ることができる。ナイアスが使用。
- エアフォン
- 携帯電話のような形をした通信用聖騎装。風のマナの力を借りることで離れた場所にあるエアフォンと通信ができる。ただし、風のマナが届かない所とは通信できないので万能ではない。なお、かける側は自らのマナを消費する。
- フライパンアタック
- 試作の聖騎装。アダムスキーUFOを髣髴とさせるデザインの乗り込み形聖騎装で、複数の聖騎装を装着できるらしい。しかし、クリスの裏拳一発で吹き飛ばされてるところから、まだまだ実用段階ではなさそうだ。そのユニークな外見から、おそらくギャグ目的での登場と思われる。
- メガネビーム
- イヌヲの見た夢の中でクリスとアルハイムが使った隠し聖騎装で、実在はしない。一見ただの眼鏡だがマナを込めることで光線を放つことができる。使用後しばらくは使用者の視界が悪くなるとのこと。
[編集] 魔黒装(ダークギア)
- 応えるもの(アンサラー)
- ルカに宿った魔黒装。形状は、通常時は左手と一体になった湾曲した片両刃の大剣で、ルカの感情が激しい時は両刃の異形の大剣となる(※片両刃:史実に存在する小烏丸と同様に、片刃剣の特徴を持たせたまま、部分的に両刃を実現している刃を指す)。
- 魔黒装自体の性格は比較的主を立てる奥ゆかしい性格。
- 刈りとる刃(ハーヴェスター)
- ジェダに宿り、その後カルマに宿った魔黒装。形状は右手と一体になった巨大な鉤爪。自己主張が強く、貪欲にマナを求める性格。
- 束縛するもの(ルーラー)
- ラリーを宿主とした魔黒装として初登場。普段は鎧として主を守っているが、主の力が衰えると自我が目覚め、主の肉体を支配する。鋭い触手を伸ばし、敵のマナを吸収する。
- 王=道に傷を負わされたためラリーから離れ逃げ出したが、その後はイゥエン、シモンズの仲介によってリューガの愛竜ファイアランスに取り憑くこととなる。
- 送葬手(コンダクター)
- シモンズが使用する魔黒装。巨大な手甲のような形をしており、掌の中央に眼を宿している。シモンズの両肩に装着されており、第三、第四の腕として使う事も可能。糸のようにしたマナを目標物に取り付かせて操る「憑依操装」(ゴーストハック)という能力を持つ。
[編集] 国家・組織
- アルシリア王国
- エルトたちが住む王国。代々女性の王によって治められており、女王に忠誠を誓う女王騎士(クイーンナイト)の力によって平和を保っている。小国ではあるが大陸のほぼ中央に位置しており、この国を領土にできれば戦略的に有利なため、各国から重視されている。また女王騎士による軍事力もあり、クイーン・アルテリーナの外交手腕にもよろうが、周囲の大国と互角の存在と認められている。
- マクノイス魔法皇国
- アルシリアと接する大国の一つ。魔剣術と呼ばれる技を使う魔法騎士が存在する。優れた魔法技術を誇り、魔法鉱物の生産も大陸一。
- ワールーク帝国
- アルシリアと接する大国の一つ。機械工学に優れており、マナをエネルギーとして最初に扱えるようにした国家。マナをエネルギーパック化した特殊装備を操る機工騎士によって守られており、機工騎士団の統率力は世界一と言われている。
- ギスカーン帝国
- アルシリアと接する大国の一つ。広大で豊かな国土を持つ国家で、農作物の生産量は世界屈指。素手による格闘術を使う武闘兵団を所有している。
- エルムガンド公国
- アルシリアと接する大国の一つ。山岳地帯を領土とし、大陸で最も多くの竜が住んでいる国。竜を操る竜騎士(ドラグーン)によって構成された騎士団を所有している。文化の中にも竜が浸透しており、王や大臣らは竜を模した仮面や服装をしている。
- ヤパーナ国
- アルシリアと接する大国の一つ。四つの島によって形成された海洋国家。首都は神都サガ。カタナソードを使う侍ナイトや、暗殺能力に長けた忍者(ニンジャファイター)と呼ばれる騎士たちによって守られている。日本がモデルらしい。
- なおこの作品中においては、この国へのエクソダスなどは確認されていない。
- イヌオの母方の故郷でありハラキーリ(腹切)やシュートーメ(姑)なる言葉が存在する。
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