安治川口駅
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安治川口駅(あじかわぐちえき)は、大阪府大阪市此花区島屋6丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)桜島線(JRゆめ咲線)の駅。アーバンネットワークエリアに入っている。
日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅を併設する。大阪近郊の貨物駅の中では近代化された設備を持ち、機能的な駅である。
なお、民営化後しばらくはJR貨物の職員が改札業務を行っていた。現在はJR西日本が直営で業務を行っている。
目次 |
[編集] 駅構造
JR西日本の駅は島式1面2線のホームを持つ橋上駅。改札口は1ヶ所のみ。近年みどりの窓口が設置された。
- のりば
- ■ 西九条・大阪・京橋方面
- ■ ユニバーサルシティ・桜島方面
[編集] 貨物駅概要
- 駅構造
1面のコンテナホーム、着発線荷役方式(E&S方式)を採用した着発荷役線が2本、留置線群や着発線がある。2001年5月7日より着発線荷役方式を採用した駅に改装された。
海に面した場所にはJR貨物の関連会社の関西化成品輸送の化成品タンクがあり、そこまで構内側線が続いている。ここでは液体塩素などの化学薬品をあつかっている。また、私有貨車やタンクコンテナの整備を請け負っている。
- 取扱貨物
- その他
- 当駅と東京貨物ターミナル駅の間にM250系貨物電車による高速貨物列車「スーパーレールカーゴ」が1日1往復運行されている。
- かつては住友金属工業製鋼所へ同社が保有する専用線が続いていた。
- 改装される前のコンテナホームは現在のユニバーサルシティ駅の東側付近にあった。
[編集] 駅周辺
[編集] 利用状況
2004年の1日平均の乗車人員は約10,900人である(出典:大阪府統計年鑑)
[編集] 歴史
- 1898年(明治31年)4月5日 - 西成鉄道の駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 国有化。
- 1940年(昭和15年)1月29日 - 駅構内でガソリンカーの脱線転覆火災事故が起きる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR西日本・JR貨物の駅となる。
- 1999年(平成11年)11月27日 - 橋上駅化。
- 2001年(平成13年)3月1日 - JRゆめ咲線の愛称使用開始。
- 2001年(平成13年)5月7日 - 貨物駅が着発線荷役方式(E&S方式)を導入。
- 2004年(平成16年)3月13日 - M250系貨物電車によるコンテナ列車「スーパーレールカーゴ」の営業運転を開始。
[編集] 隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■桜島線(JRゆめ咲線)
- 普通(シャトル列車含む)
- 西九条駅 - 安治川口駅 - ユニバーサルシティ駅
- 普通(シャトル列車含む)