安田祥子
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安田祥子(やすだ さちこ、本名:澤田祥子(さわだ さちこ)、1941年9月9日 - )は日本の声楽家、童謡歌手、ソプラノ歌手である。群馬県桐生市出身。神奈川県川崎市育ち。東京芸術大学大学院修士課程修了。夫は元在日オーストリア通商代表部理事の澤田久雄(澤田廉三・美喜夫妻の次男)、妹は歌手の由紀さおり。
小学生時代にひばり児童合唱団に所属。その後コロムビアに所属、童謡歌手として活躍した。東京芸術大学に進学し、卒業後は同大学の大学院に入学、修士課程修了。またニューヨーク・ジュリアード音楽院、ロチェスターイーストマン音楽院で音楽を学ぶ。
東京芸術大学講師を18年続けたが、コンサート活動に専念のため勇退した。ボイストレーナーとしての功績も大変大きい。
1982年に妹・由紀さおりのコンサートに参加したことで、姉妹での活動が始まった。1986年に姉妹でスタートさせた童謡コンサートは国内、海外での公演を続け、2005年秋、20周年のコンサートツアーをスタートさせる。
本来はマイクを使わなくても会場の最後尾まで聞こえるほどの声量を持つが、最近はテレビ・ラジオなどの歌番組の技術上の兼ね合いによりマイクを使うことが多い。
由紀さおりとの童謡は、老若男女を問わず、心に染み入る歌を与えてくれる。日本の童謡ブームの火付け親とも言えるだろう。
姉妹での音楽活動は後に、岩崎宏美、良美姉妹などに影響を与えた。
[編集] エピソード
- 清水アキラに物真似されている。その物真似たるや、しわだらけの顔にしたあまり安田をよく見せていないものであるが、本人は怒るどころか感激しており、「大変嬉しい。物真似されて光栄に思います。」とのコメントを残している。