寺川綾
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寺川 綾(てらかわ あや, 1984年11月12日 - )は、日本の競泳選手。種目は背泳ぎ。身長172cm。血液型O。イトマンスイミングスクール所属。2007年3月近畿大学を卒業の見込みで、同大学入学後は日本水泳連盟には「近畿大学の学生」として登録している。
[編集] 略歴
大阪市出身。2000年4月、近畿大学附属高等学校入学。2003年同校を卒業し、近畿大学に進学した。
水泳は3歳から始めた。地元を本拠地としていたイトマンスクールで頭角を現し、選手コースで力をつける。先輩には千葉すず、その夫でもある山本貴司、同じ種目の選手である中尾美樹(シドニーオリンピック競泳女子200m背泳ぎ銅メダリスト)がおり、彼らは学校の先輩ともなった。特に中尾は、引退後も大学職員として寺川をサポートし続けてきた。
高校2年生だった2001年、福岡市で行われた世界水泳に出場。中継を担当していたテレビ朝日での番宣CMに出演した際、照れながら言った「声援ください」の一言で一躍注目を集め、後に“ライバルである一方で良き親友”という関係となった同じ種目の伊藤華英とともに、美人女子高生スイマーと言われた。2002年に横浜市で行われたパンパシ水泳では、200m背泳ぎで2位に入り、自身初の国際大会でのメダル獲得となった。
大学2年生で出場したアテネオリンピック (2004年)では、200m背泳ぎで8位入賞を果たす(このとき銅メダルを取ったのが中村礼子)。しかし、その後は激しいライバルとの戦いの中で敗れ去る状態が続いている。事態打開のため米国でトレーニングをするなど努力を続けているが、2006年シーズン(2007年3月の世界水泳終了まで)は、ついに日本代表から漏れた。この悔しさをばねに、北京オリンピック出場を目指す。
2007年4月付けでのミズノへの入社が内定。今後は社員選手として競技を続けることになるが、同社がSPEEDO水着事業から撤退することを発表しているため、伊藤とともに同水着の宣伝を行っている寺川の対応が注目されている。また、英会話のジオスのコマーシャルにも出演している。
[編集] 戦績
- 第9回世界水泳選手権福岡大会(2001年)
- 女子200m背泳ぎ 8位
- 第9回パンパシフィック水泳選手権横浜大会(2002年)
- 女子200m背泳ぎ 銀メダル
- アテネオリンピック (2004年)
- 女子200m背泳ぎ 8位(タイム:2分12秒90)
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