小宮文人
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小宮文人(こみやふみと、1948年 - )は、日本の法学者で、北海学園大学法学部法律学科教授。専門は労働法、社会保障法、労使関係論社会学(社会福祉関係含む)だが、特に日本や、英米法圏の解雇法制を研究。
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[編集] 経歴
- 1948年神奈川県生まれ。
- 1972年北海道大学法学部卒業後、川崎製鉄勤務。
- 1977年北海道大学大学院法学研究科で法学修士。
- 1981年北海学園大学に講師として着任。
- 1984年カリフォルニア大学バークレー法科大学院で法学修士。
- 1992年北海道大学法学研究科で法学博士。
- 1996年ロンドン大学経済政治学院大学院で博士号(Ph.D.)を取得し、現在に至る。
- 2006年より北海学園大学法学研究科長。
- なお、海外ではベース大学(アメリカ)、ルーヴァン大学(ベルギー)で客員教授を歴任した。
- 現在は教授職のほか、日本労働法学会理事、北海道人事委員会人事委員(非常勤)。
[編集] 主著
[編集] 単著
- 『英米解雇法制の研究』(信山社出版, 1993年)- なおこの時に沖永賞を受賞している。
- 『イギリス労働法』(信山社, 2001年)
- 『現代イギリス雇用法‐その歴史的展開と政策的特徴』(信山社, 2006年)
このほか近年は日本の労働法を欧米に紹介するための翻訳活動も精力的に行っている。
[編集] 共著
- (道幸哲也)(島田陽一)『雇用をめぐる法律問題』(旬報社, 1998年)
- (濱口桂一郎)『EU労働法全書』(旬報社, 2004年)
- (角田邦重ほか)『新現代労働法入門(第3版)』(法律文化社, 2005年)
- (北海道大学労働判例研究会)『職場はどうなる労働契約法制の課題』(明石書店, 2006年)など