山防地区
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山防地区(さんぼうちく)は山口県中部地方の呼称の一つ。旧周防国西部に位置する地域を指す。『県央地域』とも呼ばれる。『山防地区』の呼称は学区関係で呼ばれることの多い名称である。
なお、気象庁(下関地方気象台)発表の天気予報における区分では単に『山口・防府地区』と呼ばれ、周南・北玖珂地区(下松市、岩国市(錦町・本郷町・美川町・美和町)、周南市)を含めて『山口県中部』と呼ばれる。
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[編集] 含まれる市町
[編集] 都市圏
2市1町で“山口・防府広域都市圏”を形成している。山口市・防府市の両市では相互(防府市から山口市へ、あるいはその逆)に通勤する姿が多く見られ、両市をつなぐ国道262号は通勤時間帯を中心に交通量が増加傾向にある。
県及び山口市では広域都市圏で合併し、県都に人口30万人以上の中核都市を形成したいという機運が高まっているが、防府市の松浦正人市長は、(市役所の移転など、合併後に市政運営で主導的な立場をとれないと見込まれる)現状ではこれに否定的である。事実、山口市が2005年(平成17年)10月1日に新設合併する際には、当初防府市を含めた2市4町での合併協議を行っていたが、新市の名称と市役所位置を巡って防府市が反発、合併協議会が休止に追い込まれた経緯がある。
なお、山口市のうち、旧阿知須町は、元来宇部都市圏(厚狭地区)に含まれており、宇部市とのつながりが比較的深かった。